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0-3歳育児&仕事_生活を楽しむWell-beingタイムマネジメント術

どうせ育児も仕事もするなら、髪の毛ふり乱しながらやるのではなく、子供がくれる色鮮やかな瞬間達を楽しみながら、仕事も家事も進めていく。それがわたしたち夫婦の理想です。

わたしたちがしている工夫をシェアしたいと思います。


0.Well-being 気づきのきっかけ

0-2歳Baby と スタートアップ と わたし
母親 × CXO × 妻 × わたし

私は長女妊娠から2歳になるまで、3年間スタートアップでHead of InnovationのちにCXOとして仕事をしました。

スタートアップは毎日がローラーコースター。嵐のようなスタートアップでの仕事は本当にストレスフルでした。

それに加え、長女は友達もお医者さんもドン引きの短気Babyでした。「この子はとても短気で怒りやすいので、ご両親は忍耐強く接してください」と、会う全てのお医者さん看護師さんに諭されました。そんなこと言うんだ、とカルチャーショックも受けましたが、お医者さん達が言うように実際大変でした。(おとなしい次女に比べると尚更、長女は感情の起伏が激しい子なんだと再認識しました。)

それでも3年のスタートアップでの仕事や、その後のアアルト大学での学業と育児を両立できたのは、きちんとした生活習慣を家族全員でつけ、仕事を効率よく進め、生活を楽しむ努力をしたからだと思います

8時間しっかり睡眠をとり、8時間以内できっちり仕事を終え、残りの時間で幼稚園のお迎え、料理、食事、お風呂、掃除洗濯片付け、読書、夫婦の会話をする。

別の言い方をすると、きちんと料理をして健康的な食事をし、掃除をして家を整え、自分の精神的健康の為に趣味の時間も作り、集中力やパフォーマンスの為にしっかり寝る。これがSustainableでWell-beingな生活だと思っています。

当たり前に聞こえるかもしれませんが、日常の忙しさの中で当たり前の基本ができない人は現代人には多くいるのではないでしょうか。

1.全てをルーティーン化すべし

繰り返しの行動は、もはや考えなくても身体が勝手に動くようにする。

「さきさん、テキパキと動くね」と良く言われます。

頑張ってテキパキ動いているわけではなくて、ピアノを弾く時に勝手に指が動いていくように、身体が動きを覚えていて、自然と動いている感覚です。

そのために普段わたしたちが努力していることといえば、その繰り返し行っている行動を頻繁に分析して、もっと効率よく出来ないか小さな改善をすることです。それは家電など役に立つアイテムを手に入れることだったり、料理の為のスパイス棚を作るなど行動に合わせて空間を整理するなどです。

子供に生活のリズムをつけさせ、子供に無理なく予定を組む。

3歳の長女も7カ月の次女も、生活のリズムがしっかりついているので、ミーティングや友達とのランチなどスケジューリングが楽です。

食事、遊び、排せつ、お風呂、睡眠のリズムが整っていると、子供にとっても生活が楽ですし、親にとってもストレスフリー。なぜなら、子供の機嫌が悪い時に「お腹がすいてぐずってるんだな」「あ、もうすぐ寝る時間だな」と予想できるので、適切に対応出来るからです。

2.赤ちゃん・子供のタイムスケジュールはジーナに習うべし

ジーナ式寝かしつけで、赤ちゃんの昼寝の間、2-3時間働く時間を、高確率で確保できる。

長女も次女もジーナ式です。下は次女の2か月の頃の睡眠時間記録。すでに2か月で、だいたい19時から7時までまとまって寝れるよう、睡眠のリズムが整っていました。

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朝寝、昼寝のリズムも整ってくると、それに合わせてミーティングや歯医者などの予定を入れることができます。

実際にスタートアップでの仕事は、ミーティングやブレストの時間をなるべく赤ちゃんの朝寝・昼寝の時間とかぶるように調整していました。

「ジーナ式寝かしつけ」「タイムスケジュール」でGoogleすると、既に試した多くの方達が、その体験談をブログに書いており、なかには丁寧にスケジュール表を作っている方達もいるので、本を買わずとも実践できます。おすすめです。

