見出し画像

さつまいも,シュクレ,ブリゼのストック 魔女暮らし日記 10.2.2021

早起きしてパンを焼くのは気持ちいい。
冷蔵庫と冷凍庫のストックを見ながら、フルーツやハーブティンクチャーを組み合わせて。
あと今の家族の体調なども考えて、ぴったりのパンを焼くのはたいてい土曜日だ。

美味しいものにこだわるので、バターや砂糖も使う。
マクロビも作るが、いつもそればかりを食べ続けるということは嫌い。
なぜなら魔女や魔術で考えられている基本は、バランスをとることだから。

なにかに偏ってはいけない。多すぎても少なすぎてもいけない。
これは案外難しいことだ。人間はラクなほうに流されるし、好きなことは我慢できないから多くとりすぎてしまう。そして嫌いなことは遠ざける。

好きなことを仕事にしているからラクしていると思われがちなわたしだが、仕事全部が好きなわけではないし、そのなかの嫌いなことまでやらないという選択をするとデメリットがあるので、我慢してやることもある。
なんでも二面性というものはつきものだよね、とも思っているからそれでストレスにはならない。

つまるところ、問題なのは肉が好きだから肉だけ食べるとか、忙しいから毎日コンビニとか、偏ってしまうことで。たまにそういう食事をするのはいいけど、毎日やってしまうと体も偏ってしまう。

そもそも季節の巡りによって必ず偏る。
気温や湿度、天気でも体調は変化する。女子なら月の満ち欠けでも感じとる。

だから魔女は、朝の祈りのなかで自分と対話し、今日の調子をたしかめる。家族や友人と話し、顔色や雰囲気を感じとり、調子をたしかめる。

それから庭や畑へ行って、植物たちの調子をたしかめる。
光っているものがあればそれを収穫する。
そして体調に合わせてそれを調合する。熱を加えるのか、生食なのか。
それだけでもかなり変わる。

余談だが、ファスティングが流行るもっと昔から、わたしは持病を治すために酵素を勉強していてアメリカまで行ったことがある。そのとき生食(ローフード。火を通さない食事)にハマっていた。すべて冷えたものを食べていた。なぜなら酵素は熱を加えると失われるから。

病気が腸だったから、腸をじょうぶにするためには酵素。ここまではいいんだが、ローフードだけを取り続けた結果、体調はもっと悪くなった。具体的にいうと、冷たいものを食べるので体は冷える。そうすると基礎体温が下がり、新陳代謝が悪くなる。それによってお肌のシミや吹き出物ができる。利尿も便通も回数が減り、膀胱炎になりかける。冷えているので手足がむくむ。

ファスティング(断食)すると便通がよくなるのは、環境が変わると腸はリセットするためにゆるむ。でもずっと飢餓状態は社会人は無理。わたしの先生のように仙人みたいな暮らしをしないと小食でも無理だと思った。
なので短期間ファスティング(3日とか)はいいと思うが、長期間や、酵素だけをとり続けるやり方はおすすめしない。わたしの経験上だけどね。

まとめると、それだけ食べて良くなるというのはない、バランスがだいじという話。わたしが癌だったころ、体が冷えているのが原因だから温めようと思って、飲み物を生姜紅茶に置き換えた。けっして生姜紅茶だけで生きてたわけではない。病気を治すためにあえて小食にしたり調整はしたが、体を温める食べ物(鍋とか)を食べていた。

その後、手術をして、癌が消えて再発もなく、定期検診もなくなった。いまは生姜紅茶は飲んでいないが、体が冷えたりむくんだりアレルギー症状がでたときは、温かいものを食べたりする。

なにが言いたいかというと、そういうふうに臨機応変に体調に合わせてなにを食べるか決めることができるための、知識をもつのが魔女だ。
べつに食べたいものを食べればいいじゃんと、そこまで考えて食べたくないと言われるが、それはわたしが病気に苦しんできた過去があるからだし。
とは言っても病気になるときはなるから、こだわりすぎてもだめだと思っている。

だが、こまけぇこたぁいいんだよ!
確実に!言えることがひとつある!

画像1

美味しい、旬のものは、正義!

とにかく旬のものを食べれば健康になるとか、有名な誰かも言っていたような。(イギリス人の先生は「1杯のワイン」とも言ってたけど)

ということで、無農薬・月の暦栽培している我が畑の作物に絶対的な信頼がある!
最近はさつまいもの収穫がやっと終わったところで、次々と熟成させつつ、味見をしており。

画像2

これは見た目あんぱんだが、中身がシルクスイートのさつまいもあんのパン。もだえるうまさ。
さつまいもと胡麻はなぜこんなに相性良すぎか。

よくパン屋さんにあるゴロゴロしたさつまいもフィリングも作ってみた。

画像3

容量の半分は砂糖を入れて、大鍋で煮込む。
パンもいいけどこのフィリングでパイもいいなあ。

わたしのなかで「カロリー爆弾」「糖質制限」という単語はもはや消え去っている。
GI値は気にするが、いいタイミングで糖分をとらないとミスることが多いお年頃になってしまった。
グルコースもたくさんないと気持ちが沈んでしまうからね。
ただたくさんとりすぎるのはよくない。腹は6分目くらいを心がけている。

画像4

レシピにはハーブティンクチャーを使ったものが多い。
祖母はイチジクが好きでよく煮込んでいたようだが、それにも隠し味で入っていたようだ。

わたしは少しアレンジして、先日作ったシナモンのハーブティンクチャーにイチジクをひたしてみた。

血のように真っ赤なシナモンの液体が、イチジクを濡らす。
なんかホラーのようにも見えるし、エロティックな雰囲気もある。あ、ホラーとエロは一緒なんだ、愛と死は表裏一体だから!
などと納得しつつ、イチジクと胡桃とカシスのパン。

画像5

最近、ライ麦を入れた酸味あるパンがお気に入り。
カシスジャムを入れたヨーグルトを塗って食べるのも好き。

このパンのコンセプトが実に「ほんとうは恐ろしいグリム童話の白雪姫」ぽいんだけど伝わるかな…。

とにかくドキドキムラムラするヒロインになれる。

画像6

それから、まだまだあるさつまいもや、これから収穫する梨や柿のためにタルト生地を大量にストック。ついでにほうれん草のためにキッシュ生地も。

タルトのほう(シュクレ)は、いつもはマジパン・ローマッセを使うのだが節約レシピに改良中。

キッシュ(ブリゼ)は、マクロビだ。このブリゼはまじで美味しい。キッシュこそマクロビで食すべきでは?と思えるほど。

安納芋もとれたのであんを作っている。
小技なんだが、ジップロックの片側下部を三角形に開けておくと、使う時解凍してそこを切れば絞り袋になってラクなの。
そして表記してる分量は、18cm型1台にぴったりな量でおすすめ。あんはパンが16個できる計算。

画像7

冷凍庫がぱんぱんだ〜でもこれでラクにタルトやキッシュが焼けるぞい。あ、アーモンドクリームのストック作るの忘れてた…


今日も善い一日を。


黒猫魔術店blogのリンクも、Amazonリンクもnoteに貼れない現象が続いている。うーん、まとめずらい。早く直って~。


サポートして頂けたら、魔術研究の支援に使わせて頂きます。皆様により良い情報とデータを開示することで生き生きとした魔女活・魔術ライフになるよう願っています。