見出し画像

初めて「しっかり登山」した話

今日のテーマは登山です。初心者が行く登山。

これまで「山登り」と言うと、私にとっては史跡巡りをする通過点の一つでした。山には山城の遺講が残っていたりしますし、「山に登ること」よりも、そこにある何かを目的に登っていました。そういうところは、最低でも「なんとなく道がある」状態です。舗装されていたり、麓からのアクセスが不便であっても遠くはなかったり。
でも今回は本気の登山です。ちょっと小高い丘に上がるのとは訳が違います。

画像1

向かったのは福岡県太宰府市にある宝満山(ほうまんざん)。
いろいろとネットで調べてみると、経験者からしてみれば軽い山らしいですが、生憎とこちらは超がつく初心者。経験者の言う「軽い」がどの程度なのか、まったく検討がつきません。なので、必要最低限「これはいるだろ!」というものは揃えました。

靴と上着は最近お気に入りのワークマン。安価な割に動きやすくて丈夫。靴もつま先に板が入っていて安全靴使用になったもの。本格的なトレッキングシューズには及ばないものの、初心者には値段もポテンシャルも十分です。その他、登山リュックに入れて持ち込んだのは以下の通り。

・飲み物……500mlのペットボトル×2本。麦茶とアクエリアス。
・携行食……つまめる甘いもの。友人のチョコレート。頂上で食べる予定のおにぎり二つ。
・タオル
・除菌ウェットティッシュ
・コンパクトデジタルカメラ
・スマートフォン
・充電器

初心者向けとされている登山コースは、麓の竈門神社(『鬼滅の刃』でちょっと有名になりましたね)の裏手からスタートして、片道2.8km。まあ、まずまずの距離ではないでしょうか。普通に歩けばゆっくり進んでも一時間程度といったところか。

画像2

朝8時45分に登山道入り口をスタートして、休憩を挟みながら登っていきました。雨予報が出ていたにも関わらず、すでに下山してくる人が大勢いる。何時から登っていたんだろう? それに、後ろからTシャツにデイバック一つという軽装備で、カモシカのような軽快さで登っていくおじさんもちらほら……あまりにも早いので、追い越してもらいました。

画像3

超初心者にはきっつい岩場。這うまではいかないものの、足下を確認して、手をつきながらでないと後ろにひっくり返りそうな怖さを感じました。
しかし上に登れば登るほど、古い時代と思える石垣の跡や、足場に矢穴(やあな)と呼ばれる、石を割る際につけた穴が残る石などが点在し、長い年月を感じさせてくれます。ここに登って矢穴見て興奮してんの、私だけじゃないか? 太宰府市史などを読めばもっと詳しいことも分かるでしょうが、今回は割愛。

天気はあまり良くなかったですが、それでも頂上に来た達成感はありました。一休みにおにぎりだけでは勿体ないくらい。寒さもあって、ラーメンでも準備してくればよかったなあと心底思いました。(カップ麺食べてる人がけっこういて、めちゃくちゃうらやましかった)

画像4

画像5

結局、往復にかかった時間は5時間程度。休憩は少し広めのスペースができるたびに取っていた気がします。七合目を過ぎたあたりから風が強くなり、雨の心配もあったので最後は気合いで登りきった、という感じ。体力作りもしてきたつもりですが、足腰の筋肉はまだまだだと痛感しました。
でも登ってよかったな。
福岡県はハイキング~登山に適した山がたくさんありますし、また近いうちに行ってみたいなと思います。

画像6


この記事が参加している募集

休日のすごし方

閲覧いただき誠に有難うございます。よろしければサポートでの応援よろしくお願いいたします。史跡巡りや資格勉強の資金にさせていただきます。