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世界は戦争を悪だと思っていない

戦争が悪だなんて、全然、普遍的な価値観ではない。

日本ではほとんどみんなそう思っているかもしれない。
だが、習近平はそうは思っていない。
金正恩も思っていない。
プーチンも思っていない。

イスラム世界でも、聖戦(ジハード)は善だ。

欧米にしても、攻められて守ることを否定する政治家などいないだろう。そして攻められないように、あらかじめ守りを固めることも、善である。

普遍的なのは「戦争に負けることは悪」ということだ。
これは習近平も、金正恩もプーチンも思っているに違いない。

二度と戦争をしてはならないというのは、他国を武力で侵略してはいけない(日本がそれをした訳ではない)というのと、誰も攻めてこなければいいな、という願望を言っているに過ぎない。

決して、攻められても戦わない、などというバカなことではない。

そして戦争の惨禍とは、戦争を始めた惨禍ではなく、戦争に負けた惨禍である。

私たちは、好むと好まざるに拘らず、そういう世界で生きているのである。

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