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毎晩の母の電話とバタバタな子育てー色々なダブルケアの物語【9】ー

毎日のように続けていたnoteを…昨日は、お休み。

なんだかちょっと後ろめたい気持ちと…やっぱり…体力、気力、共に0“ゼロ”な状態…💦 書きたい…書きたいけど… 昨日はできない自分がいました💦

ついつい大切なことが選べないで、色々詰め込んでできる形でスケジュールを管理しちゃうけれど…頑張った分だけ、その分だけ、気持ちは満足しても…心身のエネルギーは消耗しちゃうし…想いだけでは体力は賄えない現実にぶつかりました💦

スポ根のように、打ち込むことがスキだったり、憧れちゃうのですが…継続できるペース配分と毎日の分量を考えることって大事だなぁと感じました。

反省です💦

そして、今日から再び…noteを。
とはいえ、体調管理にも配慮しながらムリしない自分らしいスタイルができたらな…。と言いつつ…今日も深夜1時過ぎにnoteを書いている私だったりします💦(←ナイショ)

今日(11月5日)から89日後…

2月2日はダブルケアの日。
そして、2月はダブルケア月間です。

子育てと介護が重なる『ダブルケア』について、知ってほしいからこそ、ダブルケアに関するnoteを毎日のような書いています。

読んでくださった、あなたが、
私の側の○さんも、もしかして…ダブルケア…?
と思ってもらえることがあったら、嬉しいなと思います。

というのも、ダブルケアをしている人というのは、意外と多いのです。

そして、100人いたら100通りのダブルケアがあると言われるダブルケア。

実は本人ですら、「私はまだダブルケアではないのだけど…」と自覚がない場合も多いです。

この物語が、周りにいるダブルケアの人を理解するきっかけになってくれたら嬉しいです。


とある家族の物語。

ソラ(32歳)は、5歳(年長さん)の女の子と小2の男の子のママです。

デイサービスの施設で介護職としてお仕事をしています。

小さいときから人と接するのが大好きで、面倒見のいいソラは、自分の今の仕事をとてもスキだと感じています。

デイサービスの利用者さんと過ごす時間は、仕事だけど楽しくて、大変だけどやりがいがある仕事。

17時に仕事が終わって、娘の保育園、そして、長男の学童に向かいに行きます。

そして、バタバタと夕飯の支度。あっ!その前に、お風呂のボタンを押して(最後に入った人がお風呂掃除をしておくルール)、夕飯を作りながら、子ども達に自分のカバンを整理するように声をかけます。
体操服とかうっかり出し忘れないように…、洗濯は、夜、なるべく早めに回して…室内干し。帰ってからの家事と子育て…バタバタです。

夫のトモくんは、早くて19時前ぐらい、遅いときは21時を越えることも…。

子ども達の寝る時間が20時だから…子ども達が寝る前に、トモくんが帰ってこれたときに、その限りある時間を有意義に過ごせるように、子ども達のご飯とお風呂がスムーズに終わるように、ソラにとってはバタバタであり、まるで何かと勝負しているような時間だったりします。

そんなときだけど…ソラに母親(65歳)からLINEが来たり、電話がかかってくるのです。

ソラの母親は、昨年から関節リュウマチ(以下リュウマチと表記します)の症状が出ています。腫れや痛み、ときに熱が出てしまうときもあります。

ソラの暮らしていいるところから、片道バスで15分。ときには、様子を見に行くこともありますが、仕事が休みの日(土曜出勤があるので平日に1日休みがあります)や日曜日ではないと、仕事が終わってからだと…さらにバタバタになります。

母親からしたら…1時間ぐらいと言うのだけれど…、仕事が終わって、バスで15分かけて行って、20分ぐらいしたら慌てて実家を出て、またバスに乗って15分、そして、いつもより1時間遅れて、保育園と学童に迎えに行って、家に帰ると19時前後…、20時に寝る習慣のある子ども達は、お風呂に入りながら寝そうになったり…とにかく、子育てがバタバタ。

だから、なるべく仕事帰りによらなくていいように、LINEや電話で調子を聞いておいて、早め早めに対応できるようにと工夫しています。

とはいえ、母親からの電話も、子ども達のことをしながら電話を受けるので…母親からは「ちゃんと聞いているの?」と指摘されるし、子ども達には、「おばあちゃんから電話だからね」と我慢させるし…、ソラとしては無意識にストレスが溜まる時間です。

とはいえ、日頃は母のことは、ほとんど父がしてくれています。

その父が「ソラが顔を出したり、LINEや電話の相手をしてくれるから、母さんは精神が落ち着くのだろうね。ソラが心の支えなんだよ。」とソラを労ってくれます。

もっと、母のお世話を手伝って、父の負担を減らせたらと思う部分と、子どもを実家の都合で振り回して、かわいそうではないのかな…と不安になる部分がソラにはあります。


ソラのダブルケアの物語は、端から見ると、大変さが見えにくいケースではないかぁと思っています。

母親の病気のことを知らなければ…

母親と毎日のようにLINEや電話でやり取りしていて、1時間あったら実家に顔が出せる。仲のいい親子関係で、実家も近くていいなぁと思う人もいると思います。

実際にソラも、母親がリュウマチになるまでは、子どもが病気の際のお迎えや急な天候などの休園や休校の際に、片道15分(バス)の距離に親がいる安心感はありがたいなと思っていました。

母親がリュウマチになって、子育てと介護のダブルケアをしている今も、ソラは、すぐ実家に帰れる距離にいることをよかったと思っています。

ただ、母親のリュウマチが…せめてあと数年後で発症してくれたら…もっと子ども達との時間を大切にできたのにと考える自分がいて、ソラは自分を責めてしまいます。

子育てと介護が重なるダブルケアにおいて、電話を受けることも介護の1つだと言われています。

電話を受けることというと…それが介護?と思う人もいるのかもしれません。

ただ、サポートが必要な家族に対して、サポートできる方法が電話であるだけで、その電話によって、精神的に負担がかかる場合や、子育てと重なるからこそ、電話によって奪われるその生活の時間の皺寄せが大きかったりと、本人が感じる電話を受ける負担はあるのです。

このnoteでは、このようにダブルケアをしている人が、もしかしたら、あなたの側にいるのかも…とお伝えすることしかできませんが…。

ダブルケアをする一人一人の人が幸せにダブルケアできる社会になりますようにと願わずにはいられません。


この物語は、ダブルケアを身近に感じてもらいたいなと創作したフィクションです。




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