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"くらしてみたあとに" サカモトさん/富山県朝日町

katoottoです。今回は、神奈川と富山で二拠点生活をするサカモトさんのくらしです。

二つのくらしの振り幅

サカモトさんは、大学の時に富山県朝日町のまちづくりに関わりはじめた。そして、そこで出会った町の人たちとのふれあいの中で、"この人たちと一緒に仕事をしたい"と思うようになり、
朝日町のまちづくりをしている会社に就職し、この町に関わり続けている。

つまり、好きな人と働くという選択をした。

言葉にすると至ってシンプルな動機ではあるものの、一般的な"就職活動"のイメージとはかけ離れたものだ。

そして、彼女の働き方もわたしの知っている"働く"というイメージからは、かけ離れてる。

月の半分は朝日町で過ごし、
もう半分は自宅勤務で、神奈川の実家で過ごす。

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朝日町にいるとき、
至って明るいキャラクターの彼女は、朝日町のおじさんたちに可愛がられていて、町の人たちとの打合せの後は、おじさんたちとスナックをハシゴする日々だ。


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そして、神奈川の自宅にいるときは、実家の自分の部屋でPC作業をしているのだけど、仕事の休憩時間にネイルサロンに行ってリラックスしたり、仕事のあとに同年代の友達と女子会などをする。

振り幅が大きいのだ。

だけど彼女は、どちらのくらしもフラットにみていて、二つのくらしのメリットとデメリットを理解しながらうまく楽しんでいる。


くらしと旅の境界線

インタビューをしている中で、彼女の"町を内外から眺める視点を持てるようになった"という言葉が印象的だった。

つまり、
彼女は学生のときから朝日町に関わり続けているのだが、
たまに町に来る程度のときは、豊かな自然の風景を眺めたり新鮮な魚介類を食べるだけで感動できたのだけど、
月の半分を朝日町にくらすようになった今は、それは"あたりまえ"になっていくとともに、また違った町の中の人としての視点が顕著になってきたというのだ。

彼女はくらしと旅の境界線上にいるということだろう。

色んな人のくらしをみていくと、その地域をうまく楽しむコツは、くらしと旅の両方の視点を持つことだという気がしてくる。
ときには落ち着いてその地域に根ざしたくらしを、そしてときには、ある意味では少しのミーハーさも必要ということではないだろうか。


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