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ショーと救済と錬金術

挨拶と注意事項

本記事をご覧頂き、ありがとうございます。主に仮面ライダーオーズをYouTubeで扱っている紅羽と申します。

本記事は仮面ライダーオーズ(火野映司)が出演する全ての映像作品、公式の小説の内容、並びに2024年4月7日にひらかたパークで開催された、仮面ライダーガッチャードスペシャルショーの内容を含みます。

また本記事は仮面ライダーガッチャード本編の内容も含みます。執筆時点で33話まで放送されていますので、ネタバレにご注意下さい。

この先の閲覧には十分ご注意の上、お読みください。


















ショーの要約

それではまず、ひらかたパークで行われたショーの要約を行います。

私は現地に行ったわけではないので、本要約はX(旧Twitter)やYouTubeで見掛けたレポートをベースとしています。

ただし宝太郎やりんねの詳細の動向は省き、あくまでアンクが活躍した部分のみを抽出します。

ガッチャード世界に迷い込むアンク

アンクは誰かに呼ばれて目を覚まし、オーズケミーのカードを探している中で、古代王によって破壊された街が復興していることに気付きます。

そんな中、ガッチャードと交戦中のホムンクルスを発見。倒されたホムンクルスの1体にアンクが憑依します。

アンクは宝太郎の使っているライドケミートレカのことを聞き、ケミーが錬金術で作られた存在だと聞きます。

アンクは宝太郎に肉体や魂の錬成、人間の創造を行う禁忌の錬金術が使えるかを聞きますが、宝太郎が使えないと言うとアンクはその場を立ち去ります。

一方その頃、同じくホムンクルスと交戦しているマジェードの元にオーズケミーのカードが現れます。そして自らケミーライザーにセットされ、そこからオーズが出現すると、りんねに応戦。ホムンクルスを撃破します。

禁忌の錬金術を望むアンク

ホムンクルスを倒すオーズの姿を見た敵のボスにアンクが接触します。ボスは錬金術で作られたアンクが自分と異なる高水準の存在である事に気が付きます。

アンクはボスに持っている全ての錬金術の知識を渡すよう言い、自分の欲しいものを3つあげます。

ホムンクルスよりもっと強固な肉体を錬成する方法、古代王の様に消えた魂を引き摺り出し錬成する方法、そして最後はアイス。

アンクはボスの協力を得るために自分のコアメダルを1枚渡します。ボスはコアメダルを研究すればこの世界の錬金術が更に進歩する事を確信しますが、宝太郎達が邪魔な存在だと伝えます。

ボスは完結が近いホムンクルスの研究に集中したいと言い、アンクにホムンクルスを1体貸します。

アンクのガッチャ

アンクを探す宝太郎とりんねの前にアンクが現れ、オーズケミーのカードを渡す様に言います。

どうやらアンクがガッチャード世界に来れたのは、オーズケミーが連れてきたからだったようです。しかしアンクが欲しいものがこの世界にあるとわかった今、それも好都合だとボスから借りたホムンクルスを宝太郎達に仕向けます。

驚く宝太郎にボスの錬金術こそが自分が探していたものだと伝え、痛い目に遭いたくなかったらカードを渡す様伝えますが、宝太郎は自分も力になれるかも知れないとアンクに言います。

しかし目処はついてるとアンクは宝太郎達に襲いかかります。りんねがホムンクルスを撃破し、標的をアンクに変更しますが、宝太郎がそれを止めます。

宝太郎はりんねを助けてくれたオーズケミーがアンクをこの世界に連れてきたのなら、この出会いにも意味があるんだとアンクに言います。

宝太郎はアンクのガッチャが禁忌の錬金術だと知っても、他の世界に来てまで掴みたいものなら応援すると伝えるとアンクの心が揺らぎ始めます。

欲望の錬成

そんな中でボスがアンクの前に現れます。ボスはアンクに貰ったメダルを使い、ホムンクルスの研究を完成させました。完全な肉体と究極な生命の器を持った禁忌のホムンクルスはアンク達に襲いかかります。

禁忌のホムンクルスにアンクは憑依していた体を消滅させられ、ボスはアンクの核を見抜き、これからも共に手を取って世界の真理へと至ろうと誘いますが、アンクがそれを突っぱねます。

