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クローゼット収納|自分がしっくりくるローテーションで服を適正量に保つ

あなたのクローゼットには、どのくらいの服がかかっていますか?

自分で何がどのくらいあるのか、すべて把握できていますか?

モノを減らすうえで、まず取り掛かりやすいのが洋服かもしれません。服はなかなか捨てられないという人も多く、気づいたらタンスやクローゼットがパンパンになっていた…ということになりやすいスペースです。

■クローゼットの適正量をまず確認

以前、クローゼットの適正量についてnoteに記載しました。

基本的に、ハンガーパイプにかけるハンガーの数は、8割程度がのぞましいとされています。服の厚みにもよりますが、1着(ハンガー1本)につき3cmが100%だと仮定して、そこから8割を割り出して適正な収納量を確認してみましょう。

詳しくはこちらに記載しています。

ファッションというのは、「トップス何枚・ワンピース何枚・アウター何枚に収めなさい!」と簡単にいえるものではないと思っています。

人によって、服のローテーションのリズムには違いがありますよね。別に毎日同じでもいいやという人もいれば、1ヵ月毎日違うのが着たいという人、ワンシーズンに1回着たら終わり、という人も。ローテーションによる服の量、それに収納スペースが見合っていないのであれば、タンスなどの収納アイテムを買い足す必要も出てくるでしょう。

■でも、そのローテーションは本当にベスト?

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1回着たらもう今年は着ない……そんなセレブのような生活をしている人なら、服専用の大きなウォークインクローゼットをお持ちかもしれません。収納できていれば問題はないのです。でも、服が片付かないのにどんどん買い足してしまう状況であれば、やっぱり見直してあげたほうがよいと思います。

たとえば、ワンシーズン1回しか着ないというワンピース。フォーマル用であればそういうこともあるでしょう。でも、そうでないカジュアルワンピースの場合、5年で5回しか着ていなかったらちょっぴりもったいない気がしちゃいます。

ライフスタイルはだいたい5年で変化するといわれています。5年もたてば、生活習慣や趣味、ボディラインにも変化が出てくるものです。それに、5年たつとファッションの移り変わり的にはかなり古い印象になります。おしゃれのつもりで1年に1度しか着ていなくても、もしかしたらものすごく時代遅れになってしまっているかも??

「そんなことはない、ベーシックなアイテムだから流行には左右されない」

でも、ベーシックなアイテムって、どんなに着回しても第三者からは「いつも同じもの着ている」ように映っていたりするものなんです……

もちろん、おしゃれ感度が高くこだわっている人なら、デザインの選び方や着こなし方が上手いので、そういう心配はないかもしれません。もちろん、服は本人が良ければ何を着てもいいのですが、今回は「片付けられないのに服ばかり持ちたい」ことに対して、ちょっぴりアプローチしていきたいと思います。

■せっかくだったら、コーデテクを磨きませんか?

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同じアイテムを着たくないほど、おしゃれにこだわりがあるのなら…

洋服を増やすだけではなく、コーデテクを磨く方向で考えてみてはいかがでしょう?

1週間のコーデも、トップス・ボトムスをそれぞれ7着ずつ持つより、3~4着の組み合わせを変えれて着こなせば、収納量は約半分ですみます。

おしゃれな人は、だいたい100着以上服を持っているといわれますが、管理しやすい服の限界もおおよそ100着程度ではないでしょうか。それ以上に増えると、「持っているのに着ていなかった」というもったいないことになりかねません。

今回は、「100着服を持つとしたら」で考えてみましょう。

オールシーズン着られる服を4割(40着前後)

季節を問わない素材のロングスカートやデニム、シャツワンピース、羽織やトップスとしても使えるカーディガンなど、オールシーズン活躍する服を多めに持つと、1年を通して着回しがききます。

春だけ…冬だけ…といった服はどうしても季節ごとの出番が多くなりますが、1年を通して着られるアイテムであれば、年間でバラしながら着用できるのがポイントです。

インパクトのある服は2割程度(20着)

