【自創作】一夏の幽霊と映画のお話【宣伝】

忘れられてるかもしれないけどライターも兼任している小説家の紅月シオンです、今回は自分の作品の中でもお気に入りの作品を紹介したいと思います

他にもちょこちょこ書いているのですがイチ押しはどれと言われたらこれになります、夏休みに入った時期に主人公の「禊萩蓮」と親友の「伊吹翔」に「東雲宮子」、そしてロケ地探しの際に偶々であった「浅井京子」と共に、映画作りをしながらそれぞれの過去と向き合い、やがて自分たちの答えを出していく青春群像劇です

元々作業中に音楽を聴くことも多いのですが偶々流れてきたプリテンダーを聞いてたら「別れ話を書きたい」と思いプロットを作成、その過程で「青と夏要素入れてお盆みたいな話書いてみない?」と思い至ってこの作品が出来ました
ちなみにプロットから本筋が変わらない程度に外れた作品でもありその過程で何人か生まれたキャラクターもいます

ジャンルは「現代青春群像劇」で初めて書いた群像劇型の話でした
キャラの内面をじっくり見てもらいたいという願いもあったんですが、他者と他者の交感というか関わりあっていくことで変化していく人間性を書くとなったらもうこれしかないなと
その分キャラクターの数を減りましたが変化を濃密に出来た作品だと思ってます

それから若干思惑のすれ違いとかミステリーの要素もありますね、この辺はFateシリーズの生みの親である「奈須きのこ」さんの影響が大きくて、視界をちょくちょく変えながら最終的に主人公の元に帰結していくスタイルはあの人の作品を通じて学びました、今でも尊敬する心の師匠です

あと悔しかった事としてファンタジー要素やオカルト要素が出てくるにも拘らずそっち方面に振り切れなかったのは心残りでしたね、あくまでリアルさを追及していましたがただのリアルじゃなくてそれっぽさを出せばいいと振り切れなかったため幾つか削ったエピソードもあり、それが最終版での駆け足展開になってます、ここら辺治したい、リメイクしたい

ただこの悔しさがあったからシリーズ化しようと思ったのと、その過程で割を食った子たちのためのお話を書きたいと思ったので結果的に必要な感情でしたね
その結果がこの作品になるわけですし

作品のこれからとしては今度は伊吹を中心とした話を書きたいのとこの世界の成り立ち、そして追想をテーマにして書けたらいいなとは思ってます
えぇ、まだプロットは出来てないので発表はだいぶ先になるとは思いますがどうか末永くお付き合いしてくださるとうれしいです

では今日はこのくらいで、また明日会いましょう
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