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白黒思考を変えていくには、グレーゾーンを意識しよう

白黒思考、グレーゾーンとは

発達障害、とくにASDは、白黒思考が極端な事が多いです。
0か100か、アリかナシか、白か黒か…この白黒ハッキリつけたがる白黒思考、別に悪い事だけじゃないんだけど、あまりにも極端でどちらかにつけないと気が済まないってなると、自分への負担が大きくなってしまいます。

99点とったとしても、「100点じゃないならもうダメだ」となって、自分を責めて追い詰められてしまう事に。
「0点か100点か」だけで物事を判断してしまうと、やっぱり辛いです。
自分を肯定してあげたり、認めてあげる為には、グレーゾーンを意識して考える事が大事だと思います。
パンダだって全部が白黒でできている訳じゃないみたいに、人間や物事も全部白か黒かではなく、その間であるグレーゾーンが存在します。

このグレーゾーンの概念を知るだけでも、だいぶ考え方が変わって生きやすくなるよ。

グレーゾーンで考えられるようになるには

「グレーゾーンがある事は分かっているけど、どうしてもうまく納得できない…」、
「結局、白か黒かで考えてしまう…」って人は多いと思います。ぼくもそうだったし。
グレーゾーンで考えろと言われても、難しいよね。

だからまずは、白と黒という二択しかなかったコマンド欄に、『グレー』という選択肢をひとつだけ追加してみて。
0点か100点かでいうなら、その間の『50点』。
アリかナシかでいうなら、その間の『どちらともいえない』。

そして白か黒かの判断の前に、とりあえず『グレー』という基準に置いてみましょう。
白だともいえないし、黒だともいえない、だからとりあえずグレー。
何でも、まずはとりあえずグレーとして考える事を意識してみるのです。

20点とっても、99点とっても、とりあえず50点。
四捨五入して0寄りの50か、100寄りの50か…と考えてしまいそうになっても、無視‼
そう考えてしまうとまた極端な白黒思考に逆戻りになってしまうから、ダメ。50点です。

ひたすら、『白でも黒でもない。これはグレーなんだ』と意識する事が大切。
そう意識していくと、だんだんと極端な白黒思考で決めつけてしまう事が少なくなってきます。
「グレーって、こういう事かな?」と思えてきたら、客観的に物事を考えられるようになってきた証です。

「白か黒か」で人間や物事は測れない

白か黒かって、自分が自分に課してしまったブレ幅が大きすぎる基準なんだよね。
白だからOK、黒だったらダメだも、よく考えればそんな基準はどこにもなくて、結局は自分が思いこんでいる事だったりするから。

20点とったから黒だ、だからイコール自分は全てダメな人間なんだって、判断してしまうのは危険。
仮に0点をとったとしても、それがイコール自分には価値がない人間なのかって、そんな訳はなくて、マクロな視点で見るとその0点の中にもグレーの部分はある。
100点をとった人も同じで、だからその人は優れた完璧な人間なんだっていう事じゃない。

完全な白か黒かの基準では、人間や物事は測れません。
グレーゾーンがあるんだから、白か黒かでそんな極端に考える必要はないんです。

ぼくもまだ完全に白黒思考を脱せたかと言われればまだまだですが、それでもグレーゾーンを意識した事でだいぶ考え方は柔軟になってきました。
パンダにもグレーはある。そう意識していけると、楽だよ。

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