紅羽-Kureha-

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小説 オーズ Anything Goes! 13

復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら 集合時間の約1時間前の朝9時半、俺は知世子さんさえ来ていない静かなクスクシエを後にした 決して後藤さん達に迷惑を掛けたいだとか、そんな事を思っていたわけではない。アンクの事をずっと考えていたからか、一睡もできずに朝を迎えてしまったため、軽く散歩をしに外に出ただけだった 俺はどんどんと知らない街の方へ

    • 小説 オーズ Anything Goes! 12

      復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら 「ちょっ、信吾さんっ!この事は火野には言わないって、約束したじゃないですか!」 「この件にアンクが絡んでいるなら、話は別だ。映司くんにアンクの事を黙ったままだなんて、俺には出来ない」 電話口の向こうから後藤さんと信吾さんのやり取りが微かに聞こえるが、俺の耳には全く入って来なかった 別の世界からアン

      • ショーと映画ととんでも考察

        挨拶と注意事項本記事をご覧頂き、ありがとうございます。紅羽と申します。主に仮面ライダーオーズをYouTubeで扱って活動しています。 本記事は仮面ライダーオーズ(火野映司)が出演する全ての映像作品、公式の小説の内容、並びに2024年4月7日にひらかたパークで開催された、仮面ライダーガッチャードスペシャルショーの内容を含みます。 またこの記事は下記の記事の続きです。ショーの内容の要約や感想などはこちらであげていますので、まだご覧になってない方はこちらを先にお読み下さい。

        • ショーと救済と錬金術

          挨拶と注意事項本記事をご覧頂き、ありがとうございます。主に仮面ライダーオーズをYouTubeで扱っている紅羽と申します。 本記事は仮面ライダーオーズ(火野映司)が出演する全ての映像作品、公式の小説の内容、並びに2024年4月7日にひらかたパークで開催された、仮面ライダーガッチャードスペシャルショーの内容を含みます。 また本記事は仮面ライダーガッチャード本編の内容も含みます。執筆時点で33話まで放送されていますので、ネタバレにご注意下さい。 この先の閲覧には十分ご注意の上

        小説 オーズ Anything Goes! 13

          小説 オーズ Anything Goes! 11

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら クスクシエ。それは火野映司くんやアンクくんが拠点としていた場所の名前だ。私達は彼の証言を元にデンライナーで、夢見町にあるその場所へとやってきた しかしお店から明かりは見えない。Closeの看板も掛かっているため、どうやら今日は閉まっている様子だった 「駿、本当に此処であってるんだよな?」 如月弦太

          小説 オーズ Anything Goes! 11

          小説 オーズ Anything Goes! 10

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら 俺は火野映司、とある企業の研究調査員として世界中を周る旅人だ。今年でその歳月も10年と言う節目を迎える。そんな中、俺は日本に帰国することになった とは言え、日本には度々帰国している。最近だと後藤さんの結婚式の日だ。ただ今回の帰国の理由は、ちょっと休憩をしたいからでも、何かの事件に駆けつける必要があるか

          小説 オーズ Anything Goes! 10

          小説 オーズ Anything Goes! 9

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら 「鎧武、こんなところで何を?」 「ここ最近、黄金の果実に異変があってな。それに共鳴するように地球にも異変が起き始めてることに気付いたから、様子を見にきたんだ」 進ノ介と晴人の前に立つ男は始まりの男。仮面ライダー鎧武こと葛葉紘汰である。紘汰は2人と同じテーブルを囲んだ 「それで、さっきの話、俺にも聞

          小説 オーズ Anything Goes! 9

          小説 オーズ Anything Goes! 8

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら 天ノ川学園高校 「そろそろミツルが来る時間だ、校門前に行こう」 私は如月弦太郎と共に校門の前へと向かった。もうすぐでミツルくんに逢える。気持ちの昂りが止まらない そして数分後、1人の青年が私達の手前で立ち止まった 「如月先生、ご無沙汰してます」 「おお、ミツル!元気にしてたか?」 私は最初それ