しかし禁忌のホムンクルスがその場で蹲ると、意思を持ったかのように言葉を紡ぎます。ボスはメダルに染みついたアンクの欲望の錬成に成功し、禁忌の果てに到達した事を喜びますが、禁忌のホムンクルスによって消滅させられてしまいます。

禁忌のホムンクルスが宝太郎達を襲いますが、今となってはその2人が頼りだとアンクが言うと、標的をアンクに変えます。

そこでりんねがオーズケミーをケミーライズし、オーズがアンクを助けると、オーズとアンクが手を取り合うことで再錬成を行い、タジャドルコンボに変身します。

アンクは禁忌のホムンクルスからコアメダルを奪還。ギガスキャンを使って量産されたホムンクルスを倒します。アンクは宝太郎達を信じて方法が見つかるのを待つとなれば、元の世界で比奈が独りになってしまうと躊躇います。

しかしアンクは時間に目を付け、新たな方法を思い浮かべ、それに気付かせてくれたオーズケミーに感謝します。

一方で宝太郎らは禁忌のホムンクルスと戦い続けますが、傷の部分を再錬成され回復されてしまいます。しかしアンクは欲望が満たされない限り、力が無限ではないと伝えると、今がチャンスだと悟った3人はライダーキックで禁忌のホムンクルスを撃破します。

あいつとまた出逢うために

禁忌のホムンクルスが倒された時、「錬金術であいつを…」と呟いた事を気にする宝太郎ですが、別の方法を見つけたとアンクは宝太郎達に別れを告げます。

宝太郎は力になれない事を残念に思う一方で、アンクのガッチャが叶いそうなことを喜びます。そんな宝太郎にアンクは絵空事に等しい夢でも、手を伸ばし続けて掴みたい物を掴めと伝え、元の世界へと戻ります。

そしてアンクは比奈から2051年に過去の時空の歪みに繋がる時空の扉が開くと聞いていた事を思い出します。

取り戻せないなら失わなければいいと考えるアンクですが、何も満たされないまま待ち続けるのではなく、何を利用してでも欲しいものを全て掴み、もう何一つ手放さない事を決意します。

もう一度映司に出逢うために


ざっとこんな感じの流れでしょうか。前述した様に私が現地に行ったわけではなく、あくまでレポートをベースに物語の流れを要約しただけなので、もしかすると違う箇所があるかもしれません。ご了承ください。

ショーの内容を聞いての正直な感想

私自身、このようなショーは子供の頃には少し足を運んでいましたが、大人になって特撮熱が再燃してからは、一度も観に行った事はありませんでした。

しかし、このひらかたパークのショーは絶対観に行くべきだったなと後悔しています。それ程までに、凄く面白い内容だったと思います。特段予定もなく、家でだらだらしていた自分を叱りたい今日この頃。

Xでレポートを読んだ方々から絶賛の嵐が飛び交っているのを見て、私自身凄く嬉しかったです。

それ程までに映司を失った悲しみというのが、皆さんにとって尋常じゃなく大きい物だったのだと改めて実感したと同時に、私や皆さんが理想としていた「いつかの明日」に近付けたのだと感じると、私含め苦しんでいた皆が救われたんだなと感じました。

私が復活のコアメダルの続きの物語を小説として書き始めたのも、復活のコアメダルやライナーノートによって心を乱され、中々受け入れきれてない皆さんに、映司風に言えば手を伸ばしたかったから、というのは1つ大きな理由としてありました。

私の小説を読んで少しでも気持ちが楽になったり、オーズをまた愛して欲しい、そんな気持ちで書き進めていました。ただ私の小説を読んでいる人なんて、ほぼ居ないと考えていいくらい少ないと思っています。

そんな中で公式さんから近い場所でこのような救済の場があったというのは、皆さんにとって非常に大きな一歩だったのではないでしょうか。

両世界の錬金術

ここからはオーズとガッチャードの両方の世界に存在する錬金術について深堀をしていきます。オーズのみに絞った映画などを含めた詳しい考察は、本記事の最後にリンクを載せておりますので、そちらからご覧ください。

