冬の空を舞う蝶のように
ひらひらと
揺れ落ちる
紅葉
ゆらゆらと
揺れ動く
水面
ひゅうひゅうと
吹きすさぶ
木枯し
ドキドキと
脈打つ
心の臓
寒いはずなのに
暖かい
目に映る全てが
まるで
穏やかなせせらぎのように
サナギから蝶になる瞬間のように
形を変え流れる白雲のように
首飾りや耳飾りの揺れまでも
ゆっくりゆっくり
スローモーションに見える
かと思えば
気付けば茜に空染まり
気付けば夜空に星と月
何よりも早く過ぎる時間は
瞬く間に過去へと変わる
ずっと続いて欲しい
そんな儚い願いもまた
儚く散りゆく
運命なのか
一緒に居られぬ
宿命なのか
君がいる時間は
君といる世界は
そんな時の刻み方をするのだろう
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四季の中で、一年の中で、同じペースで時は進む。
そのはずなのに、時の流れが緩やかになったり速くなったり、感じ方は都度変化する。
体感の時間の流れ方、速さは違う。
そんな感じ方の違いから、生まれる物語に戸惑い、歓喜し、そうして織り成されていく今と過去。
未来を見ようとしても見えはしない。
過去を振り返るのはいつでもできる。
現在を見つめなければ。今この瞬間を、次の一瞬へ繋いでいかなければ。
その繋いでいくプロセスに君が居たんだ。
何にも囚われず、手の届かないところで、自由に踊るように飛び回る白い蝶。
指や肩にとまっては、時間の流れを変えた。
大切だと思えば思うほど、何よりも速く過ぎ去っていく。そして、大切な時間ほど長くは続かない。
築き上げてきたと思っていても、それは幻。
積み上げてきたと思っていても、それはまやかし。
脳が作り出した幻想。
可笑しいね。
一緒に居たあの時間は何の意味もなかった。
一緒に笑ったあの時間は何も生み出されてなかった。
何もかも思い違いで、何もかも気のせいだった。
そんな残酷な現実を突然叩きつけてくる。
心を開いた頃合いに、深くえぐり消えない傷を残していく。
あのまま知らなければ。あのまま巡り合わなければ。こんな痛みも知らずにすんだ。
こんな絶望も見ずにすんだ。
涙と血で変わり果てた姿に何を思うのか。
うちひしがれ朽ち果てそうなちょうどその時、天から雪の花びらが舞い落ちる。
何も言わず、蜜を吸い終えた蝶は、また踊るように手を伸ばしても届かないところへ飛び立っていった。
そして、雪の花びらに溶け込んで、見えなくなった。
ありゃ?何か軽く読み物みたくなったな(゚ω゚)笑
まぁきっかけはいつも突然で、いつも突然消えていくものなんだろうなってことです。
いつまでも続きませんからね。
良いことも悪いことも。
その時にしか感じられないことがあるんだとして、それがその時の全てなんだと錯覚しても、必ずその後にはあるべき姿で未来は現れる。
自分が迎えたい未来を描いて、次の一瞬を信じて動いていくことが、きっと明日への活力になるんだと…そう信じたい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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