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【動画感想文】NATO加盟数 日内に協議へ 北欧2国とトルコ(6/3 虎ノ門ニュース)

YouTubeを始め動画を見ながら日本と世界について考える「動画感想文」。最近見た動画について、オススメする意味も込めて感想文を綴ります。

今回の動画はこちら。

北欧やトルコの動きを解説するとともに、日本がこれらの国にとって大きな存在だということを教えてくる動画です。

フィンランドがNATOに加盟するにあたり、唯一難色を示しているNATO加盟国がトルコですが、そのトルコを説得するのに日本の賛成が大きなカードになるということです。

さらには、ロシアを挟んで日本とフィンランドは対称形であって、日本がロシアに毅然と対応すればロシアは日本に対峙するために国力を割かねばならず、その分、フィンランドやスウェーデンにとっては有利になることなど、地政学の観点から教えてくれます。これはもちろん、ウクライナについても言えることです。

地上波だけ見ていると、日本は経済的にはそれなりに大きな存在だということは分かりますが、世界の安全保障にとってあまり大きな地位を占めているようには思えません。

もちろん、憲法9条の制約から軍事力にも制限があり、海外ではほぼ使えない状況なので、米英仏や中露ほどの力を持っているわけではないでしょう。

それでも、アジアの東端にあり、北欧諸国や東欧と協力すればロシアや中国を抑えることができ、アメリカやオーストラリアと協力して太平洋を守ることもできます。

新聞などの日本の外交に関する記事で「難しい対応を迫られる」という文言をよく見かけます。

ある程度、決まり文句なのかとも思いますが、なぜ、いつも「迫られる」ばかりなのでしょう。なぜ、いつも受け身なのでしょう。本来、もっと日本から他国に迫ったり、仕掛けたりしていいはずです。

そういった発想がないのも「日本は大した国ではない」という意識があるからではないでしょうか。

尊大なふるまいは私たち日本人の価値観とは相いれませんから、目指すべきところではありません。

しかし、今回言及された北欧諸国を始め、世界の国々では、日本にもっと大きな役割を期待する声が多く挙がります。単に経済的な支援ばかりではなく、軍事面や民主的な価値観も含めて、です。

日本は大国である、と正しく客観的に認識し、世界での役割を積極的に果たすべきだと思います。

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