黒木八

今は昔、詞を書いたりしていました。「人は言葉でものを考える。言葉で考えを組み立てる。声…

黒木八

今は昔、詞を書いたりしていました。「人は言葉でものを考える。言葉で考えを組み立てる。声に出すと考えがさらに広がる。自分のつくった言葉に支配される。言葉はかく面白い。」と、誰かがおっしゃられていたのを昔メモっていたのを思い出し、ふとコトバを磨きなおしの旅にでかけています。

マガジン

  • 地方経営者のことば

    内容は、フィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

  • 黒木八、詞集

    今は昔、詞を書いておりました。これまで書いた詞を全て掲載していきます。

  • 栽培(saibai)

    まずは育てるというより、育つという気持ちから。

最近の記事

週2冊の本を読む、一緒にしませんか?

「週2冊の本を読むことを課しました。一緒にしませんか?」 こんなメッセージが経営者から急に私のところに来た。 有無を言うスペースさえなく、一緒に参加することになったが、 期限を決めておけばよかったなと思う。 ようやく2カ月目に入る。 ひとまずは、1年間は続けれるとよいなと思う。 コロナ禍なので、完全に引きこもり、 インプットの期間と自らを言い聞かせてみる。 相手の選ぶ本を見るものも刺激になるが、 2冊とは絶妙である。 同じ分野で2冊を選んだり、 小説の上下巻を選んだり、 主

    • 書き写すように

      記憶が月の裏側にいってしまって 再び顔を出した時に 月の満ち欠けみたいになるのは とても耐えられない 思考が太陽みたいに地平線に消えて 次の朝何事もなかったように 昨日の太陽を迎えいれる感じは とても耐えられない データみたいに 突然消えてしまってこの世に あなたが二度と復元できないと わかっていることが悔しい

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      • その先のうれしいを

        私は、植物を通して「うれしい」を創出したいと思っています。 スタートは、一緒に種を選ぶことから。  種が届くワクワク、種の色・形のマジマジ、  発芽のウズウズ、開花前のソワソワ。  ユラユラ風でノホホンして、時には、ワイワイして…  できた実をパクパクして、ニコニコしている生活をしたいのです。 サイバイエージェント。 これからも、その先のうれしいをつくります。

        • 消費 未消化

          植物を枯らしてしまった・・・ それは植物を消費したしるしと考えます。 そしてそれは失敗でなく、未消化なことだと思います。 ひとつの生命体に「失敗」とは、とても使いたくないものですから。 でも植物の「生や死」は、私やあなたのそれとは、少し調子が異なります。 そこをひとつ、”消費”ということで、 もっと「生」を大胆にとらえることができると思うのです。 そして、”未消化”ということで、「死」をうけとめつつも、 挑戦する勇気をもつことができると思うのです。 その先の、あなたの変化に、

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        • 地方経営者のことば
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        • 黒木八、詞集
          86本
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        • 栽培(saibai)
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        記事

          不自然さ

          この地球上に生きながらにして、住空間の中に、 小さな生命の育みをじっと見つめることができる。 それは、植物を育てることなのかもしれない。 宇宙の中に、小宇宙を見るとは、こういった風景なのであろう。 なんとなく、不自然さを感じます。 大自然に対して、開発だの汚染だの一喜一憂し、自宅の植物にも、 水やりや雑草、またとない天候に我慢ならなかったりと、二重に忙しい。 照れくさい、不自然さを感じます。 ごくごく手前みそですが、自然をコントロールできるほど、 私と植物とはやはり、対等では

          不自然さ

          植物と暮らす

          植物と暮らすことは、豊かであると信じています。 あなたにも植物にも、日々の表情の集合値には、 長く続く直線的な時間性や空間性をはらむものです。  植物は時として、あなたの「我」の中にある 埋めきれていないものを補うサプリメントであったり、 あなたの「まわり」にある見えにくいものを繋げたり、 探りあてるための蜘蛛の糸であるのではと、話をしています。 あなたは、知らずしらず、小さな発見を重ねて、 きらめく言葉を生成し、「優しさ」の目盛りをより細く刻むでしょう。 植物と暮らすとは、

