今日は敢えてのんきなコラム。「散歩と花のすすめ」。
毎週金曜日に更新している「時々、コラム」。今日はえらくのんきなコラムだなあと思われるかもしれませんが、ちょっと肩の力を抜いて読んでもらえたら嬉しいです。
昨日の夜、島根県内でも初の感染者の報告があり、夜に行われた記者会見も全部観て、一晩明けて、思った以上に自分が動揺していることに気づきました。心を落ち着けなければ…と思うものの、同じ場所を何度も消毒してみたりして…「０」と「１」はまったく違うものなんだなあ…と痛感しました。
毎朝、家事を済ませた後、ちょっとだけ庭のパトロールをします。花の写真を撮ったり、草抜きをしたりしてから仕事モードへ移行するのですが、昨日は「ちょっとこのままパソコンに向かうとあんまり良くないかも…」と思い、気持ちを切り替えるためにカメラを持って散歩に出ました。
庭では、桜はもう散り始め。
カリンの花がうす紅のつぼみをふくらませています。
グラウンドカバーのアジュガがそこかしこで咲き始めて、グリーンと紫の競演です。
ブルーベリーも花がたくさんついています。収穫が楽しみだ…。
こちらはワイルドストロベリー。白い可憐な花があちこちで咲いています。
庭を出ると、すぐ隣に神社があります。駐車場沿いの土手には、毎年なぜか大量の白いたんぽぽが咲くんです。
こぼれ種で咲いているのはポピー。
…余談ですが、この花、実家の庭にもたくさん咲いていたのですが（たぶん花が好きな父が種を植えたのだと思うのですが）、小学校の掲示板に貼られていた「この花を見たら警察へ！」というポスターを見て、「…うちは犯罪者なんだ…育てちゃいけない花を育ててるんだ…」と、夜も寝られないほど悩んだことがありました…。父から「あれはアイスランドポピーという花だ」と教えてもらって、へにゃ～となったのを思い出します…けしの花じゃなかった…。
神社は今、桜と青もみじ、そしてツツジと、植物たちがいっそう楽しそうに、空へ向かって誇らしげに枝を伸ばしています。
いつも犬の散歩のときに通る道沿いには、毎年花をつけるアケビが。
最初は「こんなところにアケビの花が！」と驚いたのですが（以前暮らしていた隠岐・西ノ島にはたくさん咲いていました）、この季節の楽しみになっています。毎年ちょっとだけ拝借して（今日は、路地のコンクリートの間から伸びていた野良スペアミントの葉っぱも摘みました）、部屋に飾っています。
カメラを構えていると、ひととき不安も忘れて、リフレッシュすることができました。緑を見るというのも精神衛生上良さそうだし、歩く、という行為も良いのかもしれません。なかなか外へ出られない状況ではありますが、身体を動かすという意味で、お散歩おすすめします。
ちなみに…散歩をしていて見かけた花の名前が分からない、というときにお役立ちのアプリ。
スマホで撮影して、アプリにアクセスすると、名前を教えてくれます。これだけではなくてアプリはほかにもいろいろありますよ。
例えば今の季節、いたるところで咲き始めているのがこちら。
「キンポウゲ」ですね。別名「うまのあしがた」。この名前を聞くたびに「…馬の足型ではなさそうだけど…」と首をひねってしまいますが、この機会に散歩＋花の名前を覚える、というのも楽しいかもしれません。
…今日は、自分の気持ちをフラットにする意味でも、あえてのんびりなコラムを綴りました。どんな状況下でも自分にできることは変わりません。正しい情報を得て、適切に手洗いや消毒をし、ソーシャルディスタンスを守り、栄養のあるものをバランスよく食べて、毎日淡々と仕事をし、ユーモアも忘れない。加えて、自分だけじゃなく家族の健康のために、自分ができることもまだまだたくさんあります。
あすも、その先も、淡々と。と自分に言い聞かせつつ暮らしていこうと思います。皆さまもどうぞ、ご安全に。
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