          小説 オーズ Anything Goes! 8

          小説 オーズ Anything Goes! 7

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら 俺と緑の男が天ノ川学園高校とやらに着くと、校門前に黒い男が立っていた 「フィリップ、ゴーストに関する情報を入手した。どうやら大天空寺という寺にゴーストは居るらしい」 「じゃあ急いで向かおう。そういえばテディはどこへ行ったんだい?」 「探し人がどうやらここの2年前の生徒だったらしくてな、弦太郎が呼ん

          小説 オーズ Anything Goes! 7

          小説 オーズ Anything Goes! 6

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら 2021年7月7日 警視庁 「すまない、急に呼び出しておきながら、久々の再会がこんな場所で」 スーツを纏った男の名は泊進ノ介、そして彼の前に座っているのは指輪の魔法使いこと操真晴人である 「問題ないさ。俺も何回か来たことあるし」 「大門刑事と関わりがあるんだったな。実は俺と彼女を含む5人が先週か

          小説 オーズ Anything Goes! 6

          小説 オーズ Anything Goes! 5

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら 絶望の淵に立たされた人間をもう一度希望で照らす、それは本当に難しいことだ 俺が今この世界で行なっている全ての行動は、自分なりに希望を見つけようとしているからなのかもしれない 「Dのメモリの出所を聞くためにも、ひとまずこの男は一旦風都署に連行する。大門刑事、また後で合流しよう。フィリップ、リリィに宜し

          小説 オーズ Anything Goes! 5

          小説 オーズ Anything Goes! 4

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら 高校だと?こいつ、ふざけてるのか? 「ガキの集まる場所に仮面ライダーの情報があるわけねぇだろ」 俺が黒い男の回答に対して強めの口調で返すと、緑の男が口を開く 「仮面ライダーフォーゼ、如月弦太郎。彼は天ノ川学園高校で仮面ライダー部を立ち上げ、今はその部活の顧問をしている」 「天ノ川学園都市か…確か

          小説 オーズ Anything Goes! 4

          小説 オーズ Anything Goes! 3

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら 「なぁ、天丼。本当に大丈夫なのかよ、お前1人で。トサカは危険な奴だ。何するか分かんねェぞ?」 デンライナーが動き出し赤鬼は青鬼に対して尋ねた 「問題ない、それに私も丁度会いたい人が居るんだ」 「テディ、あまり目立ち過ぎるなよ」 俺に色々言ってた割に、青鬼も別の誰かと接触する気なのか。まぁ俺は映司か

          小説 オーズ Anything Goes! 3

          小説 オーズ Anything Goes! 2

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 前回のお話はこちら 「誰だお前。俺はお前みたいな出来損ないは知らん」 「んだと、テメェ!トサカ野郎!」 目の前の赤鬼は俺を執拗に睨みつけてくる。ただ俺の言葉に嘘はない。こんな判り易い見た目の奴を忘れるわけがない。すると赤鬼の奥から別の声が聞こえた 「やめろ、モモタロス。俺達の目的を忘れるな。俺達はアンクに聞きたい事があ

          小説 オーズ Anything Goes! 2

          小説 オーズ Anything Goes! 1

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 今作から読みたい方はこちら 『アンク…良かった…お前と逢えて……』 あの日から、俺の頭からその言葉がずっと焼き付いて離れない。お前が俺に放った、最後の言葉が 俺は10年前のあの日、命を欲した 『お前の欲しい物って何だ!人間か?』 『もっと単純だ。世界を確かに味わえる物、命だ!』 俺は信吾を通して、始めて五感を味わった 今まで見ていた世界は色鮮

          小説 オーズ Anything Goes! 1

          小説 オーズ Anything Goes! 序章

          復活のコアメダルの続きを(勝手に)描いた2次創作です。あくまで続編であることをご理解下さい 前作から読みたい方はこちら 2021年7月31日。アンクが時を超えこの時代へと降り立った。これはその約1ヶ月前の出来事… ───東京・警視庁─── 「揃ったようだね。改めて諸君、今回は緊急な召集にも関わらず、迅速な対応感謝する。今回諸君に集まって貰ったのは他でもない。ここ最近、撲滅したはずの怪人達が蘇り、街で暴れているのは知っての通りだ」 この日、俺を含め警視庁に4人の刑事が

          小説 オーズ Anything Goes! 序章