自作 恋愛小説 人工的なラブソング

こんにちは。
今日も、この前のプロローグや、第一章に続き
第二章も書いてみました。
前の話が気になる方は、ぜひそちらもご覧下さい。

人工的なラブソングⅢ
第二章 どうして私の元へ?
「もう、ヤメてよぉ〜!そんな『何この地球外生命体は?ちょっと引くわぁ。』みたいな顔するのぉ」
すごい。このジャガイモは人の心も読めるらしい。
「あの…なんか変な感じで話が進んでるんだけど、
あんたは誰なのよ」
「えーっと、ボクには特に名前はないよ。だから、君が好きなように呼んでよ。」
「じゃあジャガイモで。」
「ネーミングセンスいーね」
「ども」
褒められてもあまり嬉しくはないが一応返した。 
「じゃあもう一つ聞くよ。なんで私の家に来たの?」
「あっ!それ聞いちゃうぅ?答えが気に食わなくてもさっきみたいにボクのことハエたたきでたたかないでよ?」
「時と場合によるけどまぁいいよ。」
「OK!まぁ特に特別な理由があるわけではないんだけどね。ルーレットで君が当たった、それだけ。」
「……は?」 
「いや、だからルーレットで…」 
「そんなルーレットで、私のゲーム人生を
邪魔するなァァァァァ」
私はすぐにハエたたきで、ぶっ飛ばそうとしたが、さっき約束したのを思い出した。
嘘をつくのは嫌いだ。ハエたたきではたたかずに、
ジャガイモを家からつまみだした。
よし。ジャマなジャガイモも居なくなったことだし
ゲームでもして一息つこう。
私は準備していたゲームを起動した。

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