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アイヌ刺繍の継承

コラム487:アイヌ刺繍の継承

 手芸なら何でもやる方の私なので、刺繍もせっせと(老眼鏡をかけて)します。本を手に入れて、アイヌ刺繍にもチャレンジしています。フランス刺繍的なものや、アップリケ刺繍的なものなど、幅広い技術があり、楽しんで取り組むことができます。

 ただ、アイヌ刺繍の本は限られていて、図案が少なくなってしまうのが難点です。つまり、過去の作品から図案をコピーすることは可能なのですが、着物全体を作製するわけではないので、一部のコピーや、オリジナルのまねっこの図案になってしまいます。

 幸い、技能は、YouTubeでいくつか詳しく紹介してくれていて、見よう見まねができます。

 本物の図案には、魔除けなどの意味があり、地方によっても全く違うので、素人のまねっこは、意味が異なってしまいます。

 技術の伝承は、本当に大切なことなので、アイヌの人だけでなく、私のような外部の素人にも分かる伝承方法を確立することが大切だと痛感しています。

 まずは、書籍、それから映像、デザインのアーカイブが必須だと思います。かなり実現できているので、他の日本の伝統技能についても、積極的に継承する努力が必要なのだと思いました。

以上

クララ

2023年5月25日

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