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【タイ旅行記】歴史ロマン感じるアユタヤ遺跡群へ。青と赤のコントラストが美しい遺跡でした。

タイの古都アユタヤは、1350年から約400年続いたアユタヤ王朝の首都です。1991年に世界遺産に登録されています。

バンコク市内からはタイ国鉄に乗って約1時間の場所にあります。

日本以外で世界遺産を見る。
やりたいことリストの一つが叶いました。

アユタヤ遺跡群はビルマ軍(ミャンマー)の侵攻によって破壊され、奇跡的に戦火を逃れたものがアユタヤ歴史公園として整備されています。

「やけに損傷が激しいな」と思ったのは、自然に朽ちたものじゃなかったからなんですね。

特に痛々しいのは顔のない仏像です。遺跡にある顔のない仏像は、ビルマ軍が頭を持ち去ったからだそうです。

戦争は人の命だけではなく、その国の文化まで奪ってしまうのかと、さまざまなことを考えさせられます。

そんな悲しい歴史を持つアユタヤ遺跡群ですが、今は青空と赤レンガのコントラストが美しい遺跡です。

実はアユタヤと日本は朱印船貿易によって国交があったのを知っていましたか?

アユタヤ遺跡群の近くには日本からの移民が住んでいた地域が「日本人村」として残っています。

蒸気機関もない時代。帆船でタイまで渡った日本人がいた。

そんな歴史を知ると、400年前の人も「同じ空を見上げていたのかな?」なんて思いを馳せたくなります。

ワット・プラ・マハタート

菩薩樹の木の根に覆われた仏頭。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

落とされた頭が木のそばに転がり、長い年月かけて根に取り込まれたそうです。

一点を見つめる仏様。これまでいったい何人の人に微笑みかけてきたんだろうか考えてみたり。

ワット・ラチャブラナ

大きな門と重なる仏塔が絵になる遺跡です。すべて崩れた屋根が戦争の激しさを物語っています。

きっと屋根がなくなった場所は寺院の本堂だったのかな?と想像してみたり。

ワット・プラシーサンペット

歴代の3人の王が眠るアユタヤ遺跡群で最も重要な建築物です。お墓の豪華さが王の偉大さを伝えているなと思います。

すごくきれいに保存されているのを見ると、当時の人が必死で守ったんでしょうね。

ワット・プララーム

池に映る姿が美しい遺跡です。近くにエレファントキャンプがあり、タイミングが合えばゾウ、池、遺跡というフォトジェニックな写真が撮れますよ。

あいにく僕には、そのタイミングが訪れませんでした😂

ワット・ヤイチャイモンコン

高さ72mの仏塔を取り囲むように仏像が並べられた遺跡です。

この塔には登ることができ、そこからの景色は、きっと当時のままなんだと思います。まさにタイムトラベルをした気分になりました。


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