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とのりむさんの「Coloring Session」Step2に参加してきた話

8月の話になりますが、8月19日(土)に、オカモトヤさんで行われた
とのりむさんの「Coloring Session」Step2に参加してきました。今回はStep1の復習と、メインテーマである「くすみカラーを学ぼう」と言う事で、2タイプのくすみカラーを作る勉強をしました。

ざっくり言えば、くすみカラーは
・黒(K)を入れる方法と
・補色を入れる方法

で作れます。

黒を入れる方法は文字通りそりゃくすみが出るよね。なので説明は割愛。
もう一つの「補色を入れるとは?」ですが、色相環で対になっている色を混ぜると暗くなりますが、要はそれを使う方法です。例えばマゼンタの補色は緑なので
(ざっくりとした分類です。実際はもっと細かいと思います)その2色を混ぜると暗い色が出来るから、それを作りたい色に混ぜると複雑なくすみが作れます。
黒を入れる場合はストレートなくすみができます。

補色のガイドとなる色相環を用意されたインクで作ります。Step1からインクが3色増えてますね。

インクが増えて試験管立てが賑やかに。

CMYKに加えてRGBが新たに増えています。新しいインクではあるのですが、RG BはCMYを2色ずつ混ぜたものなので扱う色自体はStep1と同じ。ただ、いちいちCMYから混色するのは手間がかかるので、ショートカットインクと言えばいいのかな。個人的にはRGBもボトルインクで出してもらいたい所です(やっぱり最初から混色されていると便利なので)。

CMYとRGB、それに加えてR+YとかB+Mとかの色を色相環に塗り、ガイドを作りました。その後、補色同士を混ぜた時のカラーチャートを作り、色の変化を実際に確かめました。補色同士1:1で混ぜると茶色っぽい色になります。どちらか1色の量(割合)が多い場合は割合の多い方の色がベースとなり、補色がくすみを作ります。

黒を使う時のコツも教えてもらいました。
黒は1滴そのまま入れるととても強いので、少しくすませたい場合はあらかじめ黒を薄め液で薄めておいてから、薄めた黒をスポイトで1滴ずつ加えていくと良いと言う事でした。

セッションの後半は「見本の色を自分で考えて作る」のコーナー。
今回は黒を使うver.と補色を使う(黒は使わない)ver.の2つを作りました。Step1のテキストを見て色を作っていいよとあったのでガン見(笑)。それもあって今回は意外と近い色が作れた気がします(合っているとは言っていない)。
答え合わせはやっぱり思い浮かばない配合になってて、プロはすごいと唸るばかり。ちなみに今回は非常にYの出番が多かったです。補色ver.でYを21滴も使うとは考えもつきませんでしたよ…。

最後は自分で好きなくすみカラーを作って、参加者さんに見せ合いっこしました。
私が作ったのはこちら

海のイラストだったので、南国の明るい海をイメージしてみました。

一応くすみを入れて作ったのですが、ちょっと分かり難かったかもしれません。
よく見たら色がちょっと分離してるし…。

色を作りながらとのさんの話を聞いていたのですが、「Coloring Session」はStep6まで今の所あるそうです。Step6になるとどんなインク使っているんだろうとちょっと想像がつきません。Step3では更に使うインクが増えるそうなので、最終的に20色ぐらいになっていたりして(笑)。Step3も勿論機会があれば参加しますよー。「Coloring Session」のおかげでジェントルインク混色民だった頃をすっかり思い出し、再度混色帳(兼、色見本帳)を作成して色々メモってます。セッションの最後に「リムさんの本日の色」と言うレシピを教えてもらえるのですが、それを実際に作ってみると、「プロが作るシンプルだけども奥深い色」が出来るので勉強になります。また、ノートにメモったものを文通で使って話のタネにしてみたり。これだけで便せん3枚分は書けます(笑)。

あと、プロセスカラー混色って、万年筆インクだととのりむでしかできないので、とてもレアな経験をしていると思うのですよ。私、G+C(C2+Y1)の色がとても好きなのですが、これってCとYインクが無いと絶対作れないじゃん!と思うとめちゃくちゃレアカラーに思えませんか?

現在はYのタミヤ瓶が削除されています(使い切った)。
MとTもそろそろ削除されそうです。

セッションで残ったインクをタミヤ瓶に入れて保管したらこうなりました。
茶色系を作りがちなのでYの減りが他よりも早いです。同じ理由でやきいもも減りが他より早いです。

Step1の話は下記リンク先からご覧下さいませ。


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