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【ねこの経済視点】 万能薬はない

① 工作機械、再編機運高まる

多くの金属部品が使われる自動車産業は工作機械業界の最大顧客だ。部品は約3万点といわれ、ニッチな工作機械の加工需要を支えた。
経済産業省は将来は約3万点の部品は電動化で約4割減ると試算する。部品は大型、一体化する流れも強まる。小粒ながらニッチな分野で技術力が高い企業を育んだ環境が崩れていく。

日本経済新聞

ニデックがTAKISAWAに仕掛けたTOBをきっかけに、ニッチな企業がひしめき合う工作機械業界に再編機運が高まっているそうにゃ。「工作機械の年間受注額のうち、外需の3割、全体でも2割を占める」中国の失速でさらにその動きに拍車がかかりそうにゃ。

中国景気の動向がカギを握っているのかにゃ?

② 中国製造業景況が改善

気がかりなのは、根強い先行き不安だ。「需要が不足している」と答えた企業の割合は6割近くで高止まりしている。PMIのうち、雇用動向を反映する従業員数の指数は3月以降、節目の50を割り込んだままだ。

日本経済新聞

中国の9月の購買担当者景気指数(PMI)が6カ月ぶりに好調・不調の境目となる50を上回ったそうにゃ。「自動車や電気機械などの生産や新規受注が堅調」だったそうだけど、まだまだ先行き不安は残ったままだから安心できないにゃ。

③ 【チャートは語る】物価高 追いつけぬ統計

8月の物価上昇率は20年基準だと生鮮食品を除き3.1%だった。比重を毎年更新して前年に合わせる別手法では3.6%になる。指数のリセットを繰り返す計算法ならではの影響もあり、平時にはない裂け目が23年以降広がる。

日本経済新聞

消費者物価指数ってモノの値段を「過去の平均的な買い物の割合に応じて足し上げる仕組み」だそうで、いま出てるCPIもコロナ前の枠組みになってて、エネルギー高のような急激な変化を反映しづらくなっているんだって。ちなみに日銀の関係者は「それぞれバイアスがある。両方みることが大切」と言っているそうにゃ。

万能なデータはないってことを肝に銘じておきたいものにゃ。

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