オーズ世界の錬金術

それではまずオーズ世界の錬金術をおさらいしていきましょう。

オーズ世界で錬金術師と呼ばれる存在が活動していたのは、映司がオーズとなって戦っていた800年も前のことでした。

800年前の王(以下、古代王)の治める国は大陸の中心にあり、領土は小さいながらも、活発な交易によって豊かさを保っていました。

その交易の中心品目となっていたのが、質の高い薬です。その質の高さを支えていた存在こそが錬金術師でした。

錬金術師の真の目的は人工生命体を作ることであり、薬の精製ではありませんでしたが、彼らは良質な薬を作るのに十分な知識と技術を持っていました。

そのため錬金術師はこの国で最も厚遇され、優秀な錬金術師が職を求め、この国へと集まっていました。

そんな中でこの国に即位した古代王が錬金術師の真の目的を叶えさせるために全面的なサポートを行った結果、生物のパワーを凝縮したコアメダルが作られたのです。

それにより古代王はオーズの力を手に入れ、その力を使って他の国を制圧し、そのまま大陸の全ての国、文化、生命をその手に収めました。

しかしコアメダルの誕生はオーズシステムを完成させたものの、錬金術師の目的である人工生命体の誕生は中々達成されませんでした。

そんな中、錬金術師のリーダー格であるガラは、9枚の状態のコアメダルに大量のセルメダルを与える実験を行いました。

その結果、10枚から9枚という欠けた数字にしていたことで、コアメダルにその穴を満たしたいという欲望が生まれ、知性を持った人工生命体グリードが誕生したのでした。

その他にも古代王の国の錬金術師は動物と動物を掛け合わせたキメラや、奴隷になった人々が実験の果てに姿を変えた生物など、様々な生命体を作り出しましたが、それらは全てグリードの様な知性を持ったものではありませんでした。

アンク達5体のグリードが誕生して少し経った頃、錬金術師はコアメダルを破壊できるグリードを作り出すために、新たなコアメダルを作り出そうとしていました。これが恐竜系のコアメダルです。

古代王はそんな物は作らなくて良いと言っていたそうですが、錬金術師がどうしても作りたいと、彼らの欲望のままに実験をさせている様子でした。

結局古代王はそのコアメダルを見る前に、アンク達5体のグリードのほぼ全てのコアメダルを取り込んで暴走、石化したため、恐竜系コアメダルは10枚の状態でヨーロッパに保管されることとなりました。

そして800年の時が流れ、鴻上会長がヨーロッパ旅行から持ち帰ったそれらを、Dr.真木が退職金代わりに無断で持ち出した、という流れでしたね。

またガラは優秀な錬金術師であったがために、それを恐れた古代王はガラを封印しましたが、鴻上会長らがドイツの遺跡を発掘している中で封印を解き、今度は自分が新たな世界の王になると欲望の天秤を動かしました。

しかし結局暴走したガラは最後にボンディングエイトクラッシュを受けて倒されたのでしたね。

そして実はオーズ世界では映司が生きている現代でも錬金術が使われた事例が少なくとも2度あります。

1つ目がMOVIE大戦COREで、織田信長のホムンクルスであるノブくんが誕生した時です。

鴻上会長は財団が発見した織田信長のミイラから強い欲望を引き剥がし、大量のセルメダルを使って人造人間の体へと彼の魂を移しました。

しかし時間が経つと、ホムンクルスとしての寿命が訪れ、記憶と肉体が徐々に崩壊し始めます。

最後に実験の最終段階としてDr.真木が黒いサソリ・カニ・エビのコアメダルを与え、ノブくんは暴走し、戦いの末に映司の腕の中でセルメダルに還元されていったのでした。

因みに2018年のCSMオーズドライバーに付属するブックレットによれば、この黒いコアメダルは「ガラとは異なる体系の術師によって精製されたと思われる」と記載されています。

2つ目は鴻上会長が手掛けていた人造コアメダル精製のタイミングです。

ポセイドンのメダルやバースXの変身に使用したコアメダル、更には映司の巨大な欲望を元に作ったゴーダメダル等は、会長や財団の研究員らが資料を元に錬金術を学び、研究を続けた結果作り出した物なのだと思われます。

こちらも2018年のCSMオーズドライバーに付属するブックレットには、ゴーダメダル以外の新造コアメダルは全て「前述の術師体系のコアメダル」だと記載されています。

そして今回のショーでオーズ世界の錬金術の凄さを補足する内容が、情報として少しだけ落ちてきました。

敵のボスはアンクのことを「我々とは体系が違う高水準の存在」だと話しており、更にはアンクの存在を完璧な肉体や魂の錬成の様な禁忌の錬金術が成し得た結果、つまり既に完成された存在だと話していました。