3. パートナーとの時間もGoogle Calendarに予約すべし

これからの人生を最も長く共にするのは、「子供」ではなく「パートナー」。

小さい子供の育児中は生活が大変で、パートナーとの相互理解や協力が絶対に不可欠。人生を楽しく過ごすために、育児・仕事・自分の趣味の時間はもちろん大事ですが、わたしは大切なパートナーを思いやる時間を意識して持とうとしています。

しかし、そうは言っても実際には意外と難しい。育児・仕事・家事を両立する為に、つい削りがちなのが、睡眠時間とパートナーとの時間。

そうすると、イライラすることが増え、望まない衝突が増えてしまいます。疲れていると、話すよりもスマホを見るのが楽だったりしませんか。

そこで、わたしたちは寝る前の30分を「夫婦の時間」と事前予約して、時間になったらアラームを鳴らし、ソファに集合していました。(笑) 「ちょっと話そうよ、一緒にソファーに座ろうよ」と素直に言えない時に、試してみてはいかがでしょう。

4. 買い物しない。料理は30分。1週間のメニューを2種類作るべし

我が家は30分クッキング。冷蔵庫開けてパパパっと作る。

30分以上料理に使いたくない。それでも美味しく健康的な食事がしたい。これは我が家のポリシー。

料理を楽にするためにやめたこと。買い物。オンラインで買い物して、家まで届けてもらっています。これでセーブできたこと:①家⇔スーパーまでの交通費(バス)×時間 ②大きな荷物と子供を連れて動くための体力の消耗。

オンラインの買い物を早くするために作ったこと。1週間メニュー。我が家は基本的に料理をすることは好きだし、おいしい食事がしたいので、簡単で美味しいレシピを調べてはOneNoteで共有しています。そのレシピの一覧からいくつか選んで、1週間何を食べるか表を作りました。そうすると、オンラインの買い物で、買いすぎたり、足りなかったりすることがなくなりました。

マンネリ化しないためにしたこと。1週間メニューを2種類作成。毎週同じ食べものを食べると飽きるので、1週:フィンランド・和食・イタリアン、2週:中東・地中海・タイ料理、などテーマを決めて作りました。今でもレシピを少しずつアップデート中。

具体的に夕食は30分で、主食(米、パン、パスタ)+おかず(サーモン、鶏肉、豆類)+野菜(スチーム、オーブン、サラダ)+たまにスープ(味噌汁、ポタージュEtc)作ります。最近は子供二人見ながら辛いので、なるべく多めに作って作り置きを増やすことで、15分Cookingを目指しています。

5. 掃除は機械に頼るべし

毎日掃除するのは、キッチンとダイニングのみ。あとはお掃除ロボットにおまかせ。

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我が家は掃除は週に一回、お掃除ロボットに掃き掃除+拭き掃除してもらいます。ロボットを購入してから気が付いたことですが、ロボットの方が私より断然たくさん埃を見つけてきて、しっかり掃除してくれます。自分で1時間以上かけて掃除していたことを考えると、時間も浮くし、部屋も綺麗になって嬉しいです。

その代わり、汚れやすいキッチンとダイニングを、食事の後に掃除すれば良いだけで、家をきれいに保ちやすくなりました。

トイレ掃除や他の掃除は、夫婦で気が付いた時にささっとやるようにしています。

6. ミニマリストな生活。家は、やりたいことに集中できる環境にすべし。

必要なモノが、パッと目に入ってくる部屋づくり。

67㎡、4人家族。決して大きなアパートではないですが、よく広く見えると言われます。

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部屋が散らかっていると、ノイズが多く脳が疲れてしまいます。また、所有しているモノが多いと、散らかりやすくなります。そこで、わたしたちは長女が生まれる前から、定期的に断捨離をしています。

家は人生の中で最も多く時間を過ごす空間。家が整っていなければ、頭の中も心も落ち着かなくなります。

家をやりたいことに自然に集中できる環境にしたい。キッチンは料理を楽しむ場所。ダイニングは食事や会話を楽しむ場所。デスクは作業に集中する場所。リビングはリラックスしてぼーっとしたり本を読む場所。それぞれの場所で何をしたいか明確にし、それに邪魔なモノを徹底的に排除します。

