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砂時計


① 【迫真】商品市場動乱1 オレンジジュース消えた

チョコレートの原材料であるカカオ豆は国際価格指標のロンドン先物が10月17日、1977年以来46年ぶりに過去最高値を更新し、同30日には1トン3385ポンドまで上昇した。2023年に入り、最大生産国であるコートジボワールで多雨が頻発し洪水被害で品薄感が強まった。
 砂糖の原材料である粗糖の国際価格も10月25日、11年以来約12年ぶりの高値を付けた。主要生産国インドで歴史的な少雨に伴う干ばつが発生し、不作懸念から上昇に拍車がかかった。
 原材料の調達そのものが困難になり、販売休止に追い込まれた商品もある。食卓に浸透したオレンジジュースは今春、店頭から姿を消した。原材料のオレンジは主力産地の米南部フロリダ州で2年連続でハリケーンに見舞われ、生産が激減した。

日本経済新聞

世界的な天候不順でいろんな農産物の価格が高騰しているにゃ。日本はそこに円安も加わってさらに跳ね上がるというダブルパンチ状態。去年は半導体不足が直撃したけど、これからはより身近な食べ物が足らなくなって混乱も起きてしまうのかにゃ?

② 住宅着工、資材高が冷やす

国土交通省の住宅着工統計によると、1カ月あたりのブレを除いた3カ月移動平均の着工戸数(季節調整済み)は9月に6万6300戸となり、前年同期比で7.7%減少した。新型コロナウイルス禍で需要が落ち込んだ2020年6月の6万6700戸を下回った。リーマン・ショックや東日本大震災の影響が残っていた11年12月に並ぶ低い水準だ。

日本経済新聞(金岡弘記、山口和輝)

食べ物に限らず資材の高騰も顕著にゃ。都区部のマンションの平均価格が1億を超えて景気がよさそうに見えたけど、人件費の高騰も相まって着工件数は歴史的に低い水準に落ち込んでるにゃ。それでも日本は1人あたりの件数は海外と比べると多いらしく、またマンションを建てようにも土地がないっていう事情もあるようで、建設費だけの問題でもなさそうにゃ。

③ 【Market Beat】脱「日銀支配」生みの苦しみ

 「最近の入札を一言で表すと、胃もたれ感がとてつもない。市場に大量に国債が供給されており、日銀なしでは新規発行を低利で吸収するのは難しい」
 入札に参加する国内証券の債券トレーダーは市場の実態をこう解説する。日銀支配から逃れることは多くの市場参加者が望んでいたことだ。しかし、いざそれが現実味を帯びだすと、喜びよりも不安が先に立つ関係者が多いのも事実だ。
 2013年の異次元緩和の開始前は、国債の市中発行額は年間150兆円前後だった。それが新型コロナウイルス禍で20年度に200兆円レベルまで急増。23年度も190兆円前後とほとんど減っていない

日本経済新聞(佐藤俊簡)

いろんなモノが不足したり高騰したりしてる中で、円債券だけは消費しきれないほどたっぷりとあって、消化のめどもなかなか立ちづらい状況にあるにゃ。だから日銀が手を引いた時に金利が高騰するおそれもあって、けどそれは債券市場の正常化に向けて避けては通れない道だから突き進んでいくしかなにゃいみたい。

なんか減るものもあれば増えるものもある、砂時計みたいな世界観になってるにゃ。

阪神優勝したら株上がる説を信じるしかにゃいにゃ。

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