倉沢学

俳優兼ライターの元お笑い芸人。猫を飼っているため常に服が毛だらけ。釣りが趣味。http…

倉沢学

俳優兼ライターの元お笑い芸人。猫を飼っているため常に服が毛だらけ。釣りが趣味。https://twitter.com/kurasawa_gaku

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  • コントロード

    この物語は、僕がお笑いコンビ「ツィンテル」として活動していた頃にブログ連載していた、コンビ結成から解散までを事実7割・創作3割の割合で描いた物語を改訂したものです。この割合は僕のバイブルである「まんが道」形式ですので、タイトルも「コントロード」としています。そうです。僕は過去を振り返るのが嫌いじゃない性質なんです。

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コントロード 第一話「相方との出逢い」

※この物語は、僕がお笑いコンビ「ツィンテル」として活動していた頃にブログ連載していた、コンビ結成から解散までを事実7割・創作3割の割合で描いた物語を改訂したものです。この割合は僕のバイブルである「まんが道」形式ですので、タイトルも「コントロード」としています。尻切れで未完だったので、noteで気が向いたら続きを書こうかと思います。どこからか有料にするかもしれません。そうです。僕は過去を振り返るのが嫌いじゃない性質なんです。 幼少期から自分の親の世代が熱中したものに憧れていた

    • 「コントロード」について

      noteを久しぶりに、極めて久しぶりに書いている。 家で一人で酒を飲み、なんだかどうしようもない気持ちになって書いている。 コロナ渦で家に引きこもっていた頃、このnoteというメディアを知り、たまにライターの仕事なんかをやって時間があった僕はのんびりと勉強のために始めたのだった。 色んな記事を書いてゆく中で、ああ、そういえば過去にブログで芸人時代の結成秘話みたいなものを書いていたなあと思い出し、いくつかの記事の中に一つぐらい続き物があっても良いかと再開した芸人時代の結成

      • コントロード 第五十七話「いつまで学べば良いのだろう」

        役者になりたい。 初めてそう思ったのは小学校高学年の頃だった。 なりたい、というか、自分は役者になるものだ、とずっと思いこんで生きてきた。 僕はいつだってどちらかといえば目立つ方のタイプではないし、口数も決して多い方ではない。 そんな僕が幼少期に親戚がやっていた日本舞踊の教室に通い、初めての舞台を踏んだ時、身長がとても低かったため(僕は生まれてから今日までずっと小さい)、「あの子はまだあんなに小さいのにとっても上手ね」とお客さんからえらく褒められた。それに気を良くした

        • コントロード番外編 「さらばアンデス」

          元相方のセトからLINEが来た。 解散してからも僕らはわりとよく連絡を取っている。 共通のお笑いや演劇関係の知り合いが多いこともあって、なんやかんやでセトの出る公演の脚本を書いたり演出を頼まれることが多かったからだ。 そうして久しぶりに会うと、勝手知ったる仲だし、二人でやっていた頃よりもどこか気楽に会えるし、なんなら今までで一番仲良くやっているかもしれん。 ところで突然のLINEは一体何の用かと思ったら、そこにはひとつのWeb記事のリンクが貼られていた。 喫茶アンデ

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        コントロード 第一話「相方との出逢い」

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          コントロード 第五十六話「恵比寿の恋の物語」

          内村さんの舞台を手伝わせてもらって、初めて解散を意識するほどずっと抑えていたお芝居への熱い想いに気づかされてしまった僕。 そんな僕が五年ほど前までやっていた「ツィンテル」というお笑いコンビの結成から解散までを、事実7割、創作3割の割合で書いているのがこの「コントロード」だ。 最初の方にも言ったが、このタイトルは僕の愛読書である藤子不二雄Ⓐ先生のマンガ「まんが道」から来ている。事実7割創作3割というのも「まんが道」の解説かなにかで先生が言っていたことだ。「まんが」を「コント

          コントロード 第五十六話「恵比寿の恋の物語」

          自分でもひく程noteをサボってしまった

          ひいている。 自分にだ。 前回の6月初めの投稿でようやく目標の100日連続投稿が終わった。1週間ほど休んだら週に2回くらいの投稿を再開しようと思っていたら、気づけばもう8月になろうとしている。 ほぼ2か月noteを書かなかった。 ブログ的なものはいつもこうだ。 書かなかった間に一体何をしていたのかと言えば、たしかにドラマの撮影などもあった。リモートドラマだったり、ようやく動き出したテレビの撮影もあった。あるにはあったが、到底「撮影で忙しくってnoteどころじゃないよ

          自分でもひく程noteをサボってしまった

          note100日連続投稿してみて思ったこと

          こんばんは。 倉沢学です。俳優やライターをやっています。5年前まではツィンテルというコンビで芸人をやっていました。 Webライティングの勉強にnoteを始めるにあたって、とりあえず自分に課していた「100日連続投稿」が本日無事に達成されます。 Webライティングの本やブログなどでよく言われる「とりあえず100日書いてみろ」を実践してみたわけですが、色々と思うところがありましたので記しておきます。 連続投稿は筋トレと思え今後は不定期での更新とする。 なぜならしんどいか

