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温度差


① 米景気、軟着陸期待つなぐ

「今回のデータはFRBに次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げを迫るには不十分だが、24年の利下げ観測は少し先送りされるだろう」。米証券ジェフリーズのトーマス・サイモンズ氏はこう指摘する。
(中略)
11月の雇用統計が強さを示したことで「労働市場がすでに急激に弱体化し、ハードランディング(景気の急減速)が差し迫っているとの懸念は薄れた」と運用会社ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのグレッグ・ウィレンスキー氏はみる。8日は金利が急上昇するなかでもダウ平均は前日比で130ドル(0.4%)上昇し、1週間ぶりに年初来高値を更新した。

日本経済新聞

今週のCPIまでまだ予断を許さない状況だけど、改めてアメリカの強さを感じさせる状況にゃ。いつもどんな楽観的な内容の記事でも最後は不吉なことを暗示する日経さんだけど、そんな日経さんでも今回はその懸念点の中身がちょっと弱かったにゃ。だからあえて言うにゃら、今はかなり総楽観的なムードににゃってる可能性が高いから何らかのショックが起きても動じない心構えが必要かもにゃ。

② 中国家計にデフレの芽

中国国家統計局が9日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は2カ月連続で前年同月比マイナスとなった。自動車など耐久財が値下がりした。雇用や所得への不安を拭えない家計の財布のひもは固い。デフレの足音が迫っている。
(中略)
消費者に節約志向が浸透しているのは、雇用や所得の改善が遅れているためだ。人材会社の智聯招聘によると、7~9月の求人で企業が提示した月給は前年同期より0.5%減った。2期連続のマイナスだ。

日本経済新聞

落ち着いてきたとはいえ日本ですらプラス圏で推移するCPIが2カ月連続でマイナスってにゃかにゃかなインパクトにゃ。不動産不況に始まりデフレに陥るってまさに日本の辿ってきた道だけど、それでもまだ中国が日本化すると決めつけるのは早計にゃ。逆張り的な考えから行けば、中国リスクで敬遠されてる銘柄の実力をじっくりと吟味して選別していく好機と捉えてもいいかもにゃ。

③ EV保護主義、欧州で拡大 中国依存低減図る

スコア算定のため部材の生産や組み立て、輸送による炭素排出量について地域や国ごとに係数を設けた。原子力発電や再生可能エネルギーによる発電比率が高く、生産拠点と販売地の距離が近い欧州生産が有利となる。アジアで生産するEVの大半はスコアが規定を下回るとみられている。
(中略)
仏紙ラトリビューンによると、欧州域内で新工場の建設を検討しているBYDは対抗措置として「(補助金)対象外になるなら、工場はフランスに建てない」と主張しているという。

日本経済新聞

EVに関しては欧州の方がアメリカ以上に保護に躍起ににゃってる感じがするけど、中国はEVの生産販売はもちろん、その原材料となる希少鉱物も大半を握ってて、ほぼ川上まで支配してるから正直痛くも痒くもにゃいんじゃにゃいかと思ってしまうけど果たして…
日本車もかつては安さと品質で世界を席巻して叩かれたことがあるし、にゃんかこういうところも中国も似てますにゃ。

そして日本は給料が伸びにゃいから耐久財の買い替えサイクルが過去最長に伸びてるっていう記事もあったにゃ。

【参考】 車や家電など耐久消費財、使用年数過去最長に


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