          植物と暮らす

          サイバイニュートラル

          植物については、昔から語り尽くされているだろうと思います。 植物への接し方も本質も、おそらく変わってないでしょう。 ここでは、思いおもいの自然観をもちより、各々の育て方や枯らし方が、 あってよしだと思っています。 どれもこれも同じことを、そしてどこかしらで試されていることでしょうから。 けれども私たちなりの言葉を今、見つける必要性や楽しさの発見が もっとあってよいのではと思いたちました。 そのために、「種」から向き合う場が欲しいと感じています。 不可思議な進化の果てに、 それ

          サイバイニュートラル

          タネオリエンテッド

          種から育てるコトハジメ。  タネを手のひらから滑らせ、土の中にしまい・・・  姿の見えないところから、生命の芽吹きを待つということ。  こんな不可思議なコミュニケーションのはじまりをもつ関係は、  宇宙の中で、ヒトと植物だけだと思っています。 それを眺めているだけで、ほんのりうれしくなる私たちは、 時として種(しゅ)と呼び、遠くからのつながりを語らいはじめる。 時として種(たね)と呼び、これからの輝きを馳せ語らいつづける。

          タネオリエンテッド

          スタートアップ

          「素人園芸家になるためには、ある程度人間が成熟していないとだめだ。」  ・・・と言われました。  いま大切なことは除草、灌水、それから土中の石を  せっせとひろい出すことだと思います。  我慢の年です。 やむにやまれぬ一つの情熱です。  まずは、その先に「うれしい」を創り出せる素人を目指します。

          スタートアップ

          ライフ

          さすらう痛みを夢の中に抱え込み 君は今、空の青のような高き人へと 歓喜や悲愴も現実ほど心を満たしはしない そこには、向こうみずな君がいる

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          かすれた風

          その時風は通り過ぎるはずだった 私はそこでまばたきをするはずだった でもその時、風はかすれて私はまばたきをしなかった これがあなたとの出会いだった 私のおじきに照れてる花のように うつむき素敵な笑顔をみせた

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          かすれた風

          チャンチェリーノ

          さんざんあんたは見ようみまねのもったいぶった愛を売りつけ やっと水を得た花のようにどこかご満悦 人の不幸は酒のつまみ せっかちな関係でそのまま チャンチェリーノ

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          チャンチェリーノ

          つくつくぼうしの唄

          俺はよ 目を覚ましたよ そしたらよ 真っ暗よ でもよ ちょっとあったかいよ 土の中は

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          つくつくぼうしの唄

          コンポジション

          急に泣いてすべてをぶち壊しにして そんなんじゃ-もっと声をはりあげるがいい 君といるのは 泣き止む顔をみるため 僕はすぐに風のあしどりをさがしてる 重く悲しいものをまぶたの中に隠したままなら ここにいるのはなぜ?

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          コンポジション

          風言葉(かざことば)

          聞きたかった-あの唄を 見つけたうれしさ こみ上げて 流れ出す-あの頃の胸に 遅れて言葉-なぞりゆく そんな君の姿の後ろから 静かに私は見つめている 今はほんの小さな気持ちも それほど大げさに言えないから けど-さらっていった夏の風を 君はつかまえなおして そっと私に渡してくれる 君が私の右袖をつかむ時 小さくそえたあの風言葉 私が君の右袖をつかむ時 もう-小さくむすぶあの風言葉 -そうは聞かずにその目には ただ・ただ空がうつりゆく

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          風言葉(かざことば)

          おわりはじめの雨

          君のそのうつむき加減とこの天気(空の色)は もうすぐ明るいほうへと変わっていくだろう おわりはじめの雨は そこに少しでも近づきたくて 次の言葉をかき集めている 風は空へと舞い上がってしまい なかなか降りてこない この関係が過去のものでなく もっと遠くからつながっていたものなら・・・ おわりはじめの雨

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          おわりはじめの雨