しかし我々からすれば、アンクが右腕だけの状態であるのは、完成されているとは言えないはずです。グリードは通常でもセルメン状態、9枚集まれば完全体という姿になれるからです。

それに満たずとも一般的な錬金術の世界では右腕のみのアンクでさえ完成されている。これはやはり古代王の治めていた国の錬金術が相当発展していたということなのでしょうか。

勿論、ガラ達当時の錬金術師がとても優秀だったというのは間違いありません。しかし、私は敵のボスが言った「禁忌の錬金術が成し得た結果」という言葉が引っ掛かりました。

どういうことかと言うと、復活のコアメダルで映司は死に際に錬金術と同じ力を使ったのではないか、ということです。

思えばMEGA MAXでアンクはポセイドンから初めてメダルを奪い取った時以外、ずっと信吾さんに憑いているように見えました。

しかし、そもそもアンクが信吾さんに憑いていたとして、その状態で容姿を映司の姿に変えられるでしょうか?

アンクは空港で映司と会った時は信吾さんの姿、ポセイドンと初めて対面した時は映司の姿、その後はずっと信吾さんの姿と、自由に姿を変えていました。

さらにオーズ編の最後でアンクが未来に戻る時に見えた赤い光に包まれていたのは、間違いなく右腕だけのアンクだったはずです。

つまり映司は復活のコアメダルでアンクの意思コアに生命エネルギーを流し込み、再びアンクの魂を錬成しただけに留まらず、右腕のみの状態から憑依したことのある人間の肉体を錬成出来るようにした。

だからこそ敵のボスはアンクの存在を「禁忌の錬金術が成し得た結果」だと言ったのではないでしょうか。

更にアンクは復活のコアメダル終了時点で少なくとも7枚の鳥系コアメダルを所持しているはずですので、右腕の状態でなくともグリード体を維持する力はあるはずです。

つまりアンクはグリード体と右腕のみの状態を自由に切り替えることができ、更に後者の場合は信吾さんや映司の肉体を自身で錬成できるようになったのではないかと、私は考えました。実に面白いです。

ガッチャード世界の錬金術

ガッチャードはまだ完結していませんが、33話時点までの情報を元に、現状のガッチャード世界の錬金術を少しおさらいしていきましょう。

120年前、暁の錬金術師と呼ばれる存在が居ました。彼は世界を闇に閉ざした悪魔を打ち滅ぼし、自らを仮面ライダーと名乗りました。

これにより仮面ライダーは名誉ある称号とされ、現代の仮面ライダー達には皆、固有の字が与えられることとなりました。

時は流れ現代から10年前、当時活躍していた2人の錬金術師がいました。それが九堂風雅とグリオンです。

彼らはどちらも錬金連合に所属していましたが、ある日グリオンが暗黒の扉を開くため、冥黒の三姉妹と共に錬金連合の研究所を襲来しました。

当時新人錬金術師だったミナト、鏡花、錫屋の3人のうち、鏡花は当時幼かったスパナの元へと向かい、両親を失ったスパナの黒い炎の力を自らの身を呈して抑え込みました。

その後風雅から黒幕がグリオンだと聞いた錫屋の言葉を信じ、ミナトはグリオンを拘束しますが、グリオンの逆鱗に触れ、見せしめとして錫屋は殺され、無関係な錬金術師も殺し合いを行うことになります。

ミナトはその光景を目の当たりにして絶望し、自分の選択で若き錬金術師の未来を奪ってしまったことを後悔するのでした。

そして現代、宝太郎は九堂風雅からガッチャードライバーを託され、たくさんのケミーを仲間にしながら、りんねやスパナと共にマルガムと戦い続けています。

さて、オーズ世界では錬金術によりコアメダルが作られ、その力によって誕生した知性ある人工生命体がグリードでしたが、ガッチャード世界ではケミーがその位置に当たります。

ケミーとは錬金術が持てる技術を集めて生み出した、この世の万物を模して造られた生命体で、全部で101体居るとされています。個体ごとに多種多様な能力を持ち、中には自身を再錬成して新たなケミーに生まれ変わるものもいます。

