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その仕事、本当に知的労働ですか?~シン知的労働者の定義~

先日、転職のお手伝いをさせて頂いた、公認会計士の方とお茶をする機会があり、働き方について白熱した議論を交わした事を思い出しましたので、投稿させていただきます。

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

知的労働とは?

知的労働とは、肉体労働ではなく、自らの知識によって企業や社会に貢献する労働者のことで、社会学者・経済学者として知られるピーター・ドラッカーが提唱しました。

従来の形ある「モノづくり」から、形の見えない知的生産物を想像する業務に携わる労働者。

エセ知的労働

冒頭の公認会計士の方は、新卒で監査法人に就職され、その後税務関連の仕事をされていた方です。

公認会計士は、日本の最難関資格の一角であり、文字通り会計のプロです。会計の知識によって報酬を得る、まさに知的労働者です。

しかし、その方は、会計士は知的労働とは言えないと断言していました。

理由をお聞きすると、監査法人の仕事は『頭を使わず』とも優れたITツールにより大部分は自動化されており知的労働ではなく、所定のチェック項目を確認する工場のライン工のような肉体労働に近いモノだとのことです。

シン知的労働

知的労働とは、基本的に『頭を使う』事を前提に定義しなければいけないのではないかと私自身も感じています。

例えば、忙しすぎる環境では、目の前の仕事に一杯いっぱいになります。

するとルールにのっとって、マニュアル通りに仕事をこなす事になります。それでは頭を使って仕事をしているとは言えません。

つまり、知的労働とは、適度に思考する余裕がなければいけないということになります。

私は、転職支援を事業として行っていますので、常に市場価値の高い人材を探していますが、単に知的労働(ホワイトカラー)をしている方ではなく、本当の意味で思考を重ねている方、その考えを活かして価値を提供しているシン知的労働者の価値が今後上がってくるのではないかと感じざる負えません。

最後に

内輪の話になりますが、私のように転職エージェントを会社員として行っている人材業界の人たちが転職を考えるきっかけが、『忙しすぎて、自分のキャリアを考えられない』というものがあります。

私自身も会社員として転職エージェントを行っていた時は、似たような考えに陥ったことがありました。

今後市場価値を高めたいと考えている方は、少なくともエセ知的労働からの脱却が必要なのかもしれません。

以上、またよろしくお願いいたします。

株式会社クロコ 谷田部

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