島根の桜スポット「段部のしだれ桜」。

おはようございます。

昨日は雲南市の掛合町にある「うすの会」さんに会いに出かけてきました。

松江ではもうそこかしこで桜が咲き始めてすっかり春もようですが、掛合の山のほうに行くと景色はまだまだ、全然冬でした。気温7℃…。

お仕事のお願いで出かけたのですが、お手製のシフォンケーキとコーヒーをごちそうになり、1時間半仕事とは関係ない話で時間を費やしてしまいました…楽しかったからいいか。

雲南市は桜の名所がたくさんあり、代表的なのが斐伊川土手沿いの桜並木です。こちらは開花したところで満開まではまだ時間がかかりそう。

昨日は、ちょうど見ごろを迎えているかな、ということで、同じ雲南市の加茂町にある「段部のしだれ桜」を見に行きました。

こちらのしだれ桜は樹齢340年ということで（すごい！）、枝ぶりも見事、花もきれいに咲いていて、ちょうど散り始めといったところ。道路を覆うほどの大きさで、桜のトンネルができていました。

しだれ桜の花、ソメイヨシノよりも可憐で白くて、個人的に大好きなのです。

臨時の駐車場もあり、多くの方が写真を撮りに来られていました。

ちなみに「段部」とはこの桜が咲いている敷地のおうちの屋号だそうです。

これほど大きな桜はそうそうないと思うし、地域の方々によって保全されているのも素敵だし、きっとまちの誇りなんだろうなあ…。

この桜、10年前にも子どもたちを連れて見に来ていて、その時のことをじんわり思い出しました。

10年前の4月初めの「段部のしだれ桜」。全然咲いてないですね～。寒かった記憶があります。

東日本大震災が起きた後で、日本全体が不安の中にあり、遠く離れた島根でも何だか毎日が不安で、そんなときに大きな桜の木を見上げて、ちょっと気持ちがあたたかくなったのを覚えています。

子どもたちは駐車場スペースにあったシーソーで無邪気に遊んでいたなあ…。（おそらく桜はまったく見ていない…。）

というのを昨日「覚えてる？」とLINEしましたが、見事に覚えていませんでした。

幼い頃からいろんな景色を見に出かけているので、印象に残らなかったのかもしれません。

ちょっともったいないなと思いつつ、でもきっとこの桜は来年も再来年も咲いてくれるから、また見に来ればいいや、と思うと、なんだか楽しみが増えたように感じました。

それにしても松江と掛合では景色が全然違っていて、１日で冬と春を一度に感じたような感覚でした！

今後も、美しい風景スポットなどを開拓して、お知らせしたいと思いますので、どうぞお楽しみに。

さて、今日は事務所で発送作業＆事務作業です。3月も残り10日を切りましたね。皆さまもどうぞ、よい1日をお過ごしください。