クラシコム『カンブリア宮殿』出演!初のTV密着ドキュメンタリーの撮影現場立ち会いで広報担当がハッとした3つのこと。
こんにちは。クラシコムの広報担当 馬居(うまい)です。
2023年4月13日(木)、テレビ東京「カンブリア宮殿」にてクラシコムの特集が放送されました。これから4月27日(木)23:54 までの1週間限定で、TVer・ネットもテレ東にて無料配信されますので、その撮影の裏側をお届けしたいと思います。
はじめてのテレビ撮影、広報担当の仕事は?
広報はまず何をしたら……?
本格的に広報活動を始めて約1年半。もちろん密着ドキュメンタリー番組への出演は初めての経験です。
撮影が始まる前、これから一体何が起こるのかわからない不安の中、一旦落ち着こうと代表の青木と話したのは、
「とにかく普段の働く姿を見てもらって、こういう人たちが作ってるんだな、悪い人たちではないな、と感じてもらえたらそれでいいよね。だから、とにかくみんなには『いつも通りでいてくれたらそれでいい』と伝えるようにしよう」
ということでした。
そこで、まず隔週でオンライン開催している全社員参加の会議で、青木や店長の佐藤からカンブリア宮殿の取材が決まったこと、それぞれがどう思っているかが伝えられた後、広報からはとにかく「普段の姿」を見せてもらえればそれで大丈夫、もし私からのリクエストが実像と違うのであればいつでも言ってほしい、などと伝えました。
そんなふうにスタッフたちに「いつもどおりにいれば大丈夫!」を伝えてみると、少し緊張がほぐれたことに加えて、社内全体でふわっと楽しみにする空気が広がったように思います。
そして、撮影が始まってからも、社内チャットで現場の写真をシェアしたりと、みんなで楽しみながら進めることによって、突飛な調整が発生してしまっても、なんとかこうにか、みんなで協力してスムーズに進めることができました。
撮影が始まってみると……?
実際、今回広報として行ったこととしては、制作の意向を伺いながら、撮影場所を提案し、もろもろ調整して、撮影現場に立ち会いました。私たちの回においてお客さまの取材は、カンブリア宮殿さんが独自で行ってくださったので、私が立ち会ったは、青木・佐藤を含むスタッフの取材現場です。
取材現場では、初めてテレビカメラが入るところばかりだったので、もちろんスタッフは緊張してはいましたが、それでもみんな一様にいつものように真摯に仕事に向き合っており、普段は私もなかなか全ては見られないみんなの働く姿を、直に目撃できたことが、今回一番嬉しかったことかもしれません。
ただその一方で、私自身は現場で立ち会いながら、あれこれ戸惑ってしまうことも。
そこで、今日は、もしも……、もしも、またこんなチャンスが訪れるのなら気をつけたい、TVドキュメンタリー撮影中に起こった、3つのハッとした出来事についてまとめておきたいと思います。
とても拙い、取るに足らない気づきかもしれないのですが、こんな感じで撮影してたのね、と裏側を覗く気持ちで楽しんでいただけると嬉しいです。
撮影現場でハッとした3つのこと
ハッ、ここにいればいいんだ
クラシコムの事業である「北欧、暮らしの道具店」は、D2C運営だけでなく、コラム、映像、音声などさまざまなコンテンツを発信しています。そこで、今回はさまざまな制作現場に密着していただきました。
そこで私が苦戦したのが、映像に自分が映り込まないこと、撮影の邪魔にならないことです。
特に気を遣ったのは、私たちがYouTubeで公開している映像の制作現場です。映像を撮影している映像を撮影する、ことになりますので、常にカメラ2台が違う箇所を撮影している状況になり、その分、邪魔になる確率が倍になります。
カンブリア宮殿のカメラさんは、台本もない中で、その場に合わせて縦横無尽に動かれるので、最初のうちは自分がどこにいるべきかわからずあたふた……。
見かねて、ディレクターさんが優しく「私たちの後ろにいてください」と教えてくださいました。
ハッ、ここにいたらいいんだ、と定位置がわかってからは、必死でカメラさんのうしろについて、余裕があるときは記録写真をパシャパシャ撮ることができました。