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          コントロード 第五十五話「優しすぎて困る人~いとうあさこさん~」

          この人のことも書かなければなるまい。 いとうあさこ先輩。 あさこ姐さん。 あさこさんは、ちょうど僕らがマセキに入る前くらいからレオタードを着た南ちゃんのネタで大ブレイクした大先輩で、最初のうちはライブでも何度かご一緒した。 その後は前にも書いたように前説の仕事をやっていた僕らがあさこさんに会えるのは番組の収録前となった。 あさこさんに会えるのは当時は「ヒルナンデス」と「メレンゲの気持ち」で、楽屋にご挨拶に行くといつも楽しく話してくれてご挨拶に行くのが楽しみだった。

          コントロード 第五十五話「優しすぎて困る人~いとうあさこさん~」

          イギリスで運転免許を取った話

          僕は18歳から19歳の1年間をイギリス・ロンドンで過ごした。 留学、と言えば聞こえはいいが、実際は語学学校で英語を学び、あとは飲んだり食べたり旅行をしたり少し習い事をしていただけでお世辞にも立派な留学生とは言えなかったが、ひとつだけ40歳を超えた今になっても役立っているものがある。 それが自動車の運転免許だ。 僕は留学中にイギリスで運転免許を取得し、その免許を現在も使用している。 このイギリスでの運転免許取得、日本とは異なる部分が数多くあるので説明をしてゆく。 イギ

          イギリスで運転免許を取った話

          コントロード 第五十四話「明るすぎて怖い人~与座よしあき先輩~」

          解散について考え始めた僕だが、芸人時代の回想録を進めてゆくうえで、触れずにはおけない先輩がいる。 与座よしあきさん。 与座さんは、元々ホーム・チームというコンビをやっていて、相方の檜山さんと与座さんはたしか僕らがまだマセキに入る前にもライブでMCだったので絡ませてもらったことがあった。 まだまだ平場の立ち居振る舞いがわかっていなかった僕らに、舞台裏のベンチで檜山さんが 「なんでも良いから前出てこい。そしたら俺らがなんとかしてやるから」 と言ってくれて、ものすごく頼り

          コントロード 第五十四話「明るすぎて怖い人~与座よしあき先輩~」

          正解のわからないレシピ【シュクメルリかと思ったらシュトゥルクリだった話】~クロアチア料理~

          はじめに言っておくが僕はこの料理を食べたことがない。 だからこのレシピはなんの参考にもならない。 でおなじみの(どこでおなじみなのかはしらんけど)「正解のわからないレシピ」シリーズ第7弾。 今日はGoogleMapを見ずに開き、ダーツの旅形式で適当に指をさして当たった所の料理を作ろうと思った。 指した場所はクロアチア。 クロアチアと言えば僕の知っている情報はかつてACミランで活躍したボバンや、現在レアルマドリードに所属するモドリッチなど数人のサッカー選手くらいだ。

          正解のわからないレシピ【シュクメルリかと思ったらシュトゥルクリだった話】~クロアチア料理~

          コントロード 第五十三話「舞台を降りて流した涙~内村さん舞台お手伝い⑥~」

          ずぶ濡れで重い舞台美術のバラシを終えた。 楽屋に戻ると、そこにはもう僕たち以外は誰もいなくなっていた。 打ち上げの店の予約時間が迫っており、キャストの方や主要スタッフさんがいなければ打ち上げは始められない。荷下ろしがあったり、資材をトラックで運搬するためのスタッフさんは打ち上げに出られないか出られたとしてもかなり遅れて参加するというのは舞台の世界ではよくあることだ。 今回は僕らもバラシを手伝っていたのだから当然である。

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          コントロード 第五十三話「舞台を降りて流した涙~内村さ…

          コントロード 第五十二話「舞台を降りて流した涙~内村さん舞台お手伝い⑤~」

          内村さんの代役は楽しかった。 楽しすぎるほどに。 だけど、実は不満もあった。

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          コントロード 第五十一話「舞台を降りて流した涙~内村さん舞台お手伝い④~」

          稽古は毎日楽しかった。 演劇熱が完全に再燃した僕は内村さんの代役という大役を仰せつかって、この上ないやりがいを感じていた。 ところで、今回の話ではこの舞台についての余談をふたつ。

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          コントロード 第五十一話「舞台を降りて流した涙~内村さ…

          今日は

          ちょっとお仕事が入ったのでお休みしまーす。 すみません。

          コントロード 第五十話「舞台を降りて流した涙~内村さん舞台お手伝い③~」

          第50話という節目となり、ここまで無料で書いてきたのであれば有料化する権利はあるのでは?と助言を頂いたこともあって、本日より最終話までか、または本日のみかわかりませんが、今後「解散編」とでもいうべき「コントロード」を有料記事とします。 舞台「ボクの妻と結婚してください。」。 物語上キーとなる内村さんの妻役は木村多江さんだった。 多江さんは僕らのようなお手伝いの若手でもスタッフでも、すぐに名前で呼んでくれて、めちゃくちゃに感じが良く、演技も素晴らしくて、それはもうとんでも

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          コントロード 第五十話「舞台を降りて流した涙~内村さん…