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ざっくり買い物振り返り2023

 軽率にnote企画に応募するため、まだまだ振り返りをしてみる年の瀬である。先週、気持ちの上では振り返ってしまったので、少し先走りすぎたなと後悔しているところですが、まあいいでしょう。早速いきます。

 今回振り返るのはずばり「今年買ってよかったもの」。

とは言え、ずぼらな私は部屋の中を見渡して「どれが今年買ったやつだったか……」と言い出す始末。思い出しても、買うものは全部気に入ったから買うのであって、買うからには日々使うもの買ってるのであって……。ええい、とりあえず選んでみました。どれか一つに絞ることはちょっと難しかったので、5つばかりピックアップして……。
 どなた様かの参考になれば幸いです。



①iro-utsushi(文房具)

 まずは文房具から。パイロットから発売されている万年筆のペン先×つけペンの筆記用具だ。

 公式サイトでは「万年筆のペン先が付いたつけペンタイプの筆記具」と謳っている。そのまんまだ。今年に入ってから、文房具熱がじわじわ高まって散財した月もあったんだけど(それは別の記事に書いた)インクの世界というものに片足突っ込んだ私は「面倒くさくないやり方でインクを楽しみたいし、片付けも楽なほうがいい」という惰性まみれの中、このペンに出会った。
 インクを吸引して、あるいはカートリッジにして使うタイプの万年筆は、手入れが大変だなと感じていた。毎日手書きで何かをするわけでもないし、高すぎるペンに手を出して万が一カビたり、壊したらショックが大きい。安価で手入れも手軽で、一か月仕舞ってても問題ないようなものがいいな……と思った時に見つけたのが「iro-utsushi」だった。
 まず安価だ。クリアタイプの樹脂軸なら税込770円(2023年12月現在)千円でお釣りがくる! 私は柔らかい印象の軸がよくて、木目調のペンを買ったんだけどこちらも税込1,980円。二千円で買える。使っている内に手油などで軸の色が変わっていきそうだなと思ったのも選んだ理由のひとつ。
 ペン先は軸にもよるけどFかMで選べる。こういうペンに手を出すようになってから知ったんだけど、万年筆のペン先っていろんな太さがあるみたい。ボールペンにもあるんだからよく考えれば当然よね……ガラスペンも太いものがあるようだし、細いものより今は太いものも一本欲しいなと思っているところ。(ちなみにペン先の太さはこちらのページが分かりやすくて参考にしました→http://www.e-mannendo.com/14727300978841
 使い方は簡単で、インクボトルの中にペン先を突っ込んで、あとは書く。間違いなく「つけペン」のやり方で、それ以上も以下もない。使い終わったあとはペン先を水洗いして、よく乾かして終了。ガラスペンと変わらない使い勝手で、これも気に入ったポイントだ。書き心地も悪くないし、つけペンと言えどペン先は万年筆なので、お手軽にちょっと洒落た気分になれる。まだ試してないけど、吸引カートリッジタイプではないからおそらくラメ入りのインクも使用できそうで、これはもう一本くらいリピートしてもいいかなとさえ思う。
 贅沢を言うなら、軸のカラバリをもう少し増やしてくれると嬉しいな。黒と木目調はお洒落できれいだけど、もう少しマホガニーっぽいものとか、木目感強いものというか……(節の柄があるとか)でも、とにかく万年筆つけペン、めちゃくちゃ良いです。

②エッセンシャル CCオイル(ヘアケア用品)