印象の強い柄物アイテム、目を引くカラーアイテムなど主役級のアイテムは全体の2割程度を目安にするといいでしょう。シンプルな服ばかりだと着回しもマンネリしますが、たまにこうした柄物や色物を投入すると、ぐっとおしゃれな印象になるものです。

アウター系を1割(10着)

コート、ジャケットなどのアウターはコーデのメインとなりやすいので、つい買い集めたくなるかもしれません。でも、収納場所をかなりとるうえ、あまりたくさんあっても管理が大変になります。デザインや丈感・素材を変えてそろえるといいでしょう。

季節限定の服を3割(30着)

完全に春物、秋物…といった季節限定のアイテムを全体の3割程度。だいたい季節ごとに7~8着というイメージです。

冬ならばファーアイテムやニット、夏ならばサマー素材のトップスやショートパンツなど。季節感を演出できるアイテムを身に付けると、それだけでマンネリ感を払しょくできるものです。


もちろん、今回お伝えする内容は誰しもが必ずここにおさめるべき!というものではありません。ただ、どのように服を減らし、また買い足すときに、一つの指針にはなるかと思います。「コート欲しいけど…もう10着あるからなぁ」という風に、自分なりの適正量が分かっていると無駄買いを抑えられたり、手放すきっかけになったりするのではないでしょうか。

■人は1日の決断能力に限界があるらしい

人は1日にさまざまなことを瞬時のうちに決断していきます。朝、どの服を着るか決めるのもそのひとつ。人の脳は、1日の判断能力に限界があり、その回数は3000~9000回などとよくネットには記載されていますね。

しかし、決断をするたびに脳は疲れるので、それを軽減させるために服は同じものをそろえ、あえて選ばないですむようにしておく、なんて人もいるようです。

でもお洋服が好きな人って、朝のその時間が1日のスイッチだったりしませんか。服がいい感じに決まると1日のテンションがあがり、そしてたまにはちょっと失敗する、そんなことを楽しんでいる人たちです。私もそうなので、そこを奪われたら多分いろいろなことを楽しめなくなる気がします。

だから、別に服の楽しみを減らしておうちをキレイにせよ!とは決して思いません。でも、コーディネートを楽しむためには、やはり手持ちの服を自分自身が把握しておく必要はあるかなと思います。そのほうが最終的に高コスパになりますしね。

■ちなみに…我が家の適正量はこれ!

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この機会に、私も自分のクローゼットにどれだけの服があるか確認してみました(インナーや部屋着は含まず、服として表に出るものだけです)。

ワンピース 4着

スカート 16着

トップス 19着

ニット 7着

ジャケット 5着

コート 5着

パンツ 8本

カーディガン 8着

セットアップ 3セット

セットアップを除くと、全部で72着。トップスはノースリーブやブラウス・Tシャツなどを含むので、最も数が多くなりました。

ちなみにセットアップは、喪服用の黒ワンピ・ジャケット、結婚式などに使う華やか系のツイードワンピ・ジャケット、保護者会用などの無地ワンピ・ジャケット・パンツのセットです。喪服用以外は、たまにきれいめカジュアルに着回すことも。

デイリー用は100より少ない数ですが、改めて見てみると「これ、あまり着ていないんだよな~」というニットやボトムスが出てきました。ワンピースはもっとあると思っていたら、今は4着!オールシーズン着られて着回し力も高いので、たくさんある気になっていました。

今のところ、ここから急激に増やしたいという欲が湧かないので、70枚前後が私の適正量なんだろうなぁと感じています。

(ちなみに、断捨離し過ぎて服が減ってしまったときは、服を買いたい渇望感に抗えなくなりました……そしてまた無駄遣い)


皆さんも、今一度自分の持っている服を数えてみたら、もしかしたら新しい自分の発見になったり、断捨離の良い機会になったりするかもしれませんよ♪

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