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夫婦円満にしようとして円満が遠のく件

1.人生は仕事だけじゃない

私のクライアントさんは、大半の人が仕事をもっとスケールさせたい!と思ってコーチング・コンサルティングを受けに来ています。

でも、大抵のかたは仕事だけでなく趣味や家族のはなしもしていきます。人生は仕事だけではないから。コーチングは「未来の臨場感」を形成します。仕事だけで臨場感は生成できません。だって、人間仕事だけじゃいきられないでしょ?睡眠もとるし、食事もとる。仕事の時間だけでなく、趣味の時間・家族の時間もある。

2.「トラブルを解決したい」はトラブルの元

で、オールライフを扱ってると仕事に没頭できない原因でよくあるんです。家族やパートナーシップに関連するもやもや。

このときよくありがちなのは「トラブル解決したい」というゴールをもって行動すること。先に言いますが、これはトラブルが解決しないか、解決したとしても別のトラブルが発生したりしますw

こういう方が思い浮かべているのは、家族でもっと心地良い関係でありたいということ。本当はこのゴールだけ思い描いておけばいい。・・・なのだけれど。よくありがちなのは「トラブルが発生しないように」と先回りして行動すること。「浮気さえなければ」と思ってすごすこと。

ここで思い出してほしいのが量子力学・不確定性原理の話。
運動方向を正確に決めると、位置が不確かになります。
逆に、位置を正確に決めると、運動方向が不確かになります。

ここでいう「位置」は「ゴール」です。
「運動方向」は「手段」です。

ほんとうなら「家族円満」というゴールだけ見ておけばいいんです。
それなのに「ドラブルが発生しないように」と先回りして行動する(これはドラブルが発生する前提の行動なので、トラブルが発生するという現実が強化されます)。
「浮気さえなければ」とパートナーの浮気を疑いながら過ごす(この方は結局「浮気ができないように」旦那さんが病気になって入院してしまいました)。

3.「自分で考える」は正解ではない

学校教育では「自分で考える」ことが大事だといわれます。
仕事でも、基本的には、自分で考えることが大事です。
でもそれは予定調和、運動方程式がなりたつ・不確定性原理「ではない」世界。ゴールまでの道のりが明らか・積み上げで到達できるものにしか適用できない話です。

人生は予定不調和。ここに「自分で考える」を適用すると似たようなところをぐるぐるまわる羽目になります。解き方のわかってる数学の問題を解くのとはわけが違います。

決めるのはゴールです。逆に、ゴール以外はRandom walk、コーチング用語的にはInvent on the wayが正解。
Random walkとは、量子力学などの分野でモデルとしてよく使われる、次に現れる位置が確率的に無作為(ランダム)に決定される運動のこと。やりながら考える。そとから見たら行き当たりばったりで無駄が多く見える。

でも、それが、いい。
「効率よくやりたい」は効率がわるい前提で手段を限定してしまっているということ。心理的柔軟性をフルにいかして、ゴールを思い浮かべているなかでやってきた機会(チャンス)をキャッチする。
そうすればRandom walkになって、手段・運動方向は限定されないけれど、ゴール・確定した位置に向かって進んでいく。

未来はちゃんと整合します。
いきなりやるのが不安だったら、まずはちいさなことからチャレンジしてみてください。

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