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ビジネスは絵を描くことに似ている

真っ白な紙に絵を描くことは創造性が豊かでないと簡単ではない。
だが、子供の頃、真っ白な紙に絵を描くことが好きだったとか、よく描いていたという人は多いのではないだろうか。

真っ白な一枚の紙はイマジネーションの源泉だ。

白い紙を目の前にしたとき、頭の中では創造力が掻き立てられ、それが紙面に解き放たれることで絵が生まれる。
これはビジネスも同様で、戦略と行動シナリオを描き出す作業は頭の中のビジネス的創造力を真っ白な紙の上に解き放つことから始まる。

自分達の望む姿を書き出し、それを実現するための戦略を立て、その戦略どおりに物事を動かしていくためのシナリオを作るプロセスはある種のビジネスルーティンだ。

このシナリオ作りの難しいところは、自分達が現在持っている、若しくは手に入れることのできる経営資源の範囲で展開させていかなければならないことだ。

人材にしろ、資金力にしろ、持っていないものをシナリオに含めてしまうとその時点で現実味が損なわれる。

そしてどんなに素晴らしいシナリオを作っても物事や状況は常に変化していて、想定外の出来事が山のように起きるのでシナリオ通りにいかないことが殆どだ。

例えば植物の種子は、まけば、普通は芽が出て茎が伸びて、やがて木になる、と考えるだろう。だが、鳥が来て種を食べてしまうかもしれないし、害虫がついて途中で枯れてしまうこともある。

ビジネスの場面では、シナリオをこうした現実社会の中で意図した方向に向かわせる為に、うまくいかない方法を無理やり継続するのではなく、そのたびに学び、修正する作業が何度も必要になってくる。

世の成功者達は未来のあるべき姿を目標として設定し、成功への道を切り開く努力を惜しまない。

そしてやり遂げる強い信念を持っている。

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