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インテリア|五感が喜ぶ部屋づくり。正解はあなたの中にある

私はインテリアコーディネーターではありません。
リフォームコンサルタントでもありません。
整理収納アドバイザーでもありません。

私の立ち位置ってなんなんだろう。

「来週、部屋を片付けに来てください。3時間で」
「間取りはこれです、壁の補修希望」
「ソファを選んでください」

どうしても、こういうご依頼にモヤモヤとしてしまって。
それは私の領域ではないかも、ということは、お断りもしてきました。

でも、それって私がちゃんと、自分がなにをするのか、できるのかを明確に発信しなかったからなんですよね。


私がやりたいこと、伝えていきたいことは、
『あなたが住みやすいと思う部屋は、あなたにしかつくれない』ということ。

『あなたの部屋をつくるのは、あなた自身』。オンラインを通じて、お片付けのキホン・お部屋づくりのセオリーを講座や個別相談で受け付けてはおりますが、大前提として「あなたに行動していただく」ことを大切にしています。

■五感が喜ぶ部屋づくりとは

五感。
視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚。

「五感が喜ぶ」とは、自分が見て・聴いて・さわって・香りを嗅いで・味わって、「嬉しい!幸せ!」と感じられるということ。

お部屋づくりのご依頼を受けていると、ときどき「自分ではどうしていいか分からない」「正解が分からない」というお話を耳にします。

でも、お部屋づくりに正解なんてないと思うのです。

セオリーはあります、色の配分はこれくらいとか、床はこのくらい見えていたほうがとか。
でも、それが「あなたにとって、しっくりこない」のであれば、それは正解ではないと思うのです。

■感性って人それぞれ

同じものを見ても、人によって感じることは違いますよね。
キャラクターをかわいい!と思う人もいれば、微妙……と思う人もいるかもしれないですし。ごはんを食べて、おいしい!と思う人もいれば、物足りない。って感じる人もいるはずです。


だからこそ、自分の感性=五感を信じてみて欲しいのです。

自分がイイ!と思ったものは、それでイイんですよ!

「私にはセンスがないから……」

というお声もよくいただきます。でも知っておいて欲しいのです、センスは生まれながらの才能ではありません。
あなたの感性=五感を研ぎ澄ませた先にあるもの、それがセンスです。


センスの塊と呼ばれるような人、イベント……例えばパリコレで、奇抜なファッションに身をつつむモデルさんを見たとき、「うわっ!透けすぎじゃない??これ着る人いるの!?」とか、思ったことはないでしょうか。

ある人のセンスの塊が、あなたにとってしっくりくる、とは限らないのです。あなたのセンスの種は、間違いなくあなたの中にあります。

■あなたの暮らしの中から、自分の感性をみつけて

普段何を食べ、そのときどんな食器を使い、どんな味を美味しいと感じるのか……
自分の感性を、もっと感じてみて欲しいのです。

「もっと自分を大切に」
というと、多くの方は、「でも子どもが……」「夫もいるし、自分のことばかりは優先できない」とおっしゃいます。その優しい気持ちが、本当に素敵ですよね。でもそう感じる時点で、きっと自覚していないところで、小さな我慢を重ねているんだと思うんです。

家族をないがしろにしてワガママになれ、という話ではありません。
「私は、これがいいんだけどな」という心の声に、もう少し敏感になって、小さいところを叶えてあげて欲しいと思っています。

そういうことを後回しにし続けることで、どんどん感性が分からなくなってしまうから……
私も、かなり試行錯誤してきました。そして、まだ道半ばです。

■ルームスタイリングは、思いきり楽しむことが吉!

お部屋のなかくらい、誰かに見せるわけでもないので、とにかく感性を散りばめてみていいと思います。家全体をどうにかするのは大変ですが、まずは自分の目に付くところから。

いつも座っている椅子から、どんな景色が見えますか。

そこから見える景色を、お気に入りの空間にしてみませんか。



今までも何名か、個人でルームスタイリングをさせていただきました。
皆さん、ご自身のお話をされ、お部屋を変えるイメージが湧いてくると、目がキラキラと輝いてくるんです。
「暮らしがよりよくなりそう…!」という希望に満ち溢れるのを感じると、私もとってもとっても幸せな気持ちになります!

私もお部屋づくりが好きなので、一意見として「こうしたらかわいくなりますね!」「こんなのが合いそうです」というお話はさせていただきます。ですが、こうしてください、これを買いましょう、ということはしません。

答えは、その方の中にしかないんですよね。

私もそれを伝えるのに、まだまだ言葉が足りません。
いろいろ準備をして、もっともっと分かりやすく、お伝えできるようになりたいと思っています。



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