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説明書を捨て、未来へ出よう


① 〈展望2024〉市場と企業 株価「失った35年」阻止

世界の市場に今、日本経済の「不都合な真実」が3つ浮かんでいる。第1は、34年も株価の最高値を超えられない主要国は日本だけという、その埋没ぶりだ。
(中略)
第2の不都合な真実は、一見健闘しているようで、世界の背中が遠のいていく企業の稼ぐ力だ。株価が世界から取り残された原因でもある。
2022年の労働生産性は、経済協力開発機構(OECD)に加盟する38カ国中、過去最低の30位に落ちた。ポーランドやポルトガルなど、競争相手として意識しにくかった国々にも抜かれた。
(中略)
不都合な真実の第3は世界景気の軟着陸期待が広がる陰でショックの芽が膨らんでいることだ。米3カ月物の金利を長期金利が下回り、金融危機や景気後退の予兆と市場が恐れる逆イールドは約300営業日に及ぶ。確認可能な1980年代以来最長を更新中だ。
「何かが壊れる」。米エバコアISIのカリスマエコノミスト、エド・ハイマン氏は11月、東京で市場関係者に衝撃に備えるよう警告した。

日本経済新聞

株高で沸いた今年の日本市場だけど、冷静にみれば世界からどんどん置いてかれてる状況に変わりはにゃいですにゃ😿 あと不吉にゃのはアメリカの逆イールドの期間が最長を更新してるということ🙀
にゃんか今年は日本の株高といい、予想外の強さを見せたアメリカといい、色々と説明のつかにゃい出来事が数多く起こった年でしたにゃ😎


② 【ポジション】「安すぎる円」解消できず

国際通貨研究所によると、最新の11月時点で企業物価指数ベースの購買力平価は90円、消費者物価指数ベースだと108円。11月の実勢相場との差はそれぞれ59円と41円にもなる。これは円安方向への乖離(かいり)としては、ともに1973年以降で過去最大だ。
(中略)
大和証券の城山健吾ストラテジストは安すぎる円の背景に関し「労働生産性の低迷が円の購買力の低下を招いている」と分析。企業が物価の上昇を超えて賃金を上げられず、海外と比べても過度に低い金利が定着して、円売りを招いている。

日本経済新聞

ここでも労働生産性の低さが指摘されててイヤになっちゃうけれど、円相場を購買力平価でみたらここでも説明がつかにゃいことが起きているんですにゃ🤑 原発がこれからどんどん再稼働すれば経常収支の改善につにゃがって過度な円安も是正されるという分析もあるみたいだけど、ひとえに新陳代謝の悪さをどうにかしにゃいといけにゃいですにゃ😾

色々と説明できない現象が多すぎて困ったものだけど、それも無理はにゃいというのが次の記事にゃ⏬

③ 【FINANCIAL TIMES】来年の経済予想は複雑に

理由は3つある。まず最も明らかなのは、新型コロナウイルス禍とそれに対する政策によって、従来の経済モデルを使って米国や世界の経済の先行きを予測するのが非常に難しくなっている。雇用や賃金など様々な主要指標は、多くの地域で過去とは異なる動きをみせている。
第二は、米中の分断や国内産業育成を目指す政策の強化で各国の財政政策や貿易関係が様変わりしているためだ。この傾向は来年の米大統領選で誰が勝利しようとも続くだろう。
第三は、金利変動の影響が企業や消費者にまだあまり及んでおらず、この傾向が数年続くと思われるためだ。金利は現在も過去数十年に比べはるかに高い水準にあり、24年にある程度引き下げられたとしても、依然として高い水準にとどまる。
一方、多くの資金の借り手はインフレが始まり金利が上がる前に調達を済ませている。こうしたコストは一気にではなく徐々にリセットされていくことになる。よって一度に何か大きな出来事が発生するというよりゆっくりとした動きになり、そのことはむしろ予測できないような混乱を招く可能性がある。

日本経済新聞

にゃるほど、コロナ禍の未曾有の財政出動でお金がばら撒かれた状態で、矢印が一斉に内向きににゃってインフレが起き、金利を上げてみたもののまだばら撒かれたお金を吸収しきれずにいるからさほど大きなショックも起きずに今年は乗り切れた、ということですかにゃ? 
今年はじめにsvbが破綻したように、そういった小さくはにゃいけど大きすぎはしにゃショックがこれからは断続的に起こっていく、というようなイメージ?

いずれにせよ、これまで通用していた説明書がもはやこれからあまり役に立たにゃくにゃってきそうな予感がしますにゃ😼

きょうは大納会、一年お疲れ様でしたにゃ。


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