花王から出ているプチプラのヘアオイル。洗い流さないタイプのヘアトリートメントというやつで、オレンジとピンクのボトル、二種類がある。

 私が購入したのはこのオレンジのボトル、CCオイルというタイプ。10月を過ぎてから突然乾燥の気配を肌で感じ(本気でダイレクトに感じた。これが加齢か……)髪がばっさばさになった。目に見えて潤いがなくなったというか……ちょうど、それまで使っていたオイルが無くなったせいもあって、早急に場繋ぎでも新しいオイルが必要! となった時に見つけたのがこれだった。
 まず安価。やっぱり安価なのは正義。日々使うものだから大事。60mlで販売価格は公式サイトによると税込836円、私は近所のスーパーで安くなってて500円台で購入した。
 テクスチャはトロっとしているけれどべたべたしすぎず、ドライした髪の毛先に揉みこめば全く気にならなかった。乾燥対策なので手にも良さそうだしいいか! と思えるくらい。オイルの匂いはほとんど感じず、ほんのりとフローラル系かな、そういう柔らかいタッチが鼻をかすめる程度だった。私は背中の半ばくらいまで髪があるんだけど、大体左右に髪束を分けてそれぞれ3プッシュほど使っている。
 それでもやっぱりプチプラなので、「この一本で完全カバー!」とまではいかないんだけど(ケアの仕方については食事や睡眠やドライヤーの時間なども考えなきゃ意味がないし)普段使いするという一面に関しては非常に優秀だと感じている。ピンクのほうも気になっているので、そちらも購入してみて使い勝手良ければ昼・夜と分けてリピートしようかなと考えているところ。

③ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム(ゲームソフト)

 何も言わなくても通じると思う。多分。
 今年発売された「ゼルダの伝説」シリーズ最新作、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」をやっぱり選んでしまう私がいるのだ。5月12日発売、Switch専用ソフトとして世に出てきたこれは前作「ブレスオブザワイルド」の正統続編である。キャッチコピーは「翔ける、創る、紡ぐ。果てなき冒険は、大空へ広がる。」。前作から文字通り地続きの世界観の中、ストーリーが持つ主題を大きく変え、システム面ではゲームにおける「横軸」を「縦軸」へ引き延ばすことによって、新たな遊び方とそれによってパワーアップした主人公・リンクの行動を支えた。

「手」がテーマだった本作

 本当に何も言わなくてもいいと思っているんだけど、敢えて繰り返し言うのであれば、めっちゃ面白かったしやっぱりストーリーは泣けたし、なんかもうゼルダって最高だよねというのが本作をプレイしての感想である。私はウェットな物語が好きなので、王道だろうか使い古された手法だろうが泣けるもんは泣けると思っているし、そもそもゼルダシリーズが好きなゲーム人間なのでゼルダの伝説ってだけで100点満点中70点は獲得されているソフトなのだ。発売日から2か月くらいはこれしかやってなかった気がする。
 プレイする楽しさ、見る楽しさ、読む楽しさ。たくさんの「楽しさ」が詰め込まれたゼルダの伝説シリーズはこれからもずっと大好きです。今年もたくさんゲーム買ったけど、やっぱり選んじゃうよね。

④タケコシ ミルクパン・目盛り付き 800ml(調理器具)

 株式会社タケコシから発売されている目盛り付きのミルク・パン、もっと早く出会いたかった鍋ナンバーワン。
 私は常日頃から紅茶を嗜む生活をしているんだが、この寒い季節になるとミルクティーが飲みたくなる。もっと言えば、茶葉とスパイスを一緒に煮だすチャイが飲みたくなる。厳密に言うとロイヤルミルクティーは別名をティー・ウィズ・ミルク、つまり紅茶にミルクを後もしくは先入れして飲むもので、煮だすミルクティー=チャイは茶葉の本場、インド発祥である。この二つは色合いも異なれば風味もまったく違う。そもそも、鍋で一緒に牛乳を煮込む時点で牛乳の持つ風合いが変わるのは当たり前だ。紅茶と別にミルクを入れるミルクティーとはそもそも違う飲み物だと言っていいと私は思っている。
 そういう私のミルクティーへの気持ちはさて置き、かれこれ15年ほど使っていたホーロー製のミルク・パンが、どうにも調子悪い。注ぎ口が丸くなってきているのか、煮だしてカップに注ぐとき必ずと言っていいほど零れる。口に運んだ飲み物を口の端から溢れさせているが如くだ。せっかく煮だした茶を半分ほど無駄にしてしまう苛立ちと悲しみ……テーブルと床を拭いて牛乳くさくなった布巾をそのまま捨てる切なさ、お分かりいただけるだろうか。さらにはお古ミルク・パン、注いでいるときの液体を零すことに加えて、鍋を傾けた際に茶葉が一気にどばっと落ちてくるのだ。
 これは実際に入れてみた経験のある方ならわかると思うが、手鍋というのは片手で持てる手軽さを備えているが、鍋であるために側面は口側に向かって直線的である。私が通常チャイを作る際に使用する茶葉は約10g、当然のことながら、鍋を傾ければそれら茶葉=鍋の中身は重力に従って鍋の外へまろび出る。液体と共に。
「せっかく作ったのに茶葉は落ちるし液体は半分以上零すし、チャイが飲みたいだけなのになんでなんだよ!!」
 これが私の叫びだった。そこへ現れた救世主が今年購入したタケコシのミルク・パンだ。

