「この状況で休めると思ってる?」
みなさん、こんにちは。
労基署にいる社会保険労務士、黒田英雄です。
新型コロナウイルスの感染防止措置として、政府は3月からの臨時休業を全国の公立学校に要請しました。
共働きの家庭では、日中の子どもの世話を誰がするのか、頭を悩ませるところでしょう。
実際、経営者からの
「この措置によって労働者が休む場合、休業手当の支払いは必要か?」
という相談が金曜日から続いています。
中にはお子さんを持つパートさんが全員出勤できなくなってしまい、しばらく臨時休業するという飲食店もありました。
逆に、休業することが難しい業種もたくさんあります。
たとえば医療関係者などは、まさに今が正念場でしょう。
また、休業までは至っていない会社でも、お子さんのいない世帯や独身者が休みづらい状況も考えられます。
会社を継続させるには、出勤できる人たちで回していくしかありません。
そうすると、体調不良を申し出た社員に対して、上司からは思わずこのような言葉が出てしまうかもしれません。
「この状況で休めると思ってる?」
今や誰にでも感染の可能性があるのに、そう言って体調不良の人を出勤させていては意味がありません。
今後は、休職に伴う所得の減少に対して新しい助成金制度の創設が検討されています。
勇気を持って休むこと、休ませることが今はなにより重要です。
「この状況だから休みます!」
一日も早い終息を願うばかりです。
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ラジオレギュラー「ろうどうステーション」
You Tubeに動画がアップされています。
※写真はインスタでアップしているものです。
kuroda_hideo(黒田英雄)で検索してみてください。
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