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企画参加|めげなくて今がある。今の私を支えた「めげないふんばり」ワンオペ育児のお話

今回は、めげないやつ子さんの企画に参加しようと思います!

ちょっとだけ、私の話をしたくなったんです。


■『めげない部門』はじめての双子育児

うちには双子(ミックスツインズ)がおります。

私が妊娠している頃。
夫は会社から「子どもが生まれるんなら」と給料をあげてもらい、子ども好きな私の母は初孫に小躍り。そろそろ定年を迎える父は「孫と行きたいところリスト」をつくるほど、みんな誕生を心待ちにしていました。


そんなこんなで、生まれてきた双子。
しかし、妊娠中は元気だった私ですが、出産が思いのほか大変で……(病院の意向で、普通分娩だったんです)!

出血多量、傷口も広く深く、大量の悪露は止まらず……自分でも「確実に血が足りない、生きられるかな?」という状態。

産後何度か手術室に搬送され、母は一瞬双子の孫を育てる覚悟を決めたとかなんとか💦

でも、とりあえず生きています。

■突如始まったワンオペ育児

産後は生死をさまよって本当に動けず……(裂けるような痛みは1年以上続きました)。でも、みんなが協力してくれるから、なんとかやっていけるはず!と思っていたさなか。

私が退院する前。夫に1本の電話が。

「独立しませんか?」

飲食業に従事する夫は、独立が長年の夢。

「えっ!お給料あがったばっかりなのに、独立⁉」

私は本当に怖かった!でも、夫は二つ返事でOK。
でも、夫にとってずっとやりたかったことなので、このチャンスを逃すのはもったいない……

独立準備が始まった夫は、文字通り『帰ってこないほど忙しい日々』になりました。しかも寝に戻ってくる感じなので、オムツを変えたり、沐浴したりすることもありません。すべてのイベントにノータッチ。


そして双子が4か月になった頃……

父が倒れました。

実家からその連絡が入ったとき、父は生死にかかわる状態でした。
なんとか一命はとりとめたものの、今でも麻痺が残り、言葉が出ません。要介護生活です。

私も助けに行きたいけれど、実家は遠方。首がやっとすわったかな?くらいの赤ちゃん2人を抱え、痛む体で行ったところで、邪魔になるだけです。
しかも娘は当時発作のようなことがあり、私は神経質になっていました。

そのとき、母と言い合ったのは
「こちらは大丈夫。お互いに、自分が倒れないように、頑張ろう。
こちらのことは、気にしないで」

産前は夫・母・父のサポーターがいる予定だったのです。でも、いざ生まれてみると、一人ですべてをこなさなければならない状態になりました。

■記憶はあんまりないけれど、なんとかなってる

今、当時を思い起こすと……

多分、大変だったんです。あんまり覚えていません。
とにかく、「つらくても誰も頼れないぞ、めげたら終わり」だと思っていました。

当たり前のように手が足りないので、レンタルグッズやネットスーパーを使いまくり。寝る時間を確保するため、母乳×ミルクで、双子の寝る時間は完全にコントロールしていました。
自分だって母乳のためにバランスのよいごはんを食べなければなりません。作る時間も食べる時間もないので、毎日鍋を仕込んで、昼・夜は鍋、朝はそれでうどんか雑炊!の繰り返し。

腕が3本あれば、と何度思ったか。でも、たぶん腕が3本あっても、同時にいろいろこなせたわけじゃないと思うんです。

「私には、腕が2本あるじゃないか!双子に1本ずつ、十分だ!何かあったら、小脇に抱えて逃げられるからね!」


今の私がとにかく『手抜き・時短!』に抵抗がないのは、このときのふんばりが自分を支えたんだという自信があるからだと思うんです。


父はおかげさまで順調に回復し、夫のお店も2年連続でミシュランガイドに載せていただくほど軌道にのり、双子はとにかくかわいい。多分大変だったのですが、楽しい記憶の方がはるかに多いんです。

■ワンオペと言ってもいろいろ頼ったよ

ワンオペを美談にしようとは思っていません。
でも実際にこうして、思わぬ形でワンオペになってしまったり、ワンオペでこなさねばならない状況の人もいたりする中で、私がなにか伝えられることがあればいいなと思っています。

私だって、レンタルのベビーグッズ、ネットスーパー、そうしたものをたくさん利用しました。

一番助かったのは、「オートスウィングラック」でしたね。自動でゆらゆらしてくれるやつです。誰かに頼んで抱っこしてもらっていると思って、オートスウィングラックでゆらゆらしててもらい、その間にごはんを食べていました。外部の人に託児を頼むのも、時間の都合とか、気持ちの問題とか、いろいろあると思うんです(使えるならどんどん使った方がいいと思いますよ!)。私にとって、2台のレンタルラックが育児の相棒でした。


うちの双子は、1人は知的障害を伴う自閉症の女の子。もう1人は、グレーゾーンな繊細系男子。

もしかすると、今は赤ちゃんの頃よりも大変かもしれません。

でも、めげずに日々向き合っていくことで、必ず道は開けてくるはず。
いろいろ言われても、私は私のペースで、できることを日々めげずにやっていくだけです!ときには落ち込むこともあります。でも、めげはしません。
それが経験と心の豊かさにつながっていくと信じています。


■めげないやつ子さんの企画より!

今回は、めげないやつ子さんの企画に参加させていただきました!

冒頭にも貼りましたが、こちらの記事より詳細が確認できます!
私が今回あげた「めげない部門」以外にも、「意地になってた部門」「夢中だった部門」「火事場のバカヂカラ部門」「若かった部門」などいろいろなテーマがありますよ!オリジナル部門もOKだそうです^^

私も今回自分のことを振り返るにあたり、「こんなワードが飛び出してきた」という発見がありました。きっと新しい気づきになると思います^^

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倉田エリ|出版コンシェルジュ
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