タケコシのミルク・パン(公式サイトより)

 お分かりいただけるだろうか。まずこのミルク・パン、側面が直線ではない。底は広がっているが、口側へ向かいながら緩やかに内側へすぼまっているのだ。そして、口手前で再び広がっている。この緩やかなカーブがポイントで、なんと煮だした茶葉がカーブのところで溜まって落ちてこないすごい!!!!! シャープなステンレス製の注ぎ口は液体を細く流し、液だれもしない。すごい!!!!! これが求めていたやつ!!!!! ノーストレス・ノーリスクで入れるチャイのなんと美味しいことか。もっと早く知りたかった、マジで。これが企業努力。有難うございますタケコシさん、本当に使い勝手がいいです。注ぎ口が左右にあるのも最高に良い。古いミルク・パンは右手で持った時に注ぎ口が左側についていて、非常に使いづらかったのだ。めちゃくちゃ愛用させていただきます。

⑤uni-ball one シリーズ ボールペン(文房具)

 またまた文房具で申し訳ない。しかしこのシリーズのボールペンと出会った2023年、手帳やノートに使うペンとして大活躍しすぎているので挙げた。

 去年まではカラーバリエーションの多さと値段の手軽さで、ゼブラから発売されているSARASAシリーズが書き物のお供だったんだけど、すっかりユニボールワンの虜。カラバリについてはSARASAに遜色ない多さがあるし、紙の上に置いた時の滑らかな感じが気に入った。色のノリがくっきりはっきりしているのも良い。
 もちろん、SARASAにはSARASAの良さがあるので、継続して一緒に使っている。SARASAクリップ0.3mmとかはかゆいところに手が届く細さで、ほぼ日手帳などの端っこに何かを書き込むとき、滲んだり潰れたりせず使えるところが好きだ。同じくゼブラ発だとマイルドライナーもお気に入りで手持ちの色を増やし続けている。
 話が逸れたが、ユニボールワンは照りというか、紙に乗せたときの色合いがとにかく良い。カラバリも豊富で、ぱきっとしたものから淡いものまでかなりの数がある。最近流行りのおしゃれな名前というか、限定色が多く出ていて、そうしたところもなんだかコレクトしたくなっちゃう楽しさがある。最新のだと「ブラックベリーソルベ色」とか、「チェリーピュレ色」とか。暖色が好きなので、赤系だけで今は3本持っているけど、まだ欲しい。2021年発売だったらしい「秋・冬カラー」の「秋・焼きりんご色」を売れ残りセールで単品買いしたんだけど、名前がかわいい。色も真っ赤ではないし、かといって深すぎる赤でもなく良い感じ。
 まあ、この限定色が欲しい! ってなると、書く道具としての必要性より集めることのほうに意識がいっちゃいそうなので、あくまでもその時その時、出会って気に入った色を買うようにしていた。限定色、大体複数本のまとめ売りだったりしたし。
 暖色以外だと、「世界で一番黒い色」としてギネス認定された「ブラック」が本当に黒くて、これもお気に入り。メインで使っている手帳の書き込みは主にこのペンを使っている。


 以上が今年買ってよかったものである。ちょっとミルク・パンへの思いがすごかった気もするけど、本当に良かったのでぜひ皆さんも企業努力の賜物を感じてみてほしい。やはり日本製が良いという気持ちに戻ってくる。各企業さん、素敵な商品を毎年ありがとうございます。来年も良い買い物をしたいものです。

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