自動運転から考えるAIの臨界点~職業倫理をAIは理解できるか?~
最近クライアントの依頼でSEO関連についてリサーチを行っている中で、非常に興味深い文献を見つけました。
内容としては、自動運転においてAIに倫理感を理解することは出来るのかというもので、これは今後のAIと仕事の関係においても考えさせられる内容でしたので投稿させていただきます。
こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。
完全な自動運転は不可能~トロッコ問題~
自動運転についてここ数年で非常に進化してきたように思えます。日本の車でも半自動運転のような車も出てきています。
では、将来的にAIによる完全自動運転は実現するのでしょうか?
答えとしては、トロッコ問題という倫理的議論が解決しない限り限りなく難しいというものだそうです。
簡単な例を挙げるとすると、
例えば、Aさんの乗った完全自動運転の車が道を走行しています。
前を走る車が機器トラブルにより急停車しました。この危険を回避するためには右又は左にハンドルを切らなければいけません。
しかし、右には子供、左には老人がいます。どちらにハンドルを切ってもどちらかは命を落としてしまう状況です。
この状況でAIはどちらの命を奪うのか?救うのか?という問題です。
『AIが仕事を奪う』という事をもう少し真剣に考えてみては?
AIには倫理観を理解する事、身に着けることは当分先難しいと言われています。
つまり、引き続き人間が何かを判断し、その責任を負うという倫理的判断はこの先必要とされるという事です。
皆さんの仕事でも白か黒かはっきりした問題よりも、グレーなあいまいな事象に対して判断をしなければいけない場面があると思います。
そのような問題は引き続き人間が責任を持って執行しなければいけない仕事なのだと思います。
わかりやすい例としては、職業倫理の塊ともいえる仕事として裁判官があります。
裁判官は法律をベースに社会情勢や時代の倫理観、前例を基に客観性を保った意見を出さなければいけないという仕事です。
つまりグレーな問題に対して白か黒かを判断しなければいけません。
テレビのニュースでも見ることがあると思いますが、1審で無罪でも、2審で有罪という全く異なる判断が出されることも容易にある事です。
※もちろん、白か黒かはっきりしている、誰が行っても結果に変わりが出ないような仕事は今後AIというよりも自動化により消滅するものと思われます。
最後に
安易にAIに仕事が奪われるというニュースを真に受けるのではなく、AIとはどういうもので、その可能性や今後の発展性などについて調べてみると非常に面白いです。
お勧めはグーグルが発表している自動運転関連のリリースや、検索アルゴリズムのアップデートに関するリリースが面白いので興味のある方調べてみてください。
以上、またよろしくお願いいたします。
株式会社クロコ 谷田部
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