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記憶が月の裏側にいってしまって 再び顔を出した時に 月の満ち欠けみたいになるのは とても耐…
さすらう痛みを夢の中に抱え込み 君は今、空の青のような高き人へと 歓喜や悲愴も現実ほど心を…
その時風は通り過ぎるはずだった 私はそこでまばたきをするはずだった でもその時、風はかすれ…
さんざんあんたは見ようみまねのもったいぶった愛を売りつけ やっと水を得た花のようにどこか…
俺はよ 目を覚ましたよ そしたらよ 真っ暗よ でもよ ちょっとあったかいよ 土の中は
急に泣いてすべてをぶち壊しにして そんなんじゃ-もっと声をはりあげるがいい 君といるのは …
聞きたかった-あの唄を 見つけたうれしさ こみ上げて 流れ出す-あの頃の胸に 遅れて言葉-なぞりゆく そんな君の姿の後ろから 静かに私は見つめている 今はほんの小さな気持ちも それほど大げさに言えないから けど-さらっていった夏の風を 君はつかまえなおして そっと私に渡してくれる 君が私の右袖をつかむ時 小さくそえたあの風言葉 私が君の右袖をつかむ時 もう-小さくむすぶあの風言葉 -そうは聞かずにその目には ただ・ただ空がうつりゆく
君のそのうつむき加減とこの天気(空の色)は もうすぐ明るいほうへと変わっていくだろう おわ…
花のいろは-時とともに解釈(かたち)を変えて小さく飛び散ってしまう すれ違いも風向きの仕業に…
ここはもう少し目を凝らせば発見できるのかも ぼくはまだ昨日と夢の中でゆれている 「窓をあけ…
のほほん・だらだら生活に憧れる時もある むしょうに話したくなる人がいる 柳の下は水 鳥が歌…
幹線道路の裏は過去の生活 町外れは共通点の落し物 君はガードレールをまたぎ 飛び込む音とビ…
なにげないきっかけで膝の上に君はちゃっかり デコに4本目の指を添えようと 手でははらえども…
僕は窓越しに窓をみる-切り取られた空は 導けない色と明るさ-少しずつ影がのびてゆく 僕はドア越しにドアにいる-気になった空は 雨あがりの光と水たまり-少しずつカタチを消してゆく