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思いっきり好きなことをして生きる

 『思いっきり好きなことをして生きる』

 最近、切実に思うこと。時は永遠にあるって思っていた20代。練習時間なんて溢れるほどあったし、ギグ行って、友達と遊んだり、デートしたりしても昼近くまで寝ている毎日。おまけにぼーっとしている時間もあったな。

 それが、子供が生まれてから「お?自分の時間ってなんだっけ?」と気づくようになり、今がチャンス!とばかりに自分の時間を見つけていた30代。40になり、もしかして時間って永遠にあるものではない?と、自分のことをやる時間がとても大事なことに気がつきました。わたしの場合は、音楽。運良く人生の半分を狂ったように費やしていることで生計を立てていけるようにもなりました。

 妻となり、母となり生活も独身時代とは大きく変わりましたが、かわいい子供たちと過ごす時間も大好きな時間です。よくどうやって両立しているの?って聞かれます。でもそれはわたしの場合は至ってシンプルでただ、自分の好きなことをしているだけです。

 でもなくすようにしているのは『なんとなく』です。心がけているのは、ゆっくりしたいのに『なんとなく』練習する、本当は練習したいのに『なんとなく』子供たちと公園に行く、というような中途半端な『なんとなく』な行動です。

子供たちは賢いのでわたしの『なんとなく』をすぐ嗅ぎつけます。なんとなく練習している時には必ず邪魔をしてきます(笑)練習する時は隙を見せないことが大事なんですね。母が思い切り入り込んで夢中になって練習していると、その気迫から子供たちはそっとしておいてくれます。やさしいのです。それと同時になんとなく子供たちと公園行ったりすると子供たちに失礼ですよね。なので思いっきり一緒に遊んであげます。というより一緒に体を動かしています。

 家にいても思いっきり一緒に楽しんだり、ぶっちゅーってしてあげたり、おしゃべりしたり。そして仕事の時間になったら、「いってきます!」って気合い入れて音楽しに行くのです。そしたら「いってらっしゃーい」と気持ちよく送り出してくれるのです。運がいい日にはホワイトボードに「おかあさん、おかえりなさい。グラタンののこりがあるから温めて食べてね。大好きだよ❤️」なんてメモが残されている時もあります。ほっこり嬉しい瞬間です。

 これはもちろん、ありがたいことに夫が同業者で家族も協力的でいてくれるから成り立つ生活だと思います。でも誰にでも工夫次第でできるのでは?と思うのです。

 音楽以外にも、とあるオフの日に無性に折り紙で大作を作りたくなった日。1日半かけてトゲトゲのくす玉を作り上げました。あのワクワク感といったら。できた時の感動は心地よかったです。おまけに子供たちから尊敬の眼差し!常に本気で楽しむ。

 先日は息子が通っている幼稚園で劇の会がありました。子供が本気で取り組むこのイベント。人前に出るドキドキなどを親も体験しよう!ということで毎年大人の劇の会があるのです。最初は忙しいのに集まりとかみんなも大変だなと思ったのですが、やってみると最高でした。わたしはその時期ツアーなどもあり、役はやらなかったのですが、劇の音楽や効果音を即興演奏する役で参加しました。お母さんたちの本気具合が半端なくって、みんな最高に楽しんでいたし、わたしもウッドベース担いで本気でやりました。気合いはブルーノートの時と同じです!その結果、いやー、楽しかったです。みんなもキラキラしていました。子供たちも大喜び。こんなふうにどんなことでも、思いっきり楽しむことで人はキラキラするのかもしれませんね。

 『自分が』胸が躍ることを見つけて、ドキドキしながら思いっきり楽しめることをやっていきたいです。子供はキラキラしたお母さんが大好きですからね。

 人生一度きり、思いっきり楽しんで生きていきたいですね。

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