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蕁麻疹ティー,バジルフォカッチャ,シナモンロール 魔女暮らし日記 7.1.2021

曇り空に透き通る風が抜ける夜明け。こんなに心地よい風が吹くのに、昨日の夜はさんざんだった。

なかば気づかないふりを通そうと思っていたが、それもできそうにない。小さな住人たちのせいにしようとも、虫除けスプレーをしたので、そうにもいかない。

晩御飯も早々に終わり寛いでいた夜10時頃からわたしの体に異変があり。全身を虫が這うような強烈な痒みが襲う。むろん実際に虫もいないし、残念だが霊のようなホラーでもない。単純な蕁麻疹だ。

痒くなってかくと水疱のような、虫刺されのような丸い形のものが表れ、あちこちにできる。でも、これは短時間で消えることを知っている。そういう種類の蕁麻疹。

食後だいぶ経っているし、食物アレルギーではないことはわかる。しかしこの蕁麻疹は何が原因なのかはっきりわからないのだそう。だから痒いけどかかずに放置するのがいいらしい。

痛みには強い方だし我慢しやすい。でも痒いのを我慢するのはつらい。つらいつらいと思いながらいつの間にか寝ていた。

朝起きると蕁麻疹は消えていた。だいたい夕方に発生して朝に消えることも知っている。アレルギーの薬はどれもわたしには合わなくて、飲むと手が震えて頭が働かなくなる。極力飲みたくないので、どうしたもんかと悩んだ末に、浸剤を調合することにした。

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いわゆるハーブティーとして飲むもの。先日ティンクチャーも作ったが、症状によってはハーブティーの方がよかったりする。
そういえば、最近暑いから冷たいものばかり飲食していた。トマトやきゅうりやトウモロコシを食べていて米を食べていないし、アイスコーヒーやモヒートばかり…身体を冷やすとアレルギーになりやすい(ついでにシミ・ソバカスもできやすい)のだ。
ということでホットのハーブティーを起きてすぐに摂取しよう。

皮膚の痒み・蕁麻疹に

ネトル…3
カモミール…2
カレンデュラ…1
レモンバーム…1
ハーツィーズ…1

緑茶と割って飲む・1日3回

ただし薬のようにすぐ効くわけではない。症状がでてから飲むものではない。ハーブティーで抽出できる成分は水溶性なので、一日に何杯かにわけて飲む必要があるし、例えば花粉症の場合は症状がでる3ヶ月前から飲まなければいけない。

さらに妊婦や授乳中の人にはダメなものもあるし、薬の飲み合わせによっては禁忌もある。ハーブも葉、花、根、茎、どの部分を使うのかも違うし、抽出方法も考慮しなければいけない。日本では観賞用として栽培されたものは食べれない品種だったり、薬がかかっていたりするので安全かどうかも考えなければいけない。なので、こちら使う時は、ややこしいし難しい分野なので、自分で調べてからどうぞ!

と、長々しく諸注意を書いておいてなんだが、実はわたしはハーブティーはあまり得意ではない。子供の頃、「こんな草の味がするものをどうして飲まなければならないのか!しかも3回も!」と思っていて、今も先入観から苦手なのだ。

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なのでわたしが作るハーブティーは紅茶や緑茶などで割るスタイルが多い。今回は抗菌、殺菌作用であるタンニンを含む緑茶で割っている。ネトルには相性がいい組み合わせだ。これだけだと渋さしかないし、疲弊した我が心のために鎮静のカモミールやマリーゴールド、レモンバームもいれている。
…緑茶にカモミールのリンゴの香りと甘さが広がるような、清涼感がある。おいしい(飲める!)

ハーブティーにいちいち生花が浮かんでいるのって素敵。
「西の魔女が死んだ」でも、出されたお茶にはこうしてカモミールが浮かんでいたっけ。
このカモミールは、昨日花が咲いた。一日待ったら、ちょうどよい摘み頃になっていた。おそらく浮かべた花が特に香りがするのだろう。心がほわっとした。

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ハイビスカスの終わった花がら摘みも毎日の日課。
次々と花を咲かせてはぼたぼたと花が落ちる。つぼみもまだまだある。ホームセンターで1500円くらいで、夏の楽しみにしてはコスパがいい。冬は家の中に入れて防寒しなきゃいけないのが面倒ではあるが、可愛い子は許してしまう。

猫が大好きなハーブ、キャットニップに花が咲いた。「くつろぎ」らしくかわいらしい花だ。葉も花もくつろげる香りがする。

これもハーブティーに入れても良かったな。
心が疲れて、くつろぎたい時にお茶にして飲んでみよう。蜂蜜と合いそうだな。

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先日作ったバジルソース(ペースト)でフォカッチャを焼いてみた。
ごはんもおやつも、トマト!きゅうり!トウモロコシ!ナス!の日々が続いており、でもハーブと合わせると無限に食べれるので、必然的ダイエットだと思ってぱくぱく食べている。お陰でお通じが良し。

しかしとうとう、パンが恋しくなって、久しぶりのグルテンを摂取!
ふんわり、カリカリ。バジル、ガーリック!
バジルソースって焼くとふりかけのようになるのか。

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そして久しぶりに焼いたシナモンロール。
ちょっとお高い干し葡萄(山形県米沢市産)もいれて…うまみがやばい。いつものレーズンと違って、大きくて甘みがある。甘ったるいシナモンロールが苦手で砂糖の分量は抑えてあるが、干し葡萄が甘いから十分だ。しあわせ…

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そしてこのあと、仕事の合間でコーンポタージュを作る。ほんと夏は畑の収穫物を加工するのでてんてこ舞いである。

簡単に買ってきたもので済ますときも、もちろんある。
でもやっぱり魔女畑でとれたハーブや野菜たちが美味しいし、なによりわたしたちはエネルギーを戴いて生きているのだから、単なるカロリー摂取をするロボットのようになりたくない。どうせエネルギーを戴くのなら美味しく調理したい。

しかしハーブティーは、わたしは美味しさは二の次だと思っている。そもそも美味しくないと思っているせいもある。美味しくしようとすれば、ミントやレモングラスを入れればだいたい美味しくなるけど、ずっと飲めるかというとわたしはノーだ。

わたしはどうしても、メディカルハーブとしてのハーブがいいと思ってしまうので、きちんと成分や効果を考えたい。そのために毎日の自分の体調の変化を内観し、客観視して分析したい。そしてそれに合わせたハーブや野菜、調理法をしていきたい。きちんとその植物自体のエネルギーを最適なかたちで身体に取り入れたい。
おそらく魔女は、自分の内観・客観視・分析から始まる。

今日も良い一日を。

気になっていたこちらの本、kindleで読み始めた。今途中だが、めちゃくちゃ面白いし、描写がきれいで、飽きない。すいすい読める。他のレビューも高評価だったんだな~

これもとてもいいお話なので魔女の皆さんはぜひ読んで欲しい!

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