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実績150件以上のデザイナーによる個人依頼の心構え


「イラストレーターに依頼するとき予算が低いとこんな金額で依頼?舐めてんのかってDM晒されるイメージがあって怖い」

ここ数日TLで、依頼の方法とかこうするとクリエイター側はわかりやすいとか見かけるので、個人的にクリエイター側として思ったことをつらつらとTwitterでつぶやいたら、需要があるみたいだったのでnoteにまとめました。

営業方法とか月〇円稼ぐ方法とかではなく、クリエイター側がどういう心構えでいたら依頼側は安心するのかって話です。発端のツイートは個人、企業問わずとのことでしたが黒井さんの主な活動場である個人依頼に絞って話をしています。

そして私個人の意見なので、「あーはいはいそういうことね」って気持ちでお茶でも飲みながらのんびり読んでください。普段から個人依頼受けている方にとっては割と当たり前のことばかりです。

無料で全文読めます。
普段の依頼で使用しているヒアリング用テンプレートだけ有料です。



この記事を読んで欲しい方

  • これから個人依頼を受け付けてみたいクリエイター

  • 個人依頼でトラブルに遭いたくないクリエイター、依頼者

  • 依頼してみたいけど怖いと思っている個人


この記事の対象ではないかもしれない方

  • 既に個人案件や企業案件をバリバリやっているクリエイター

  • イラストやデザインで稼ぐ方法が知りたいクリエイター

  • 依頼の方法がすでに自分の中で確立している依頼者

そもそもの前提として

「打診、予算交渉、取引成立」って普通に仕事してたら身につくんじゃない?というツイートも見かけましたが、社会人みんながそういう役割の役職に就くわけではないので、基本的に「依頼者は依頼のプロではない」という前提でクリエイター側も準備しておく方がいいかと思います。
※これは個人依頼に限っての前提になります。企業案件になれば多くは外注担当者(依頼の経験者)から連絡が来るので除外して考えております

どうして依頼者が怯えてしまうのか

発端は「こんな失礼な依頼者がいました!注意喚起です!」と言って、DMやメールのやりとりのスクショを晒すクリエイターのせいで依頼したいけど晒されそうで怖いというもの。

このような晒し行為は善良な依頼者を委縮させるだけでなく、晒したクリエイター自身の信頼失墜にもつながります。
※無論、中にはとんでもない依頼者もいますが多くは善良な方ばかりです

上記の前提で「依頼者は依頼のプロではない」と言いましたが
クリエイターがどういった工数で作成しているのか、どんな工程が必要なのか把握していない方が大多数です。

失礼なことを言ったら晒されるかもしれない
→そもそも失礼にあたることって何?
どんな風に作業しているの?どうしたら楽に作業ができるの?
→個人で依頼出すのが怖いな……やめておこう……

上記の考えが怯えてしまう要因だと考えてます。

晒し行為はいけないものか

そもそもその晒しをしてどうしたいのかにもよります。

「世間ではクリエイターが下に見られている!ちゃんと声をあげないと!」という意見ももちろんあるのですが、大半の依頼者様は善良な方ばかりです。

上記のセクションでも触れたのですがこういった晒し行為は
逆に善良な依頼者を牽制してしまう恐れがあります。

また、DMやメールなどのクローズドなやりとりを晒す行為をするクリエイターであるということは、守秘義務などを守れないクリエイターであるという認識を持たれてもおかしくありません。

それと言葉は悪いですが「私はこんな依頼者を引き付けてしまうレベルのクリエイターです」と公言しているようなものです。

未払いなどは弁護士へ、もしくは先払いを原則としてお願いすることで防げますし、暴言であればスルーか警察に通報に限ります。

私もTwitterに書かないだけで個人案件や企業案件で何件かトラブルに巻き込まれています。でもその辺の話は有料noteかリアルな酒の席で話します。
クライアントの愚痴とかはみんなが見ているオープンな場で話すものではないです。

料金表出すか出さないかって話

これも定期的に話題になりますね。
案件の内容によって変動するので一概に決められないという意見もありますが、そもそも個人依頼と企業案件では、依頼者側の予算の考え方に以下の差があります。

