未来は自分の行動次第〜喜多川泰『君に会えたから』を読んで〜
このままずっと今の仕事でいいのかな
もっと自分に向いている仕事があるかも
本当に自分がやりたいことってなんだろう
「自分らしく生きるってどうことだろう」って1度は考えたことはありませんか?
ところが ”その” 答えが出てこない。以前の僕もそうでした。
そんな僕を変えてくれたのが喜多川泰さんの『君と会えたから・・・』です。
大きな入道雲。空を飛ぶ色とりどりの紙飛行機。それを見上げるように立つ白いワンピースの女の子。
アニメのワンシーンを切り取ったかのような表紙に不思議な魅力を感じました。
美しくてはかない物語から学ぶ人生の教え
とにかく1度、なんの先入観もなく『君に会えたから・・・』を読んでほしい。
自己啓発書って聞くと難しい内容に感じるかもしれないけれど、ファンタジー小説仕立てなのでスーッと心の中に入ってきます。
いたって平凡な17歳の高校生・ヨウスケ。
将来に対して漠然とした不安を抱えながらも、何もせず、ぼんやりとした夏休みを過ごしていました。
ある日、父親が営む本屋の店番をしていると白いワンピースが印象的な美しい女の子・ハルカと出会います。
そして、彼女が父親から学んだという、素晴らしい人生をおくる方法を教わることになります。
これまでヨウスケは夢を抱いてもすぐに諦めていましたが、ハルカの言葉に感化されて行動を起こし、少しずつ成長していきます。
自分がやりたいことだけでは夢は実現しない
本書の中には、自分が本当にやりたいことを知るために「ライフリストを作成する」描写があります。
やりたいことリスト自体は決して珍しいものではないと思います。
やりたいことリストを書こうという自己啓発本もあれば、やりたいことリストを題材にした映画もあるからです。
『君に会えたから・・・』ではライフリストは2枚作成してはじめて完成すると書かれています。
1枚目のライフリストは自分がやりたいことを書き、2枚目のライフリストは他人にやってあげたいことを書く。
そして、2枚目のライフリストを実行していくことで、結果として1枚目のライフリストが達成できると書かれています。
つまり、自分らしく生きるっていうのは自分ひとりで達成するのではなく、周りと笑顔を分かち合いながら達成するものだと気づきました。
今から変えられる。未来は自分の行動次第
本音を言えば進路に迷っていた高校生のとき、就活に悩んでいた大学生のときに出会いたかった本です。
でも、この言葉に何歳からでも新しい一歩を踏み出せると勇気をもらいました。
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