元々九堂風雅によりウロボロス界でライドケミーカードの状態で補完されていましたが、冥黒の三姉妹の襲撃によってこの世に解き放たれてしまいました。

ケミーは人間の強い感情に惹かれやすい特性を持っており、善意と響き合えば心強い仲間となる一方で、悪意と結合することで人間を媒介にマルガムを生み出してしまうという特徴があります。

また錬金術師の間では以下のようにケミーの掟と呼ばれるものがあります。

・ケミーは悪意に触れさせてはならない
・ケミーを目撃した者の記憶は全て消し去るべし
・レベルナンバー10を支配してはならない

更には通常のケミーカードの他、冥黒の三姉妹が作り出したドレッドが使用するレプリケミーカード、デイブレイクが使用するデイブレイクケミーカードなど、様々な種類のケミーカードがあります。

最後にガッチャード世界の錬金術における禁術と、今回のショーで登場した禁忌の錬金術について深掘していきましょう。

錆丸や蓮華がアルケミストリングを使って度々行ってるような通常の錬金術の他に、宝太郎やスパナが変身に使ってるような錬金術もあれば、スパナの両親が使っていた武装錬金術など、ガッチャード世界には様々な錬金術が登場しています。

しかしそれらのように一般的に使用して良い錬金術もあれば、冥黒の力によって空間を再錬成し、転移や歪曲を行う禁術と呼ばれる使用してはならない術もあります。

この派生がアイアンガッチャードの変身の際、スチームライナーをテンライナーに再錬成させた古代錬金術であり、人間とケミーの完全融合を行うものでした。

そして今回のショーで敵のボスも言っていましたが、32話のミナトと鏡花のやり取りでホムンクルスの錬成は「人間を作り上げる禁忌の錬金術」だということが判明しました。

現状冥黒の三姉妹は金マルガムの元となっていた人形同様にグリオンが作ったものであり、ホムンクルスだと推測されています。

冥黒の三姉妹と呼ばれているくらいですから、グリオンが冥黒の力を使って生み出したホムンクルスの成功作第一号がアトロポス、その後にクロトー、ラケシスと続いたのでしょう。

このように禁術と禁忌の錬金術であるホムンクルスの錬成にはどちらも冥黒の力が絡んでいそうですが、そもそも冥黒の力とは何なのでしょうか。

それは恐らくこの先の物語で判明することだとは思いますが、冥黒王ギギストが絡んでいそうな予感はしますね。

因みにショーの中で敵のボスはアンクのコアメダルを使わずとも、ホムンクルスの研究はまもなく完結すると言っていました。

完成品こそ冥黒の三姉妹のように人間体ではなかった(ショッカーグリードのような姿だった)そうですが、意外と扱える錬金術のレベルは高かったのかもしれませんね。

それこそアンクのコアメダルを使ったからショッカーグリードのような姿になっただけで、冥黒の力を扱えてさえいれば、人間体の錬成は出来ていたのかもしれません。

何にせよ、今ガッチャードはレジェンドが登場して盛り上がっていますから、今後の展開も非常に楽しみですね!

個人的な話(現行の小説について)

さて、記事も長くなってきましたので、この辺で終わりにしたいのですが、後少しだけ個人的な話にお付き合いください。

記事の途中でもお話しましたように、私は現在復活のコアメダルの続きの物語を2部作に渡って描いています。

前半(完結済み)の小説 オーズ Parallel Ankhシリーズ

後半(執筆中)の小説 オーズ Anything Goes!シリーズ

今回のショーで公式に近い場所から復活のコアメダルの続きが描かれたので、ショーの内容を知ってからしばらくの間、小説をこのまま続けた方がいいのか、打ち切りにした方がいいかを悩んでいました。

しかし小説の続きを楽しみに待って下さっている方が少数ではあるものの、いらっしゃる事自体は把握しております。

私がこの小説を書き始めたのは復活のコアメダルを受け入れられない方に手を伸ばすためであり、今も手を繋いでくれる皆さんを然るべきいつかの明日に連れて行くのは、私の責任として全うすべき事かなと思いました。

その為、これからも私は小説を書き続け、皆さんを私が描きたかった明日にお連れします。それはもしかしたら皆さんが理想としない明日かもしれませんが、これからも着いてきてくださると幸いです。

次回の更新は未定ですが、6月に入るまでには必ず続きをあげようと思っています。

それでは長くなりましたが、今回の記事は此処までとさせていただきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


考察記事はこちら

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