個人依頼:自分のお財布と相談して「このぐらいまでなら出せる」って決めてから依頼してくる
企業依頼:「当初の予算よりオーバーでもワンチャン上を説得すればもう少し出せるかもしれない」って前提がある

個人依頼は月々の生活費や自分の払うべき税金などを考慮して(学生さんならその月にアルバイトできる時間やお小遣いを考慮して)いるので、当初の予算より上の金額を出すことはほぼほぼ難しいです。それならばおおよその金額が提示されているクリエイターの方が、お問い合わせの際の心のハードルが一個消えるので問い合わせしやすい。なので個人依頼については料金表必要派です。

もちろん企業案件も、そのプロジェクトの予算の内、外注費はこのぐらいということを前もって決めてから依頼は出しています。けれども個人依頼に比べたら会社の金なので比較的融通は効きます。

金額の決め方とか料金表での見せ方とかは今回の記事の趣旨とはズれるので割愛。

ファーストコンタクト(お問合せ)はどう用意するか

もうすでに名前が売れている方でない限り、ファーストコンタクトのお問合せはハードルが低い方がいいです。だけど最低限の自衛は必要です。
これはコンセプトアーティストのよー清水さんが言ってたのですが、お問い合わせフォームに企業名や予算などを記入する欄を設けることで、冷やかしなどが減ったとのこと。

(よー清水さんレベルの方でもよくない依頼の打診が来るというのは怖いですが)私のポートフォリオもこちらを参考にフォームを作成してます。最低限の質問項目を設けることで、あらかじめ知りたいことが明確化されるので受ける側としてもスムーズにその後のアクションができます。


低予算を提示されたら

低予算を提示されても、別にクリエイター側を馬鹿にしているのではありません。依頼者の生活費と直結している財布の中から、なんとか出した金額です。予算範囲内でできること、プランの構築と交渉をすることが、勇気を出して問い合わせしてきてくれた依頼者への敬意だと私は考えます。

交渉を試みても予算とこちらの見積もりが合わないこともあります。その時はまたの機会があればご相談くださいと一言添えて、その商談をクローズするのが次へ繋がる対応と考えております。

自分の都合が悪くなって音信不通になるのは、クリエイター側も依頼者側もやってはダメです。最低限の終わりのあいさつはお伝えしましょう。相手もあなたの返信を待ってます。

これから依頼しようと考えてる個人の方へ

これまで私は個人系Vtuber、配信者、インディーズゲーム作成者、同人誌作成者と色んな方と取引してきました。
私個人の感想ですが、イラストやデザインの知識はあまりない方でも、最低限の社会人としてのマナー(学生さんであればご自分が持っている最大限の敬語能力)がある方となら、とてもスムーズにお取引ができた案件ばかりです。

何かを伝えたい、表現したいという気持ちはとても尊いものです。
クリエイターはそれを表現するお手伝いをしたい方が大半です。
どうか怯えないで、ご自身の世界を表現する手段を自分で狭めないでください。

無論、依頼したいクリエイター様が依頼を受け付けていることを確認し
提示しているのであれば依頼方法や注意事項を読んでから
メッセージをお送りしてくださいね。

まとめ


依頼者側に礼儀とかこうすると助かるとか求める前に、
依頼される側も相手の気持ちを知っておこうねって話でした。
何度も記事で言っていますが個人依頼は特に「依頼者は依頼のプロではない」ので。

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個人の方からのイラスト、デザインのご依頼を受け付けております。
料金表や過去の作成物は以下のポートフォリオに掲載あります。

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■問い合わせ方法
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無償でのご依頼は受け付けておりません。

公開できない実績ばかりなのですが実は本業がWebデザイナーなので、WixやSTUDIOなどのノーコード系のツールでサイトを作る際のデザインのご相談なども乗れます。ポートフォリオサイトなどのデザインもぜひご相談くださいませ。

なお、企業様の案件については別途料金を設定しておりますので
ポートフォリオサイトのフォームよりお問い合わせくださいませ。

ヒアリング用テンプレート(有料)

ここから先は、依頼者側から最初の問い合わせがあった後にお送りしているヒアリング用テンプレートになります。
既にお問い合わせの際に記載があった項目については、こちらで記入をしてからお送りしてます。
内容については適宜追加、編集、削除をして使っております。
よければコピペしてお使いください。

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