見出し画像

コロナ禍の転職について(転職考え始めている人向け)

緊急事態宣言延長を受け、転職を考え始めている人は、より一層ご自身の身の振り方に悩まれているのではないでしょうか?

今回はざっくりと今のコロナ禍の転職状況について、全体感やポイントを掻い摘んでお伝えできればと思います。

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

本日の谷田部の流儀は、【コロナ禍の転職について(転職考え始めている人向け)】について書きたいと思います。

本投稿を読んでほしい方は以下の通りです。
・転職しようか悩み始めている方

現在の転職市場ってどうなの?

私がこれまで関わってきた転職市場の状況をお伝えすると、

リーマンショック・大震災経済
  ↓
アベノミクス経済
  ↓
コロナ禍経済

上記大きく3つほどに分類できるかと思います。

今は言わずもがなコロナ禍経済となっており、転職市場で言うと企業側優位の買手市場です。(企業側が求職者を選ぶ)

20代の方ほとんどが社会人をアベノミクス経済下の売手市場(求職者側が企業を選ぶ)で過ごされていると思うので、初めての買手市場なのかなと思います。

買い手市場の現実

ではそんな転職市場でどのように立ち振る舞えばよいでしょうか?

買手市場というのは、一般的には求職者にとって不利なタイミングと言われており、基本的には転職を積極的にしても高い評価や良い待遇での採用というのは期待できません。

(これは市場原理なので、個人の努力ではどうすることもできません)

※求職者は個人的観点(私の能力があれば当然評価される)で転職活動をされますが、大前提企業側は、社会的観点(現市場的にこの程度の能力の人材は○○万円で採用がベター)で採用活動を行うので、今の市場で転職者の価値はある程度固定化されると思っていただいていいかと思います。
※最近巨人の菅野投手が海外移籍契約合意に至らなかったというニュースがありました。菅野投手の個人的価値と海外球団から見た社会的価値に解離があった為であり、もし市場が売手市場であったら問題なく合意されていたと思いますので、それだけ社会的観点というのは市場原理であり個人ではどうすることもできないことの表れだと思います。

あなたはどんなタイプ?

しかし、そんな状況下でも転職活動をした方が良い方も一定数いらっしゃいます。

それは、
・短期的利益を捨てて、中長期的な目的意識がはっきりしている人。
・過大評価されている現状を変えたいと考えている人。

上記2パターンに当てはまる方はこの買手市場は逆に良い市場と言えます。

理由としては、今転職活動するという事は、売手市場下のプレミアムがついていないあなたの能力における社会的にみて適正な最低金額の給与額が提示されるからです。

これにより自身の社会的価値を正しく認識し、どのような能力を身に着けることでこの価値を向上させられるかを真剣に考えることが出来るからです。

※アベノミクス経済下で採用された方は、あなたの適正価値以上のプレミアが上乗せされているという事を念頭にどのように動くかです。このプレミアを手放したくないのであれば転職活動をする意味はないです。

最後に

実際に転職相談を受ける際に、実際に私は上記のお話を求職者の方にします。

そのうえでどのように動くのか、今動くべきなのかを客観的にアドバイスしています。

転職活動をすべきかと悩まれている方の多くは、もっと自分に合った仕事があるんじゃないか、今の仕事に不満があるという個人的観点の理由が多いと思いますが、もう少し視野を広く持ち、市場原理の観点からまず動くべきか否かを考えてみてもいいのかもしれません。

以上です。
またよろしくお願いいたします。

株式会社クロコ 谷田部

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?