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趣味追い人▶youco

横浜読書会KURIBOOKS参加者 youco です。
横浜読書会KURIBOOKSー好奇心を解き放とう
~参加者募集中~

この投稿を読んでくださっているあなたは、もしかして読書がご趣味ですか?私もお見合いの席で「ご趣味は?」と尋ねられたら「読書です…」としおらしく答えることでしょう。

読書会でお会いする方々とは、当然、本のお話をします。本の話を聞いたり話したりしているだけでも時間が足りなくなるくらい。
お話の面白い方や、考え方・感じ方が私とは違う方、世代も生活環境も違う方、様々な方に出会い、本を介してその方の中身の片鱗を見せていただくとき、思い切って読書会に参加してよかったな、と思います。

ただ、話題が広がれば広がるほど、自身の人間としての未熟さや知識の乏しさ・狭さなどに劣等感を感じるときもあります。知見を広げたり、人間として成熟するためには何をしたらいいのでしょう。(”何か”をしなければ叶えられないという考えが稚拙なのですが。)

そんな思いを日々抱えながら、ある大型書店に行った時ふと、新書の自己啓発本でも読んでみようかしら…と思い、新書コーナーに向かいました。(新書というものを自己啓発本・知識本としかイメージしていない私。)

そこで一目ぼれした本がこちらです。

…自己啓発本じゃないじゃん。

「愛の絵」中野京子著。

西洋美術のことはほとんど知らず、美術館へ出かけても、写実絵画は観ていて楽しいな、とか印象派も素敵だな、くらいのノリで鑑賞していましたし、芸術は感じるものなんだ!と思い込んでいましたが、この本は、西洋画を観る際にもある程度の知識があればもっと面白くなるよ、ということを教えてくれた本でした。

私はわりと仏像に興味があるのですが、実は仏像というものも、その仏像がどんな尊格(種類)なのか、頭髪や着衣で区別できるものなのです。尊格が分かれば、発願者はどういう願いをもってこの仏さまを祀ろうと思ったのか、などの物語が読み取れるのです。(例えば疫病が流行っているから病平癒を願って薬師如来をつくりましょうとか。)

西洋画も同じで、ギリシャ神話(神話をベースにした絵画って多いですよね)を知っていたり、その絵が描かれた時代の常識・文化などを理解していれば、絵に潜んだ物語を発見し、より楽しむことができるのでしょう。『印象派以前の絵画は、読み解くためのアイテムが満載だった』と、この本にも書いてあります。『どこに何をひそませるかが、画家の腕の見せどころ』だったそうです。

面白いなぁ、深いなぁ…西洋美術の勉強を新しい趣味にしてみようかしら…などと思いつつ。著者の中野京子さんは、ご存じの通り「怖い絵」シリーズや「名画で読み解く 12の物語」シリーズなどの著作がたくさんありますよね。まずはその辺りから挑戦してみようかしら。

余談ですが、先日参加した読書会の最後に、皆さんが紹介した本を並べて各々撮影していた折、デジカメで撮影されていた方がいらっしゃいました。実は私もいっときカメラにハマったことがあり、デジタル一眼レフカメラを持っています。重たかったり、荷物が増えたり、撮ったところでたいして見なかったり…などの理由で放置していたのですが、先述の方に触発され、また引っ張り出して充電したところです。趣味の一つとして復活させたいな、と思っているのですがどうなることやら。

皆さんの、読書以外の趣味は何ですか?
読書会の後の懇親会では、そんな話もできるのではないかと思います。

皆さまの参加を心よりお待ちしております。
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【投稿者】youco

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