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谷田部の読書感想~コンテナ物語~

私が読んだ本の中で良書だと思った本を紹介する谷田部の読書感想。

今回はイノベーションの起きる瞬間を取り上げたコンテナ物語という本を取り上げます。

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

あらすじ

20世紀最大の発明品の1つといわれるのがコンテナ。

コンテナの海上輸送が始まったのは1956年3月のことだ。アメリカの陸運業者マルコム・マクリーンは、コスト削減と交通渋滞回避のため運賃の安い沿岸航路に目をつけ、トラックから「箱」だけ切り離して船に載せるアイデアを思いつく。

陸上、海上輸送の兼業を禁止する規制当局と戦い、さらには埠頭を牛耳る沖仲仕の組合の抵抗を押さえ、1956年3月、コンテナの海上輸送が世界で初めて実現する。

天性の企業家マクリーンは次々に船会社を買収し、ベトナム戦争では軍事物資の輸送に食い込み、世界最大級の海運業者に飛躍する。

イノベーションの起きる瞬間

この本を読んで、思ったこととしては、イノベーションとは誰も思いつかないような画期的なものではなく、実は身近なものだと気づかされます。

コンテナという仕組みについても世の中に全くなかったわけではなく、既存の代物です。

イノベーションというのは、世の反対を押し切って理想を実現することで生まれるという事がこの本を通じて理解できます。

最後に

コンテナ物語は本の構成が物語調になっており、ビジネス本の中では非常に読みやすい本なので、お勧めです。

また、既得権益に対する反対をどのような交渉をもって解決したのかなど、実際のビジネスの場でも役に立つ内容が書かれているので、交渉ごとの多いビジネスマンや経営者にお勧めです。

以上、またよろしくお願いいたします。
株式会社クロコ 谷田部

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