そうすることで、モノを探したり、何から手を付けたらよいか悩んだりすることに、脳を使わずにすむ。逆に、料理を美味しくするクリエイティビティに、食事での会話に、本のストーリーに、娘達を笑わせるために新しい遊びに思いつくことに、脳を使うことができます。

7. 8時間睡眠、8時間仕事、8時間自由時間。実際のタイムスケジュール(3人家族&4人家族)

男女平等の国、フィンランド。父親も母親も仕事をして、家事も分担します。父親が夜の22時に仕事から帰ってくる、ということはありません。

下は、長女1歳~2.5歳まで、わたしもパートナーもフルタイムで働いていた時のスケジュールです。

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特にパートナーは8時間睡眠を死守していました。(わたしは睡眠時間を削って仕事をすることもありましたが、それはスタートアップという特殊な仕事だったからだと思います。)

幼稚園は17時まで預けれますが、16時半以降までいる子供は0です。なので、15時45分にはオフィスを出て迎えに行っていました。パートナーの上司は、朝の6時から働いて14時には職場を出て、子供と遊んでいたそうです。

長女の幼稚園送迎とお迎えは、夫婦でそれぞれの仕事のスケジュールに合わせて交代しました。それに合わせて、夕食作りや掃除、長女のお風呂や寝かしつけも交代していました。そうすることで、リフレッシュすることができました。

またお互いの気分、「ちょっと今疲れてるから、家事の方をしたい」という時も、お互いを思いやって調整していました。

長女は1歳半から22時前後に寝ることが多く、「寝てくれよ!!」とイライラすることも頻繁にありました。しかし、生まれた時から睡眠時間が平均より短い子だったので、ショートスリーパーなんだと理解して、諦めました。無理やり寝かすより、その子の性質なんだと受け止めた方が、精神的に楽です。

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上は現在のスケジュール。

次女が生まれた時期とコロナが流行が重なりました。幼稚園もしばらく行けなかったので、夏まで長女も家にいました。パートナーがほとんどリモートで仕事をするので、次女が生まれた後の変化は、家事が圧倒的に多くなったことでしょうか。

コロナですし、今回は次女が1歳半になるまでゆっくり育児休暇を取ります。なので、仕事との両立には参考にならないかもしれないですが、次女が1歳半になるまで、上のようなスケジュールが続くと思います。

自分の作業をがっつり出来るのは、次女の朝寝・昼寝合計で2~3時間程度。その間に修士論文の準備をしたり、スマートシティ・都市計画・サスティナビリティについて勉強したり、ブログにアウトプットします。

工夫していることは、家事に次女を巻き込むことでしょうか。洗濯物をたたむのを遊びにする。片付けるのも遊びにする。家の中のプロジェクトを赤ちゃんも楽しめるように意識してます。そうすることで、自分の自由時間をなんとか確保しています。

8.What is today's little adventure? 毎日に小さな冒険を。

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今日の小さな冒険は何にしようか?

最後に、毎日を楽しく過ごすために、家族でよく話すこと。今日のわたしの小さな冒険について。

キノコを見つけた。海を見に行った。森でベリーを見つけて食べた。クッキーを作った。積み木でお城を作った。ゴミを拾って捨てた。

美術館に行って新しい作品を見た。新しいカフェに行ってみた。近所の人と話してみた。美味しそうなベーカリーを試した。近くの島に行ってみた。

些細なことでも、新しいこと、やってなかったことは、近くに意外とたくさんあるもの。それを意識して毎日してみる。すると生活の中で楽しみを見つけることが習慣化すると思います。

上の写真は幼稚園の帰り道。森の移り行く景色を毎日楽しみながら、家に帰っています。それだけでも今日のLittle adventure。


Well-beingな生活は、いかに毎日を楽しむか、そして楽しむために健康的な生活リズムを身につけるかが大事なのではないかな、と思いました。






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