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noteフェス|明日を知って今を生きる人はいない【暮らしをデザインする】

noteフェスレポーターとして、生まれて初めてオンライン上のフェスに参加しています。参加といっても『ライブ配信を視聴するだけ』という、自由なスタイルでOKな気楽なフェスです。

子どももいるため落ち着かない環境での参加ではありますが……

noteフェス、やっぱりすごいです。どのセッションも新しい発見がいっぱいで、人生を見つめなおすキッカケをもらっています。今回は初日のセッション「暮らしをデザインする」をご紹介。最後にアーカイブ映像もつけますので、お時間あるときにチェックしてみてくださいね。

■15日(金)「暮らしをデザインする」

建築家/起業家である谷尻誠さん、グランドレベル代表取締役社長、空間・施設・まちづくりに貢献されている田中元子さんによるセッション。

谷尻誠さんは「細胞をデザインする」をコンセプトとした『社食堂』を展開。なんと事務所の中にある食堂で、一般の方も利用できます。実はわりと近くにこの社食堂があって、通りかかるたびにずっと気になっていたんです。

田中元子さんは「TOKYO BENCH PROJECT」を立ち上げた方。これまた、「このベンチ、知っている!!」と驚き。遠い存在のように感じていましたが、お二人の活動が私の身近な生活に触れていた事実を知って不思議な感覚でした。今度利用してみようと思います!

お二人の話は、とにかくエネルギッシュ。暮らしをデザインなんかしていない、できると思う方がおこがましいという田中さん。なんでもスパッと言い切るところは聞いていて気持ちよく、人生を楽しんでいることが話し方からも伝わります。

社長でありながら、「全部自分で決めない」。みんなで考え、みんなで作れば、自分だけいそがしいということはなくなるよと語る谷尻さん。クリエイティブな方は自分のエネルギーでまわりを引っ張るイメージがありましたが、肩の力をほどよく抜く秘訣をこのセッションを通して少し覗けたような気がします。

■負荷のない成長はない

「負荷のない成長ってない。便利も一緒、人って考えなくなっていくので、問題が起きるから考える」(谷尻さん)
「リスクヘッジするほど、ペラい体験しかできない。リスクがあるから、リスクしかなくなるわけではない。その向こうに豊かさ、面白いことがある」(田中さん)

転ばないように、、、という生き方では、本当の意味で人生を楽しむことはできない。育児中の身として、耳の痛いこともたくさんありました……。


「考えずにやっているからつまらない」「不便を楽しむ」という谷尻さん。

問題があるからこそ考える。問題が出てきたらラッキー。

私は近年のミニマリストな暮らしにも想像を膨らませました。多少不便でも、それをどうしようか、なにで代用できるかと考えるのは、楽しいことでもあるんですよね。


とはいえ、問題を楽しむことと「無理する」ことは違うという姿勢をもつお二人。「”これは、続けていたらつらいぞ”、というときはやめちゃう」という「心の正直さ」を共通して持っていらっしゃるなと感じました。

そして、私は田中さんの ”無理しないときの座右の銘”「この人は悪魔じゃない、悪魔に近い生き物かもしれないけど、生まれたときは悪魔じゃない(性善説)」にとても共感。

どんなに意見が合わなくても、その人なりの考え方があるだけで、相手は悪魔ではない。「どうしても交差点が見つけられなかったら、別のところで幸せになろうよ」というのがお互いのため。(田中さん)

■人生はガチャ。今を楽しむ

誰かに「お前の負けだ」と言われたって、「いろいろあるうちのワンオブゼムにすぎない」という田中さんと、「やらないと解決にはならない」という谷尻さんは、とにかく実行のスピード感が早そうな印象です。

いいアイデアが浮かんでも、アイデアだけでは価値はないそう。形にして、トライして、やっとアイデアは価値化してくる。「あ~あれ俺も考えてた」と言うくらいなら、まずやること!

「明日を知って今を生きる人はいない、みんな賭けていて、人生は1秒1秒ガチャ」(田中さん)


世界の面白さをもっと知りたい、楽しいことをやろうというお二人の世界観は、クリエイティブの枠を超えて多くの人の背中を押してくれそうです。

私も、週休3日、4日を目指したい!

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