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[予告]久能山東照宮協力の元、徳川家康公の甲冑「金陀美具足」を鋳物で再現!

みなさんこんにちは!
しずおか鋳物の会社、「栗田産業(KURITA)」です。

しずおか鋳物「重太郎(JUTARO)」によって、静岡のまちに貢献したいと日々考えているわたしたちですが、このたび、新たな鋳物プロジェクトを始動! お披露目に向け、ようやく告知できる段階となりました。

それが、徳川家康公の甲冑「金陀美具足(きんだみぐそく)」です。
NHK大河ドラマ「どうする家康」で、徳川家康役の松本潤さんが着用したことで知った方もいるでしょう。しかし、あれはあくまでもドラマ用の衣装。
静岡にはなんと、本物の「金陀美具足(きんだみぐそく)」があるんです。

今回は「金陀美具足(きんだみぐそく)」を知らない方のために、歴史面も踏まえてお話したいと思います。

そもそも「金陀美具足(きんだみぐそく)」って?

 「金陀美具足(きんだみぐそく)」とは、19歳の家康が1560年・桶狭間の戦いの前哨戦で身に着けたとされる鎧(よろい)です。表面全体が"金溜塗"と呼ばれる金箔押であしらわれているのが特徴。国の重要文化財として、静岡市駿河区にある「久能山東照宮博物館」に所蔵されています。
もともと江戸城に保管されていましたが、明治以降「久能山東照宮」に奉納され現在に至ります。「久能山東照宮博物館」には、徳川家康公が使用した茶道具・文房具といった身の回りの道具から、徳川歴代将軍の武器・武具など、2000点以上の宝物が収蔵されています。
そのなかでも甲冑は、初代・家康公から15代までの歴代将軍の甲冑を含む、計63領を完備しているというから驚きです。
そのなかに、今回再現された「金陀美具足(きんだみぐそく)」もあります。金溜塗や鎧をつなぐ糸部分を修復するなど、これまで多くの時間と人々の手をかけ、400年ものときを経て現存する「金陀美具足(きんだみぐそく)」。
今回、久能山東照宮のみなさま協力のもと、鋳物で再現することができました。

なぜ「金陀美具足(きんだみぐそく)」を鋳物で再現したの?

冒頭でお伝えしたよう、しずおか鋳物によって、静岡のまちに貢献したいと考えているのが、わたしたち「重太郎(JUTARO)」ブランド。これまでビアグラス・ぐい呑み・ミニ四駆箸置きなど、静岡の特産物を楽しむもの、静岡の文化を盛り上げるものを鋳物で再現してきました。
そのなかで未だ取り組めていなかったのが、静岡の歴史についてです。
今の平和な日本を築き、そして静岡を語るうえで避けて通れない重要な人物・徳川家康公。過去の投稿でもご紹介していますが、家康公お抱えの鋳物師のおかげで、静岡の鋳物文化が発展したといっても過言ではありません。鋳物のチカラによって、その恩返しができればと常々考えていたところ、ご縁あって、久能山東照宮の宮司さんとお話をすることができました。
そして知ったのが「久能山東照宮博物館」に歴代将軍すべての甲冑が所蔵されているということ。レプリカではなく、本物。これほどまで歴史的価値のあるものが、こんな近くにあるなんて。これはもっと多くの方に知ってもらいたい。そうして今回のプロジェクトが始動しました。


現在、10月下旬のお披露目・販売に向け、最終調整中!
次回のnoteでは、商品のディティールやこだわりポイント、製作秘話などをお伝え予定です。
お楽しみに!

栗田産業メイドのしずおか鋳物「重太郎」はこちら


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