そして動画制作現場の他に大変だったのは、歩きながら話すシーンです。冒頭で代表の青木が、国立の街を歩く撮影でのこと。
カメラさんの後ろに回り込むと通行の妨げになりそう、とはいえ青木の前にも後ろにも入るわけにもいかない…と、ひとりで静かにパニックに。
結局途中で諦め、遠くから見守りながら追いかける方法を選ぶことに。
この後、歩くシーンの撮影は常に遠くから見守ることにしたのでした。
ハッ、見るだけじゃわからない
そして、もうひとつ撮影が始まってハッとしたのは、会議の撮影などは特に、ただ見ているだけでは意味のわからないことも多いということ。
その中でディレクターさんたちは、私たちにとって大事なコアは何なのか、どうすれば視聴者の方にそれが伝わるかを考えていらっしゃいました。
そこで、現場では私も常に状況を見ながら、ディレクターさんの質問に答えたり、ここは大事だなという箇所では、「今話してるのはこういうことです」「先日青木が話してたのがこれです」などと補足をしながら撮り進めました。
そういった流れで撮影が進んでいったので、ついディレクターさんが撮影対象のスタッフに質問をした際にまで、「それはですね」と私が話し始め、ハッとした顔をするディレクターさん、その顔を見てハッとする私、察しの良いスタッフが代わって話し出す……なんてことも。
ついつい説明しちゃう癖がついてしまい、ハッとした瞬間です。
ハッ、揃ってる!
最後にもうひとつハッとしたことは……、“いつもの姿”の撮影が進んだ何日目か、「北欧、暮らしの道具店」の企業マーケティング支援「BRAND SOLUTION(ブランドソリューション)」でクライアント企業さんを訪問して企画提案をする撮影の日のことです。
まずは朝、2人の担当スタッフと待ち合わせをし、現場に向かうシーンを撮影しようということに。
何事もなくカットがかかり、二人に近づいてみると、なんだか様子がおかしい。
どうしたのかしらと尋ねてみると、おもむろにコートの中身を見せられ……、なんと二人とも青のストライプのシャツを着ている!
自然体が仇に……!
もしも次のチャンスがあるのなら……これはちょっと可愛いのでそのままでもいいかもしれませんが、一応ここに記しておきたいと思います。
放送後の反響は?
スタッフ・お客さまの反応は……?
と、広報対応はちょっと焦ってしまうこともありましたが、制作スタッフのみなさんはいつも真摯に丁寧に接してくださり、私たちのいつも通りの風景や、素晴らしいお客さまの姿など、1時間の中にものすごい情報量が詰まった映像に仕上げてくださいました。
放送後は、社内チャットは大盛り上がり。スタッフはみんな何よりも、普段は見ることのできない素敵なお客さまたちの姿が衝撃的だったようです。あとは、卵焼ききれいに焼けたね!回想イラスト面白かった……など、とても楽しく感想を伝え合いました。
そして、翌日は急激なアクセスに耐え、どしんと構えてくれたお店とそれを支えたテックチームに拍手がおくられました。
放送前は、新たに私たちを知ってくださる方にどう思われるだろう?と緊張していたのですが、実際放送をされてみると、何よりも既存のお客さまや取引先の方々から私たちの解像度を高めてくださったという反響が大きく、なんだかみなさんとの絆を一歩深めたられたような不思議な心持ちです。
そして、広報としても、制作の皆さんと一緒に、どうすれば私たちのことが伝わるだろうと考え、提案して、調整して、一緒に目撃したこの数ヶ月の日々は、かけがえのない学びになりました。
貴重な経験を本当にありがとうございました!
ご出演いただいたみなさま、制作スタッフのみなさま、そのほか各所でご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
そして、こんな機会をいただけるまでに、私たちに関わってくださった方々、今回放送を楽しんでくださったみなさまにも心から感謝申し上げます。
ぜひ、まだご覧になっていない方はこの機会に覗いてみてくださいね。
配信情報
■カンブリア宮殿見逃し配信
放送内で登場したコンテンツ・商品
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?