初の北区からの富士は新河岸川の向こうに
区の選定とは異なり赤羽北2丁目の護岸から
あけましておめでとうございます。2023年第1弾の富士見ポイントは、元旦の朝に撮った、撮れたてホヤホヤ、新鮮な富士です(笑)。
今回は初の北区の地上からの撮影です。埼京線北赤羽駅を下車し、駅舎が跨いでいる新河岸川を目指します。浮間橋まで来たら川の南側が遊歩道として整備されているのでそちら側を西に歩きます。浮間橋からほどなくして、川が流れてくる方向の上に富士が現れます。
左側がマンションで削られていてやや均整にかけますが、もう少し先に行き、一旦マンションに隠れた富士が再び現れるポイントで、まあまあバランスのいい感じで見えてきます。しかし10メートルもずれると見えなくなってしまうので、護岸上の遊歩道を歩いているときは、じーっと川の上を見続けていてください。
このあたりは富士山からの距離はほぼ100キロで、世田谷あたりの80キロ台と比べると結構遠いです。しかも川ベリで標高も低いので、どうしても富士の姿は少しぼやけてしまいますね。
実はこの場所には、北区が選定した「みんなでつくる北区景観百選2019」を頼りにやってきました。そのNo17には「浮間からの富士山」が選ばれ、場所として「浮間3丁目(新河岸川周辺)」と書かれています。
浮間3丁目は新河岸川の北側ですが、実際に行ってみたところ、そちら側では富士山どころか新河岸川すら見えません。高さ数メートルはある堤防の壁に阻まれ、何も見えないのです。ありゃあ、と思って南側に行くと、こちらは前述のように遊歩道が整備されており、こちらで見えました。新河岸川南岸の住所は赤羽北2丁目です。
区のパンフレットの写真を見ると、私の写真と同じマンションが写っており撮影方向的にはほぼ同じですが、かなり視点が高いようです。つまり付近にそびえるマンションなどから撮っているようで、そりゃあよく撮れるわなあ、という感じです。地上からでは先ほどのポイントだけでしょう。
ついでに言うと下車した北赤羽駅ホームから富士山が見えます。かなりの高架駅なので裾野の下の方、静岡側の宝永火口まで見えます。浮間側出口に降りる寸前のホーム目隠しが途切れるわずかな場所ですのでご注意ください。赤羽口は確認していないのでわかりません。ホームから見えるというのはありそうで意外とないので貴重です。