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「大変な人はもっといる!」と言われたら…

子育てと介護が重なるダブルケアをしています。

ダブルケアって、特別ではなくて、1つの家族の形だなぁと思っていますが…、その大変さも、よさもあるもの。
そして、色々…グチることもいっぱいです。

人間だから…グチったり、弱音を吐くことは、当たり前。
グチや弱音を吐くって、大事だなぁと思っています。

抱えている家族の悩み事やプレッシャー等で、大きく膨らんだ心の風船が割れないように…少しだけグチや弱音を吐き出して、心が軽くなると…心にゆとりや余白が生まれるように感じるのです。

「大変だよ~」と漏らしたときに…
「そっか大変だね」とただ話を聞いてもらえるだけで、なんだか救われるのです。

ただ、それだけで…いいのに…

その大変さを解決してあげなきゃとか…、あるいは、協力してと暗に言われていると受け取られたのか…

相手が、いきなり、嫌悪感を示したり、「大変な人はもっといるのに!」と怒り出したりする場合に出くわしたことは、ありませんか?

「大変な人はもっといる!」という言葉は、なんだか強い力で心を傷つけますね。

相手は無意識でも…あなたより大変な人はもっといるのだから、あなたは大変だと言わずに頑張るべきだというメッセージを、投げつけています。

相手の状況に対して、その捉え方を否定し、尚且つ、頑張ることを当たり前のように、その人に押しつけている言葉だと思います。

こういう言葉を相手から吐かれた場合、その言葉を受け止めないでください。

どうして、相手はそう言ったのでしょう…?

①あなたの大変さを認めることがその人の不利益に繋がる場合

②自分も大変な状況なのに自己開示できなくて、弱音を吐けるあなたが羨ましい場合

③ただただ、そのように厳しい考えの持ち主(自分にも厳しい考え)

①の場合
あなたの大変さを認めることで、手伝う必要がある人、あなたが担うことでメリットを感じている人は、自分のために、あなたの大変さを否定することで、今まで通りあなたがしてくれることを期待している場合があります。

②の場合
その人自身の問題なのだけど…、人にグチったり、弱音を吐ける人を羨ましいと思う人もいます。

③の場合
価値観は人それぞれ違うので、それぐらいと思う人もいます。だけど…その価値観は、相手だけではなく、自分がそうなった場合にブーメランのようにその人自身に変えってきます。

相手を信頼しているから…グチを言ったり、弱音を吐いたのに、「大変な人はもっといる」と言われたら…すごく嫌な気持ちになりますね。

だけど…だから大変だと言ってはいけないと思わないで…話す相手を違う人に。

大変さは一人一人違って、どんなに小さな大変さもあなたがそう感じたのなら、「大変」でいいのです。

大変さは比べるものではなく、解決するもの。

色々な大変さがあって、その感じ方も違うから、一人一人違う大変さを解決する過程で、繋がりや発見など…幸せに結びつくものが生まれてくるのだと思います。

あなたが世界一、大変である必要はないから、あなたより大変な人がいても、あなたは大変だと言っていい!
むしろ、大変だと言って、その大変さを解決していきましょう。

そして、直ぐに解決できないときほど、グチや弱音を吐いていきましょう。


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