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時々、コラム。

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1週間に一度程度更新していきます。 島根で活動するNPO・くらしアトリエが考える「未来を見据えた暮らし方」。 明るく、時に凛として未来に向かい、素敵に歳を重ねられる島根でありたい…
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#NPO

ありがとう、さようなら。はたひよどりでの日々を想う。

今日は2021年最後の「時々、コラム」です。 思い返せば…と言ってもすぐに忘れてしまうので、過去の記事を読み返していたのですが、今年もいろいろありました。 5月の「出張シマシマしまね」、そして11月の「しまねの秋の、お楽しみ。」という2つの催し。 「出張シマシマしまね」は予約制でのんびり開催。 「しまねの秋の、お楽しみ。」は本当に久しぶりの予約なしイベントで、うつわの展示あり、選書イベントあり、と、いささか「やりたいこと」を詰め込み過ぎたかな、という感もありましたが、

「本気の田舎」で活動するための心得。合理性だけではうまくいかないこともある。

今日の「時々、コラム」では、地方(田舎)での活動を振り返りつつ、見えてきた自分たちなりの「地域へのかかわり方」について綴ってみたいと思います。 地方で活動したい人、移住したい人に、少しでも参考にしていただければ幸いです。 ※私たちが想定している「地方(田舎)」とは、地方都市とか東京から電車で1時間半とかではなく、一番近いスーパーまで車で20分、公共交通機関はバスが1日2便、当然近くにコンビニはありません、といったいわゆる「ガチの田舎」です。 ◎歩み寄り、相互理解(のため

行儀が悪いけどおいしい。特別感のある食の記憶。

今朝、朝の某番組で鳥取の「板わかめ」が紹介されていました。ご覧になった方、いらっしゃるでしょうか。 マーティンがごはんに板わかめをオンザラ~イス!して食べておられました。 「板わかめ」は鳥取の特産品ですが、島根の特産品でもあります。つまり山陰名産。こうやって「おいしい!」と紹介していただくのはすごくうれしいです。 「板わかめ」をご存じない方に向けて紹介すると、わかめを板状に乾燥させたのが「板わかめ」で(そのまんまですが)、海水の塩分だけで味付けされたシンプルな味わいです

イベント心得…というほどのことでもないけれど。

うつわの直接販売マーケットが終って、2週間が経とうとしています。感染拡大が進んでいる状況で、イベントが終了してもしばらくは手放しで「終わった~!」とホッとすることはできず、ようやく少し安心できつつあるかな…という感じです。 マーケットは当初開催の予定はなく、オンラインだけで開催するつもりだったのですが、「やっぱり直接見て選びたい」という声があったり、オンラインでは販売できない作品があったりしたことから、予約制で開催させていただきました。 予約制でのイベントは、今まで振り返

「好き」を仕事に。× 地域デザイン

くらしアトリエの活動のひとつに、「地域デザイン」、すなわち島根・鳥取を中心に地域で活動する方々を「デザイン」というツールで応援しよう、という事業があります。 NPOとデザイン。両者が交わるところにあるのは、例えば 「念願の新規創業をするのだけど、ホームページのデザインをお願いできませんか」 「ずっとやりたかったお店を開きます。ショップカードを作ってもらえますか」 というような、何か新たな世界に一歩踏み出す、「チャレンジのお手伝い」をする、という意味合いのデザインが多い

プレゼンは苦手。苦手なものを頑張ることで見えてくるもの。

こうして「時々、コラム」を書いている金曜日。 あすは出雲市斐川町の荘原地区というところで、タウンミーティングのコーディネーターを担当するのですが、その中で「地域づくりの心得」的なことを発表させていただくということで、プレゼンの準備もしています。 ■ 今までいろんなプレゼンをやってきました。‥が、一向に慣れません。 プレゼンテーションや事例発表。NPOとして活動し始めて12年、今まで幾度となく、いろいろな場面でプレゼンをさせていただいている私たち。もう慣れっこでしょ?とい

人見知り考 ~『ナナメの夕暮れ』に思う。

最近読んだ本のなかで、ちょっと印象に残っているのが、若林正恭さんの『ナナメの夕暮れ』です。読んだことある、という方も多いかもしれませんね。 著者の若林さんはお笑い芸人であり司会者。日頃ほぼお笑い番組は観ないのですが、たまたまテレビで若林さんが作家さんと対談しているのを観たことがあって、面白い考えの人だなあ、作家さんと対等に小説の話ができるなんてすごいなあ、と思ったことがありました。きっとすごく知識を持ってる人なんだな、と。 若林さんが「人見知り」であるらしいというのも聞い