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とのりむさんの「Coloring Session」Step1に参加してきた話

4月29日(土)に、とのりむさんのワークショップ「Coloring Session Step1」を受講してきました。遠路はるばる(大げさ)Ink港北店さんへ足を運びました。
「Coloring Session」は簡単にいうと「調色をお勉強する会」でして、とのりむさん特製のCMYKインクを使い、混色を頭と手を使って実践していくというものです。Step1と2があり、今回は1を受講しました。

受付を済ませて会場に入り、空いている席へ。
席に座ると今回使う道具が既にセッティングされていました。こんな感じ。

遠沈管にスポイトに…実験する雰囲気が漂っています。

遠沈管の中にCMYKインクとかトナー(薄め液)類が入っています。画像下に見えるパレットにインクを数滴ずつ落として色を作っていきます。ちなみにセッション終了後これらの道具はお持ち帰りできるので、帰宅後も復習を兼ねて混色が楽しめます。画像には写っていませんが、左側に今回使用するテキストがありました。

テキスト内容は安易にアップすると宜しくないので説明だけになってしまいますが、まず「CMYとそれらを混色するとRGBができるよ。RGBを全て混ぜると黒になるよ(≒K)」という話をされます。実際に色を作ってテキストに塗っていく…これの繰り返しです。混色に慣れてきたらCMYのカラーチャートを作成し、テキストの見本の色と同じ色を作って塗ろう。というのをしました。
見本と同じ色を作るのがめちゃくちゃ難しい! とのさんからヒントをもらって色を作るのですが、どう考えても見本の色に程遠い感じ。頭も使うし手も使うし、作業中全く余裕がなくてひたすら無言で作業していました(笑)。
答え合わせすると、その配合は思いつかなかった!と思うばかりで、プロの調合はすごいなと改めて感心させられました。(しかも解答は一例でしかない)
今まで自己流で混色はやってきましたが、初めて知った事も沢山あったので、自分とのやり方を違いを知る良い機会でした。

テキストをやり終えた後は、紙もの雑貨スキカッテさんプロデュースの「飾り紙」を好きな色で塗って、皆で鑑賞会をしました。ここは思い通りの塗り方・色を作り自由に楽しみます。4セット入っていて、そのうちの2セットを作成しました。
実際に私が作成したものはこちら>>>

5色グラデーション。イメージは「鎌倉の紫陽花」です。鎌倉に行った時に紫陽花公園を見てきて、その時を思い出しながら塗りました。
封筒に装着するとこうなります。

洋2サイズ封筒もセットされていて、飾り紙と封筒の組み合わせを楽しみます。

封筒は深緑をチョイス。紫陽花の葉っぱという事で…。

桜はやっぱりピンクで塗りたい!
でも、他の参加者さんが違う色で塗っているのを見ると、その色もいいなぁと思ったりするわけです。

こちらはピンク系3色グラデにしてみました。春霞な感じに。

封筒と飾り紙は文通村のとのりむインク好きさん宛に使いました。

桜には黒封筒を。黒封筒にする事で桜の淡さや白さを際立たせたかったのです。

こちらは家で作業した分。

全てCMYインクで色を作りました。

この柄はレインボーにしたかったのでこうなりました。10色作ったのですが、CMY/RGB以外の色は見よう見まねで作ってみましたがどうでしょう?
1色、残念ながら飾り紙の点線内に入らなかったんです。カットすると見られなくなるのでここに記録を残しておきます。
紫系がゆらめいた感じになっているのが気に入っています。

下の青系が全く見えなくなったので、受け取った方はぜひ飾り紙を出して見て欲しいです。

封筒は雲の色をイメージしたものにしました。

色がカオスになったものはこちら

薄い茶色部分は別のインクで塗っています。

これ、乗っけようか迷いましたが(笑)、記録として残しておきましょうか。
(封筒に入れた画像は撮り損ねたのでありません。)

とのさん、リムさんをきちんとした形で見るのは初めてでした。私が参加した回はほぼとのりむさんと顔見知りのメンバーばかりで、他の人からは「こいつ誰?」って思ったのではないかなぁと。
しかもレタリング界隈で有名なべちょりさんが普通に席に座って講座受けてるし!

ただ、心細かったのは最初だけで、とのさんリムさんは終始丁寧に教えて下さいましたし、とのさんの軽快なお話は本当に面白かったです。ぶっちゃけ頭と手をとにかく使って忙しかったので、周りを気にする余裕がなかった(笑)。
なので、初心者でも調色を学ぼうという意識さえあれば問題なく参加できます。

セッション終了後はリムさんの塗った実物を画像に収めさせてもらいました。
そして、セッションで使用したCMYKインクはボトルで買う事ができます。
が、セッションに参加しないと買えないヤツでして。購入はInk港北店さんの店内で、自分の名前を告げる必要がありました。名前言わないと買えないインク(笑)。とのりむインクのプロデューサーラインとも違うし、純粋なCMYK万年筆インクは他のメーカーさんでも市販されていないと思うから、かなりレア度は高いと思われます。

Step2も参加したかったのですが、2日続けてInk港北店さんに行く事が難しかったので今回は断念しました。今後のスケジュールを見ると、しばらく関東ではなさそうなので、次に参加できる時を虎視眈々と狙おうと思います。

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