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呼吸の大切さ

 前立腺摘出手術の準備のため、購入を指示されたのが「スウフル(Souffle)」でした。全身麻酔の後の回復をサポートするための呼吸筋を鍛える医療器具です。鼻を付属のピンチでつまんで、吸い口をくわえて吹くだけです。大きな音はしませんが、大きな船の警笛のような感じの音がします。ホラ貝を吹いてるようなルックスになります。(法螺吹き?)

 余談ながら、全身麻酔の麻酔薬には筋肉弛緩剤も入っていて、切れた後が本当に、しんどかったです。一生懸命息を吸っても、空気が薄いような感じがして、「スウフル」を推奨されたのは正解だと思いました。それなりにはブーブーとやっていましたが、もっともっと頑張ってスウフルをやるべきでした。まさしく、「後悔後絶たず」。私がここに、こうしたことを綴るのも、「初の全身麻酔」をされる方の情報、啓発になればと思っている面もあります。「note 」なので自分の備忘/自戒がメインなのですけどね。

 話は変わりますが、前立腺がんが分かって、摘出手術を意識した頃(20年の始め頃)から、心身の健康にヨガをやり始めたのですが、ヨガもプラーナ(呼吸)を重視します。そして、その呼吸がきちんと出来るようになるためアサナ(体位)をして鍛える(タパス=苦行/修業)のです。食べるものがなくても30日、水がなくても3日生きられるかもしれませんが、空気がなければ3分で命が危ない。このように重要な、「呼吸」(酸素を体に送る作業)ですが、日々、呼吸に意識を向けることがないのが我々一般人かと思います。このヨガの呼吸と、スウフルが似通っています。体験者は語る(笑)。胡坐をかいてリラックス(座禅の形)し、左の鼻を抑えて右の鼻で深呼吸する。息を止める。左の鼻から吐く。また右鼻で吸う。止める。を繰り返す。スーリヤ・ベダナ・プラーナヤーマ。等々。30回から初めて、5分、10分と伸ばすようです。(なかなかそんなに長くやれてはいませんが…。)片方の鼻だけで吸って吐くため、肺に負荷をかけている訳ですね。

 スウフルをやっていると、呼吸にしか意識が向かなくなり、ヨガよりヨガらしいかも?(笑)。終わった後、図らずも「瞑想」した後のような「心地よい感覚」になります。体の隅々にまで酸素を送ってやると、心まで健康になる様で、おすすめグッズです。

 PS 吹奏楽器なんかも呼吸にも心的にもすごく良さそうですね。ホラ貝、買おうかな?騒音で苦情がくるか??山伏修業も面白そうだ(笑)。

#スウフル #初の全身麻酔 #呼吸 #ヨガ #スーリヤ・ベダナ・プラーナヤーマ #瞑想 #前立腺がん

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