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【living間】スタッフインタビュー 星野さん

こちらのnoteでは、living間のご利用者様やコンシェアージュ(スタッフ)を紹介していきます!
インタビュー3人目は、コンシェアージュの星野さんにお話をお伺いしました。

<まずはじめに、学生時代からの簡単な経歴や趣味などを中心に、自己紹介をお願いします!>

星野 智佳子です。
高校時代、心理学に興味があったのですが日本の大学の心理学部は就職が厳しいのではないかと思い込んでおり 、先生に勧められた大学の看護学専攻なら心理学も学べ、かつ就職にも困らないのではないかと考え、京都の大学の看護学専攻に進学しました。 しかし、心理学の授業の割合は微々たるもので、さらに 授業についていけず、サークル活動に没頭していきました。
サークルでは普段着としての着物を広める活動をしていました。

今思えば、サークルを頑張っていたのも先輩たちが格好良かったからで、「格好良い先輩の役に立ちたい」「お手伝いをしたい」という気持ちが強かったと思います。
そういった先輩たちが「社会課題を解決しよう」と考え、行き着く先が政治か教育だったので、自分も教育に関わってみたいなと思うようになりました。
結局、大学に馴染めず半年ほど引きこもり、休学して他大学の商学部に再受験をして合格したため、看護学は2年で中退しました。

<教育学部ではなく商学部に入ったのには、なにか理由があったのですか?>

教育に興味を持ったものの、教師になるという選択肢が自分の中になかったからです。
アルバイトで塾講師などをしつつ、大学ではもっと幅広く学ぼうと思い、あえて商学部に入りました。
また、貿易系のゼミが多い中で、国際協力をメインにしているゼミに入りました。
最初の大学の2年はサークル、次の大学の前半2年はアルバイト、後半 2年でゼミに注力し、 大学生が頑張ることを一通り経験しました(笑)

<色々な経験をされてきたのですね。卒業後はどのようなお仕事をしていましたか?>

新卒では、保育園を運営している会社に入りました。
就職活動での軸は「人生の転機のサポートがしたい」で、教育や人材、コンサルなどの業界を見ていました。
その中でも理念に共感したため保育園の運営会社を選びましたが、働き方が合わずに体調を崩してしまい、7ヶ月で辞めました。
転職エージェントに登録しても「あなたに紹介できる案件はありません」と返ってきてしまって、今思うと極端ですが、ホームレスになるか自分で探すかしかない!と、何社か気になるところを受けることにしました。

その中のひとつが、教育NPO の認定特定非営利活動法人カタリバでした。
ボランティアスタッフの募集は見つけたものの運営側の募集はなかったので、直接連絡をして、タイミングよくバックオフィスとして働けることになりました。

カタリバには5年8ヶ月いて、その後はフリーランスとして働いています。
入職して3年目のときにキャリアコンサルタントの資格をとりましたが、当時は特にフリーで活動しようと思っていたわけではありませんでした。
ただ、バックオフィスではなく「自分の人生を整理して意味づけをする」キャリア支援を本業にしたいと思うようになり、それなら独立した方が良い と考えました。
また、ちょうど結婚したこともあり、この先子どもをもつなら自由に働き方を変えられるのがいいなと思って、独立することに決めました。

<独立するときはどんな気持ちでしたか?>

そもそも仕事があるのか、稼げるのかという不安はありました。
自分でサービスを作って収入がゼロのところから始めるのは難しいと思い、最初は知り合いに紹介してもらった会社で業務委託の仕事から始めました。
お金の不安はありましたが、雇用形態が正社員ではなくなることへの不安はありませんでした。
カタリバも求人を出していないところから雇ってもらえたため、自分から手をあげればきっと見つかるという感覚があったのかもしれません。

とはいえ、そもそもキャリアカウンセラーとしての実績がないため、まずは実績を作る必要があります。ですが、実績がないままできるキャリアカウンセリングの仕事もほとんどありません。
そのため、紹介してもらった会社のキャリアカウンセリング事業の事務局を担当し、「キャリアカウンセリングができる機会があったらください!」と伝えていました。
全ての収入をキャリアカウンセリングだけでまかなうのは難しかったので、バックオフィスの仕事をしながら、チャンスがきたら仕事を減らしてカウンセリングをし、ということを繰り返し、その後は専門学校の就職相談室のカウンセラーを行って実績を作って いきました。
ここまでが、出産前のキャリアです。

<出産前にある程度基盤を整えていったのですね。
その後はどのような働き方をしていたのでしょうか?>

復帰後の不安はありましたが、知り合いに紹介してもらったバックオフィスの仕事やキャリアカウンセリングを中心に仕事を再開しました。
息子が保育園に入ったタイミングで別のカウンセリングサービスにも登録し、週2日の仕事を2つ掛け持っていました。
ところが、息子が11ヶ月のときに肺炎で入院し、週2日×2社分の稼動を確保するために夜や土日で働くことに苦労をしたため、子ども の状況に合わせてメインで働く場所を1つと、サブで働ける場所をいくつかのスタイルに変更しようと思いました。

<働き方も変化していったのですね。続いて、「暮らし」の面で意識していることは何かありますか?>

Kurashibaという場所にいるものの、暮らし方のこだわりは特にありません(笑)
趣味と言える趣味がない分、私は空いている時間があったら仕事をしてしまうタイプです。
仕事は好きですが、家族に何かあったら仕事が減らせて、ガッツリ働きたいと思ったときは働けるような暮らし方をしていきたいです。

また、趣味があまりないことが最近の悩みなので、何か見つけられたらいいなと思っています。
「この時間がないと生きていけない」「メンタルを維持するために必要」と思えるほど没頭できるものがなく、そうやって打ち込めるものがないのは寂しい人生だなと感じています(笑)
ひとの話をきくことや、悩みやモヤモヤを解決するのは楽しいですが、それを仕事にしてしまったので、尚更「趣味」と言えるものがないのかもしれませんね。

<趣味が仕事になったことによって、趣味が無くなってしまったのですね。
結婚や出産などのライフステージの変化で何か変わったことはありますか?>

大人同士の1対1の付き合いなので、結婚での変化は特にありませんでした。
生まれる前から想定はしていましたが、子どもが生まれたら子どもを優先しないといけない瞬間があるので、変わらざるを得ないのかなと思います。
あとは、子ども が生まれることで夫の見方は変わるかもしれないですね。「子育てを一緒に考える人」という見方になるので、それまでと求めるものも変わってきたなと思います。

<それでは最後に、Kurashibaに関わろうと思った理由やこの先やってみたいことを教えてください! >

同じような空気感の方や、居心地が良いなと感じる人に出会えるのではないかと思ったのと、そういった出会いが自分には必要だなと思ったのが一番大きな理由でした。
あとは、はじまったばかりの場なので色々な実験ができるなところも良いなと思っています。
例えば今、キャリアカウンセリングを実施してみたり、「何かしたい!」と思ったときにできる場があるのは良いですね。

ここで何かをしたい、というよりも、こうやってコミュニケーションをとりつつ新しい人にも出会って、その場で生まれるものが何かあれば良いなと思って関わっています。

<素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!>

執筆:鈴木

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